ツルバキアの育て方
目次
ツルバキアとは?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり花ガラ摘み病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ツルバキア
- 科名
- ヒガンバナ科
- 属名
- ツルバキア属
- 学名
- Tulbaghia
- 別名
- ソサエティガーリック
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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ツルバキアとは?
ツルバキア(ツルバギア)は
ヒガンバナ科ツルバギア属の南アフリカ原産の
球根植物。ツルバキアには二種が流通していてツルバキア・フラグランスは3月から5月が開花。ツルバキア・
ビオラセアは5月から10月まで開花する。開花時期は違いますが、育て方は同じです。
乾燥気味を好む。日当たりでもいいし
半日陰でもいい。冬は霜に当たると地上部が枯れる。球根が凍ると完全に枯れるので土が凍る地域では防寒が必要。寒冷地以外では
初心者向け。
大きさ・草丈30cmから60cm
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水やり
庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は
水やりをしないでください。受け皿の水は捨ててください。
参考:
水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)冬の水やり
寒さに当たって地上部がなくなっても、根は生きています。鉢植えの場合は地上部がなくても水をやってください。土が乾いてから数日経って水をやる程度に控えてください。庭植えであれば、自然に降る雨だけでいいです。
肥料
春(4月〜5月)と秋(9月〜10月)に緩効性
肥料(化成肥料)をやります。もしくは春から秋の間、薄い液体肥料を二週に一回やります。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期・頻度
植え替え・植え付けは3月4月。
根詰まりして早急に植え替えたい場合は秋でも。
鉢植えの場合は、密生しますし土が劣化するので2年か3年に一回は植え替えします。庭植えの場合は4年か5年に一回掘り返して、植え直すといいです。ツルバキアは密生しても開花が減ったり、弱るわけじゃないので、しなくてもいいです。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
水はけがよければ問題ないです。
参考:
必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)、
古い土の処分方法(初心者向け)、
自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)鉢植え
鉢植えの場合は、5号〜6号に1球、8号〜10号なら3球を目安に植え付けます。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を3cmほど入れて、鉢底石の上に土を入れ、球根のお尻が深さ2cm、株間15cmになるように配置し、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。
鉢植えは2年か3年に一回ほどのペースで植え替えをします。植え替える時に株分けもできます。土をほぐしたり根を切っても大丈夫です。
庭植え
庭植えの場合は、根鉢の二倍か深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土を3割ほど混ぜて、半分ほど土を戻して、球根を株間は20cm〜30cm、球根のお尻が深さは3cmくらいになるように配置します。あとは隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
一旦植えると数年はそのまま植えっぱなしですが、数年経つと密生しすぎて一部が枯れこんでくるので、その前に掘り上げて株分けして植え直すといいです。ただし、枯れこむのはよほどのことです。
管理場所・日当たり
日当たりか半日陰で育てます。夏の暑さにはへっちゃらです。
越冬
耐寒温度はマイナス5度とかマイナス10度とかいうのですが、土が凍ると球根まで枯れてしまいます。土が凍らない地域は冬も戸外で植えっぱなしで問題ないですが、寒冷地は鉢植えにして冬は室内で管理するようにします。もしくは株元を
マルチング(腐葉土・ワラなどを株元に敷くこと)して土が凍結しないように防寒します。
冬は霜に当たって地上部がなくなります。地上部がなくなっても春になれば芽吹いて開花します。霜に当たるのは問題ない。
花ガラ摘み
花が終わったら花を摘みます。そのままにしていると
種子を作って株が弱りますし、花が腐って
病気の元にもなるので根元から切ってしまいましょう。
病気・害虫
害虫はほとんど見かけないです。
特徴・由来・伝承
小さな
アガパンサスのような感じ。ツルバキアという名前は18世紀の喜望峰の総督ツルバグにちなんで。葉っぱにはニラ・ネギのような匂いがある。南アフリカが自生地。何種があるが日本で流通するのはツルバキア・フラグランスとツルバキア・ビオラセアの二種。ビオラケアは特に切り口から
ニンニクの匂いがするので切り花には不向き。
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