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ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランスの育て方

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ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランス
目次
ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランスとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
挿木で増やす
管理場所・日当たり
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランス
科名
ゴマノハグサ科
学名
Zaluzianskya capensis
別名
ナイトフロックス・ミッドナイトキャンディ
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランスとは?

ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランス:ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランスとは?
ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランス(=ミッドナイトキャンディ)はゴマノハグサ科多年草(日本では一年草扱い)の南アフリカ原産のザルジアンスキア・カペンシスの1品種。ミッドナイトキャンディという名前でも流通している。夕方から花を開き始めて、夜に白い花を咲かせ、甘い香りを漂わせる。昼間は画像のようにつぼんでいる。

ザルジアンスキアには他に「ザルジアンスキア・オヴァタ」がある。こちらは斑入り品種がスイートフレグランスとして流通している。こちらも同様に夜に甘い香りがする。

春先に店先に並んだものを、ベランダやお庭に植えて、春に咲き、夏には暑さで消えてなくなると考えてください。一年草タイプと多年草タイプがありますが、多年草でも日本の暑さには弱く、枯れてしまいます。

寒さには一定の抵抗がありますが、霜にあたると枯れますので、ある程度温かくなって霜が降りなくなってから植えるか、ベランダなどの軒下で管理してください。

種まきは9月~10月ですが一般的にはしません。

夏を越して何年か生育するのですが、株の寿命が短く夏越ししても甲斐がありません。また「夏越ししやすい」とラベルに書いてある品種でも大変です。一年草と割り切るのが吉。
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水やり

土が乾いてから、水をタップリやってください。春以降の生育期には水をよく吸い上げて、水切れがおきやすくなります。

肥料

鉢植えの場合で、生育しているなら薄い液体肥料を秋に一回やるといいですが、肥料が多いと花が減るので様子を見て調節してください。夏の暑さに弱いので6月以降は肥料はやらないでください。秋に種まきして冬の寒さに慣れて強い場合は、冬も生育していることがあるので、そういう場合は秋〜冬も肥料をやります。

庭植えなら肥料は不要です。よほど生育が悪い、もちくは痩せ地であれば肥料を少量やってください。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

種蒔きは秋ですが、一般的には春に苗を植えます。

用土

市販されている花と野菜の土で植え付けをするか、赤玉土腐葉土4を混ぜたもので植え付けをします。夏越しを目指すならば、水はけのよい山野草の土を使います。
肥料はさほど必要なく、肥料が多いと花つきが悪くなります。

種まき

花をそのままにしていると種子ができます。これを採取して乾燥して保存しておきます。この種子を来年の中間地暖地では秋、寒冷地では春に種まきすると増やすことも可能です。小さな薄黄色の種子です。種まき用の土にまいて、土を軽く被せて日陰で乾燥しないように管理していると発芽します。

発芽したら日光にあてて、薄い液体肥料をやります。本葉が5枚になったら鉢や庭に植え付けます。

挿木で増やす

ザルジアンスキア・ムーンライトフレグランスは挿木で増やせます。9月〜10月に涼しくなってから行います。枝を切って、葉っぱを2枚か3枚残して、赤玉土単用に挿しておくと2週間ほどで発根します。発根して新芽が出てきたら、土に植え付けます。斑入り品種は種子で増やすと親株の性質を受け継がないため、斑を残したいなら挿木で増やす必要があります。

管理場所・日当たり

日当たりで管理してください。夜に開花するので、夜に「見やすい場所」に植えたり、管理場所を選びましょう。もったいないです。

本来は冬の寒さにはある程度の抵抗性があり、霜に当たるくらいでは枯れない。凍結しただけでは枯れない。ただマイナス5度以下のキツイ寒波が来ると枯れる。ガーデンシクラメンに近い感じです。寒い地域では霜除をする必要があります。

ただ、春に出回る苗は温室栽培されていて、上記ほどは寒さに強くなく、霜に当たると枯れこみます。凍結にも弱い。春の苗は霜に当てないような場所で管理します。

夏越しさせる場合は、夏前に剪定して風通しをよくしてから、涼しい半日陰か日陰で管理します。夏越しは出来なくはないのですが、株が乱れること、と株の寿命が元々短いので、一年草と割り切った方が気が楽です。

病害虫

アブラムシ
新芽・葉・茎の汁を吸う虫で、たかられると新芽が健康に生育しなくなる。前もってオルトランをまいておくと予防できる。
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灰色カビ病
梅雨時期に湿度が高くて発生しがち。風通しをよくすることで予防はできます。前もって殺菌剤を散布しておくとよいですが、基本的に高温多湿で枯れるものなので、発生したら別のものを植え付けた方がいいかなと思う。
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特徴・由来・伝承

Y型…というかカエルの手というか、馬のひずめというか…の花びらが数枚一組で花を作っているのです。昼間は半開きで、夜になると開いて、甘い香りを放ちます。

薄暗闇の中で真っ白いザルジアンスキアの花が浮かび上がる様子は神秘的。その不思議な花の形はまるで絵本の世界のようです。
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ゴマノハグサ科

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