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4月のチューリップの作業…開花後、花を摘むが葉は残す

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4月のチューリップの栽培・作業

4月のチューリップの栽培・作業:4月のチューリップの栽培・作業
4月は気温が上昇し、チューリップはグングンと生育し、花がバンバン開花します。生育が旺盛なので水を必要とし、また、気温が高くて水も(これまでよりも)蒸発しやすくなっているので更に水が必要になります。

暖地では気温が高いので、ぱっと咲いてぱっと散ってしまう。

花が終わると種子ができますが、種子ができる「子房」は取り除き、緑の葉っぱはそのままにしておきます。葉っぱは夏までには黄色く変色して枯れてしまいますが、それまでは取り除かず、そのままにして光合成させます。光合成させてしっかりと球根を太らせるようにしてください。
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水やり

水を欲しがる

チューリップは初春から春にかけて一気に生育するように改良されていまして、球根植物にしては水を欲します。特に4月は生育し、なおかつ気温が上昇して水切れしやすいです。水が切れないようにします。庭植えでも鉢植えでも、土が乾いていたら水をやるようにします。水やりは二日に一回程度とされますが、環境や用土によって全然違ってきます。

葉っぱに泥がかからないように

水を乱暴にやると、水が跳ね返って葉っぱに泥がかかり、病気になります。水をやるときは株元にそっとやるようにします。庭植えにしている場合は泥はねを防ぐためにバークチップを株元に敷くと泥はね防止だけでなく見た目が綺麗です。
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雨が降って、雨が花に当たると花が褐色斑点病が出やすくなります。マンネブダイセンを月に二回散布して予防します。また八重咲きのチューリップの場合、花に水が溜まって、重さに耐え切れずに茎が倒れてしまいます。鉢植えであれば雨の当たらない場所で移動させるといいです。庭植えの場合や早めに、花に溜まった水を出してあげてください。

肥料

10月や2月に肥料をやっている場合はもう肥料はやりませんが、2月に肥料をやっていない場合は緩効性固形肥料(化成肥料)を一ヶ月に一回やるか、液体肥料を二週に一回程度やります。

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植え付け・植えかえ

植え替え・植え付けはしません。まだ堀上げもしません。

管理場所・日当たり

チューリップは日光を好み、日光を浴びて球根が太ります。なのでできるだけ日光に当てるべきなんですが、日当たりがいいということは気温が高いわけで、気温が高いと一気に咲いて一気に散ってしまいます。そこで庭植えの場合は切り花にして室内の涼しいところで管理して長く楽しむといいです。鉢植えの場合は涼しいところに移動させると長く花を楽しめます。

特に暖地は一気に咲いて終わる。あっという間に終わります。暖地は寒い時期に開花する早咲き品種の方が長く花を楽しめます。

雨に当たると、泥はねがあったり、花に水が当たって、病気になりやすいです。できれば雨に当たらない場所で管理するといいです。

病気・害虫

ウィルス病

4月のチューリップの栽培・作業:ウィルス病
チューリップがウィルス病に感染すると葉っぱに斑点が出て、花にも白や濃い色の筋が入ります。予定外の形状・色の花が咲いたらウィルス病です。ウィルス病は治療できません。廃棄するしかありません。そのまま植えていると他の球根にまで感染してしまいます。すぐに掘り出して廃棄してください。
ウィルス病はチューリップの汁を吸うアブラムシが移動することで、別の株に感染します。ウィルス病に感染しているものは、わかり次第、掘り出して廃棄します。

その他

褐色斑点病
雨に当たると発生しやすい病気。葉っぱに斑点が出て、弱っていきます。マンネブダイセンを月に2回散布して予防するといいです。

アブラムシ
アブラムシが気温の上昇とともに発生します。もう新芽が出てくるわけではないので、致命的な被害はないのですが、他の株からウィルス病を運んでくるので、早めに駆除しておきたいです。生態と薬剤については以下のページを参考にしてください。
アブラムシの生態と防除と薬剤のまとめ
アブラムシの生態と防除と薬剤のまとめ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

花後の処理について

4月のチューリップの栽培・作業:花後の処理について
チューリップの花が終わるとしぼんで、その後に子房が出てきます。それが膨らんで「種子」ができます。種子を撒くと発芽して、株が増えるんですが、発芽して開花するまで5年ほどかかりますし、実生(=種子から育てること)だと親株の性質を引き継ぎません。普通は種子から育てたりしません。花が終わったら、子房の部分は取り除いてしまいます。

また、高温になって葉っぱが黄色くなるまで、葉っぱはそのまま残して、日光に当てて球根を太らせます。球根が太らないと来年開花しません。暖地〜中間地ではすぐに高温になって、球根が太り切らずに休眠するため、来年開花しにくいので、毎年球根を買い替えることが多いですので、その場合は、もう掘り出して廃棄してもかまいません。
種子を作らせると株が弱りやすいので、球根のためにも種子は作らせない。子房を折ってとってください。

開花したら、雄しべをピンセットなどで取り出して、目的のチューリップの雌しべに花粉をつけます。これで雑種の種子ができます。

来月以降の栽培は…

先月の栽培は
3月のチューリップの作業…開花するので水切注意
3月のチューリップの作業…開花するので水切注意
チューリップの管理
を参考にしてください。

来月以降は
5月のチューリップの栽培…日光に当てて球根を太らせる
5月のチューリップの栽培…日光に当てて球根を太らせる
チューリップの管理
6月のチューリップの作業…休眠&球根を掘り上げる
6月のチューリップの作業…休眠&球根を掘り上げる
チューリップの管理
を参考に。
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