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斑入りアオキの育て方…鉢植えでもいいけど基本は地植え!植え替えに適した時期は?

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アオキ
目次
アオキの特徴とは?
品種
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
水やり
肥料
剪定
病気・害虫
最後に…
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学名などの基礎データ
アオキの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
アオキ
科名
アオキ科
学名
Aucuba japonica
別名
アオキバ・アオギ
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
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アオキの特徴とは?

アオキ:アオキの特徴とは?
アオキはアオキ科(以前はミズキ科)アオキ属の常緑低木。春(3月〜5月)に開花し冬(12月)から春(6月)に赤い実が見られます。
アオキ:補足情報
半日陰でもOKで直射日光が当たらなくても育ち、寒さにも強く、北海道中部まで戸外での栽培が可能。育てやすいというか、ほぼ放置です。庭木や生垣として植えられていることが多いです。

本来は緑葉ですが、流通しているアオキはほとんど斑入りです。真夏の直射日光に当たると葉が焼けて変色します。最適な場所は落葉樹の下です。落葉樹の下は夏は木漏れ日が差し、冬は落葉して日が差し込むので、アオキが育つのに適していますが、そこまで気にしないでもいいです。

アオキは雌雄異株で雄株と雌株があり、当然、オスの木では赤い実は出来ません。赤い実をつけるために、近くに雌雄の木が必要です。

生育が遅い植物で、春に芽吹いて、そのシーズンはあまり変化がない!くらいの速度です。かといって弱いのではないですし、遅いということは手間がかからないということでもあります。
樹高1mから3m
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明治、イギリスから来たプランツハンターは、真冬も常緑でしかもコントラストの激しい真っ赤な実をつけるアオキに感動し、本国に持ち帰りました。ところが、アオキは雌雄異株で、対になる株が無かったために、イギリスに渡ってから80年以上の間、赤い実をつけることが無かった・・・そんな話があります。

ちなみに学名のAucuba japonicaの「アウクバ」は「アオキ(アオキバ)」が転訛したものだと言われています。
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品種

ピクチュラータ

ピクチュラータはアオキの斑入り品種のうち、内側に黄色い斑入りになるもの。実がつきにくいため、実を鑑賞するのは難しいです。この色合いの鮮やかな感じは和風・洋風を問わず、非常に綺麗。斑入り部分が葉焼けしやすいのは変わらないので、必ず木陰か明るい日陰で育てるようにします。
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サルフレア

サルフレアは葉っぱの外側に黄色い斑が入る品種。ピクチュラータとどちらを選ぶのかは?好みの問題で、育て方は同じです。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替え時期は3月~9月にします。鉢植えは2年〜3年に一回植え替えをします。

用土

アオキの用土はこれといって選びません。市販の花と野菜の土で植えつけるか、赤玉土6腐葉土4の割合で配合したものを使います。庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜて用土とします。

鉢植えの植え替えの手順

鉢植えを植え付けたり植え替える場合、ひとまわり大きな鉢を用意し、土を崩さずに植え替えます。新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cm入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

庭植えの手順

庭に植える場合は、直径50cm深さ50cmの穴を掘ります。土があまりに粘土質で水はけが悪いならば川砂・軽石・パーライトなどを入れて水捌けをよくします。穴を掘ってみて水が染み出すようならば、川砂などを入れても無理なので植えるのはやめましょう。

その掘り出した土に堆肥か腐葉土を元の土に対して2割ほど入れて化成肥料を説明が気の規定量入れて、用土とします。1週間寝かせると土が馴染んでよいですが、そこまでしないでもいいです。用土を半分穴に戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、水をたっぷりとやって完成です。

種まき

4月になったら、果実と取り、果肉を取り除いて水で洗ってから、取りまきします。果肉には発芽抑制物質が入っていて、ついていると発芽します。地面に適当にまいてもいいですし、赤玉土単用か、植え付けの用土(培養土)をポットに入れて、土にまいて、乾燥しないように水をやり、日陰で管理していると発芽します。

発芽して葉っぱが何枚か出たら、1号か2号づつ大きな鉢に植え替えていって、5号鉢になったら庭植えにします。

管理場所・日当たり

夏の直射日光にはアオキの葉が傷んでしまうので、年間を通して半日蔭〜明るい日陰が好ましいです。斑入り部分は余計に強い直射日光に弱いです。下の画像のように真っ黒になります。
アオキ:補足情報
ただし一日に5時間以上日が当たる場所では葉っぱの斑や、光沢が無くなって徒長してきます……と言ってもそれでも枯れるわけではありません。アオキは家の北側などの日の当たらないガーデニングには適さない場所に植えるためのものです。そう考えると便利ですね。

日本に自生する植物ですから、寒さに強いです。北海道でも育つので寒さは問題ありません。

水やり

地植え(庭植え)の場合は根付いていれば、水をやる必要はありません。日照りでもない限りは降雨だけで十分です。

鉢植えの場合は土が乾いたら水はたっぷり与えてください。少し湿っている土壌を好むので、特に生育期はしっかりと水をやってください。よほど長期間、土が濡れていると根腐れしますけど、よほどじゃなければ根腐れなどはしません。鉢植えのときは水切れにに注意してください。

冬はアオキの活動が鈍くなっているので水やりは控えます。

肥料

肥料は寒肥として2月〜3月と秋(9月〜10月)に油粕鶏糞か化成肥料を根元に2、3握りほど与えてください。アオキは肥料はなくても問題なく育ちます。ですが、実をつけるには肥料はやってください。アオキの実に興味がないなら、あげなくても問題はありません。
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剪定

生育が遅いので、基本的には放置でもいいのですが、密生してくると、風通しが悪くなり、病気になるので、枝を間引きます。枝を間引く場合は、不要な枝を根元から落とすようにします。

樹形を整えるような剪定は3月から4月にします。この時期なら、不要な枝を適当に落としても花が減ったり、芽が出なくなることはありません。4月までに剪定しないと、翌年の花芽も落とすことになるし、春以降は葉っぱも出づらいので、気をつけましょう。

病気・害虫

カイガラムシが発生しやすいです。カイガラムシは成虫になると農薬が効きづらいので、見つけ次第歯ブラシでこそぎ落しましょう。
カイガラムシの生態と駆除法と薬剤の紹介
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病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

最後に…

アオキは日陰に強く、斑入り品種もあるので、庭の日陰によく植えられ、シェードガーデンによく見られる低木です。他のシェードガーデン向きの植物は
日陰〜半日陰でも育つシェードガーデンにオススメの植物リスト
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ガーデニング基礎知識(中級編)
を参考にしてください。
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