シクラメンの12月の管理・手入れ

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12月のシクラメンの管理・手入れ

シクラメンの12月の管理・手入れ:12月のシクラメンの管理・手入れ
10月からでもシクラメンの店頭販売が始まりますが、優良品が出回るのは11月の半ばから。12月はお歳暮で送ったり、もらったりするのがピークになるので流通は12月がピークですね。ちなみにクリスマス前になると需要が下がって、シクラメンの価格は急激に下がります。

昨年から育てているシクラメンはまだ「開花のピーク」が来ていませんから、葉組みをしなくてはいけませんし、日光にもしっかりと当てないといけません。それ以外は店頭販売のシクラメンも、管理方法は一緒です。

シクラメン栽培の概要はシクラメンを参考に
購入の際は良いシクラメンを選ぶコツを参考に
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水やり

土が乾いていたら水をやります。土が濡れているのに、ジャブジャブと水をやると球根が腐ってしまいます。水をやる時は球根にも葉っぱにも水が当たらない様にします。水がかかると腐ります。口の細いジョウロで、端の土にそっと注ぐ様にして水をやります。

水が足りている時は触るとパリっとしますが、水が不足すると葉っぱがブヨブヨとしてきますので、触ってみて、水の加減を考えましょう。水が不足すると葉っぱがクタっとなり、葉っぱが黄色くなって落ちるかもしれません。そうなると生育がストップしてしまうので、そこまでにならない様に気をつけてください。

底面給水が便利

店で市販されているシクラメンは現在、大半が鉢底に水を貯める「底面給水タイプ」です。こちらは鉢底に水を溜めていると、不織布から適度に水を植物に供給するので、鉢底の水をチェックして不足していたら水を注ぐだけでいいです。

ただし、一ヶ月に一回程度は上の土から水をやってください。土の肥料を下へと流すのと、土の中の排泄物やガスを洗い流す意味もあります。土へ水をやる時は、球根に水がかからない様に、土にそっと水をやってください。

底面吸水に水やりをする場合でも、土への水やりでも口が長細いジョウロがあると便利です。

肥料

液体肥料を2週間に一回程度やります。もしくは二ヶ月に一回くらいのペースで緩効性肥料(化成肥料)をやります。肥料が切れると花が咲かなくなりますので、切れない様に様子を見てやってください。初心者は液体肥料が便利です。

植えかえ

植え替えはありません。12月は基本的には植え替えはしませんが、土を落とさないのであれば植え替えはできなくもないです。詳細は以下のリンクを参考に。

管理場所・日当たり

シクラメンは10度前後が理想で、5度以下になると寒さでぐったりし、20度だと暑さでぐったりします。10度から15度で生育します。人が生活するリビングは18度前後まで上げるので、シクラメンには暑すぎます。シクラメンが生育する温度は人間では寒いくらいの場所です。それでいて日当たりが好ましいです。

戸外だと霜に当たってしまうので、室内の涼しい場所で管理します。

日光に当てる

できれば1日3時間以上、窓辺に置いて日光に当てます。できれば午前中の3時間が理想です。日光に当てないとすぐには枯れないまでも、茎がやたらとひょろ長くなったり、徐々に葉っぱが黄色くなり、弱ってきます。それに日光が不足すると花が咲きません。去年から育てている人は、日光に当てましょう。

日光に当てている側の葉っぱばかりよく育つので、水やりの時にでも回して、満遍なく育つ様にしてください。偏って生育すると花も偏って咲いて格好が悪いです。

今は日光より温度を

日光に当てたいですが、この時期は日光より室温(5度〜15度)を優先します。人が生活する暖房がかかっている部屋では18度以上になり、そうなると花・葉が垂れてしまいます。リビングの窓の近くではなく、5度〜15度の部屋の窓の近くで日光に当てるか、日光が当たらなくていいので、5度〜15度の場所で管理しましょう。

特に店で売っているシクラメンを鑑賞する場合は多少、日光に当てなくても十分に株が育っているので花が咲きます。日光は二の次にして気温が適した場所を優先させましょう。

出窓に注意

12月ですから、外気もかなり寒くなっています。出窓や窓の近くは日が当たるのですが、その代わりに外気に近くて、昼はいいのですが真夜中には窓の近くだけ氷点下に下がることがあります。最低気温が氷点下になる時は、夜は窓から離して管理しましょう。
について

葉組み

シクラメンを咲かせるためには、球根に日光を当ててやらないといけません。そこで葉っぱを組み替えて、球根に日が当たるようにしてあげましょう。これを葉組みを言います。店頭販売しているシクラメンが中央に花が寄せられているのは、葉組みをするからです。葉組みは難しくありませんが、「綺麗」に仕立てるには経験が必要です。

詳細は以下のリンクを参考に。

抜く時はひねる

葉っぱや花が萎れていたら、ハサミを使わないで、指で茎をつまんで、プチって音がするまでひねって抜いてください。ハサミを使うと、切り残しが腐って、そこから病気になることがあります。

花を摘まないでいると種子が出来ます。

来月は?

まだしばらくはシクラメン開花のシーズン。栽培方法は今月とあまり変わりませんが、寒さがより厳しくなる季節でもあります。注意も必要です。

先月の栽培については
を参考に。
来月以降は以下のページを参考にしてください。
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