クロガネモチ(黒鉄黐)の育て方

科名 | モチノキ科 |
属名 | モチノキ属 |
学名 | Ilex rotunda |
別名 | 黒鉄黐 |
水やり | たまにやる程度 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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クロガネモチ(黒鉄黐)とは?

自生地では樹高20m、庭植えでも10mに育つことがあります。明るい場所を好む。ソヨゴに似ています。春(5月)に花を咲かせ…

春に新芽が出て、古い葉が落ちます。なので春にいっせいに古い葉が落ちてビックリしますが生理現象です。
鳥が実を食べて、種子を落とすことで増えるのですが、クロガネモチの枝に止まってその場で落とすので、周囲でポコポコ発芽してしまいます。邪魔。種子から育てて実がなるまでは10年くらいかかります。
樹高10m〜20m
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水やり

ただしクロガネモチは少し湿潤な環境を好みますので、あまり乾燥するようであれば水をやります。水が不足すると落葉時期(春)ではないのに落葉します。サインとして覚えておきましょう。
肥料

植え付け・植えかえ・種蒔き
時期・苗
暖地であれば春から秋に掛けての時期ならいつでも問題ありません。寒さに弱いので冬を外しているだけです。雌雄異株でメス木だけ結実し、オス木がなく、メス木のみで結実します。ちゃんとメス木を植えましょう。また斑入り種もあるので、こちらも考えてみましょう。
用土
植え付け用土は赤玉土6腐葉土4を混ぜた用土を使うか、花と野菜の培養土を利用します。肥沃な土を好むので、痩せ地ならば堆肥を混ぜておきます。それほど気にしなくても育ちます。庭植え

クロガネモチは移植に強く、割と大きな株でも植え付けは簡単です。
管理場所・日当たり

冬
若干寒さに弱いので、寒風が強い場所は避けます。あまりに寒く、乾燥すると常緑樹なのに落葉します。これは環境がよくないですが、だからといって枯れているわけでもなく、環境が悪いから葉っぱを落として負担を減らしているだけです。春になって芽吹くなら、問題ないです。
ちなみにどちみち春に古い葉は落ちてしまうので、同じことです。
関東北部でも越冬する。ただし、強い寒風が通り抜ける場所だと寒さ(と乾燥)で枯れるかもしれない。
剪定
クロガネモチの花芽形成は6月で、花が終わってスグです。しかし実がなるのが秋で、その実の鑑賞時期が長く、剪定しにくい。結局いつ剪定しても花芽を落としてしまいます。そこで、剪定の時期はこれという適期は無く、いつでもいいので邪魔な枝を落として風通しをよくする程度にとどめます。
ちなみに、芽吹く力が非常に強く、強剪定をしても枯れることはありません(回復までは時間がかかるけど)。気にせず剪定しましょう。
病害虫
ほとんど発生しないが、風通しが悪いとアブラムシ・カイガラムシといったよく見かける害虫が発生しはじめますので、剪定して枝をさばいて風通しをよくしましょう。アブラムシ・カイガラムシが発生すると、その排泄物に黒いカビが生える「スス病」も発生しますので、剪定し、発生したら早めに薬剤で駆除します。特徴・由来・伝承
