アエオニウム小人の祭(多肉)の育て方…増やし方は挿し芽・挿し木で!

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アエオニウム・小人の祭
目次
小人の祭とは?
水やり
肥料
管理場所
植え替え
害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
アエオニウム・小人の祭
科名
ベンケイソウ科
属名
アエオニウム属
学名
Aeonium sedifolium
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
アエオニウム・小人の祭の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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小人の祭とは?

小人の祭りはベンケイソウ科アエオニウム属多肉植物学名アエオニウム・セディフォルム(Aeonium sedifolium)です。これはセダムの葉のようなアエオニウムという意味です。

他のアエオニウム属の葉は薄く長いですが、小人祭は小さな丸い厚みがある葉がすずなりにつくのが特徴です。花は黄色で秋から春にかけて咲きますが、花が咲くと株が弱り、場合によっては枯れることがあるので早めに摘んでしまいましょう。

小人の祭りは高温多湿の日本の夏が苦手で、夏は休眠しますので、休眠の為に葉を落としたり、少し弱々しい状態になります。秋〜冬にかけて成長期にあたるのですが、日本の亜寒帯に近い寒さには流石に弱くて霜に当たると枯れてしまいます。紅葉期には葉がオレンジに紅葉し、株が縮まります。

また、まばらにシミのような赤い斑点が入ります。群生しやすいのでマット状に盆栽のような株になります。葉っぱがべたべたしており、ゴミがくっついて汚れたようになってしまいます。
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挿し芽・挿木

葉挿しでは増えませんが、挿し芽で増やすことができます。 挿し芽は9月〜10月に行います。切り口を日陰で乾燥させてから、上記の栽培用土に挿していると発根します。水やりは全くしないか、霧吹きで軽く土を濡らす程度にやってください。発根したら、通常の水やりにします。
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水やり

春と秋には土が乾いたら、底穴から水が流れ出る程度たっぷりと与えましょう。 必ず土がサラサラに乾くまでしっかり待ってから水をあげてください。 水やりのあと、受け皿に水がたまっている場合は必ず捨てましょう。 根腐れの原因となります。

梅雨・夏の水やり

梅雨は水やりを控えます。

夏は休眠期ですので断水を心がけます。葉がしわしわになったら、土を濡らす程度の水を夕方に与えるくらいで十分です。

冬の水やり

冬は自生地では成長期ですが、小人の祭りにとっては日本の冬は寒くて成長は鈍くなり、水の蒸発が鈍く、乾かし気味に水やりをします。半月~1ヵ月に一度、土の表面が濡れる程度与えます。鉢底から水が出るくらいに、たくさん与えると土が乾きにくく根腐れの原因となるので注意しましょう。

肥料

元肥を入れた多肉植物用の土で育て、1000倍位に薄めた緩効性肥料液肥で春と秋に一回ずつ追肥などしましょう。肥料は多すぎてもよくありません。 肥料が多いと徒長したり、根腐れの原因となりますので、控えめがコツ。

管理場所

春、秋、冬は直射日光があたり、風通しの良い場所を好みます。
日当たりが悪いと徒長してひょろひょろと茎だけのびます。

夏越し

小人の祭りは、梅雨などの長雨、夏の高温多湿が苦手です、長い時間雨の当たるところなどは必ず避けましょう。梅雨の晴れた日でも高温多湿になります。気温の上昇と共に水やりを控えたり、風通しの良い半日蔭の場所へ移動しましょう。

夏は直射日光を避け半日陰で風通しのよいところで育ててください。

越冬

小人の祭りは自生地では秋冬が成長時期ではあるんですが、霜にあてると傷みますので屋内の日当たりのよい窓辺に移動させてください。 ただし窓辺は寒波が来ると0度以下になることもあるので寒波が来る時は窓から離してください。

冬の間ずっと屋内に取り込んでおくと日光不足の状態になりがちです。そのまま春をむかえ日光浴させると葉焼けの原因となりますので、冬でもできるだけ日中は屋外で日光浴させましょう。

冷暖房の風の直撃を避けましょう

エアコンの風は暖房でも冷房でも非常に乾燥しているため、直接当たる場所は避けてください。枯れや傷みの原因になります。また室内でもエアコンの空気は大変乾燥していますので冬でも葉がしおれているようであれば霧吹きなどで葉水してください。

植え替え

時期・頻度

しっかりと根を張らせるには涼しくなる9月中旬頃から10月中旬頃までに暖かいうちに植え替え、挿し芽を済ませましょう。 本格的に寒い時期や、高温多湿の梅雨や夏は株に負担がかかりますので植え替え、挿し芽はやめましょう。

最大幅10cmまで育つので株がおおきくなる時期がきたら、ひとまわり大きな鉢に植え替えしましょう。株が大きく小さい鉢に入っている場合はそのままでは幹が細くなります。

用土

市販の多肉植物用の土か鹿沼土小粒、赤玉土小粒、ピートモス、川砂、くん炭などを均等にいれた配合土がよいでしょう。性質上日本の土は向いてませんので地植えは避けましょう。

植え替えの手順

植え替えの10日前から水やりを止め、乾燥させます。

古い鉢から株を取り出し、土を半分以上落とし、きれいなカッターナイフでなるべく根を半分くらいに切りそろえ、1日~2日切り口を乾かした後に植え替えをします。根をカットしてあげると成長しようとするので、より元気な株になります。

新しい鉢は同じ大きさでもいいですし、ひとまわり大きな鉢でもいいです。この鉢の底の水が出る穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cm〜4cmほど入れ、用土と入れて、株を入れ、隙間に用土を入れて、水をやらずに1週間〜2週間ほど日陰で管理します。その後、通常の水やり・日当たりで管理します。

害虫

アブラムシカイガラムシがつくことがあります。見つけたらすぐ殺虫剤を使ったり、数が少ない場合は手でつまんだり、セロハンテープでひっつけて駆除しましょう。浸透移行性の薬剤を撒いておくと予防できます。
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