チョウジソウ(丁字草)の育て方…花が終わったらどうする?

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チョウジソウ
目次
チョウジソウの特徴は?
花が終わったら…
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
病害虫
剪定
特徴・由来・伝承
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
チョウジソウ
科名
キョウチクトウ科
属名
チョウジソウ属
学名
Amsonia elliptica
別名
丁字草・エリプチカ
耐寒
マイナス15度〜マイナス25度
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
チョウジソウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
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チョウジソウの特徴は?

チョウジソウ(丁字草・Amsonia elliptica)はキョウチクトウ科チョウジソウ属(アムソニア属)の宿根草多年草)。キョウチクトウ科なので花にも葉っぱにも根にも毒がある。まさか食べないだろうが、注意すること。蜜も吸わないこと。

日本に自生する山野草というか「雑草」なので、庭に植えっぱなしです。現在は丁字草の自生地はほとんどなくなっていて絶滅危惧種。春に芽吹いて初夏に開花します。

チョウジソウとして流通しているのは日本に自生するものは少なく、北米産のホソバチョウジソウ(Amsonia angustifolia)やヤナギバチョウジソウ(Amsonia tabernaemontana)のことがあるがこの二種は1m近くまでなり大型です。この三種は育て方は一緒。

春に芽吹いて5月〜6月に開花する。花は目立たないので、他の植物と合わせやすい。開花の後にサヤが出来て、種を蒔くと春に発芽して株が増えます。こぼれ種でも増えるので、そこらへんにばら撒けば株は増えます。暑さ寒さに強く、頑健でよく増える。秋には紅葉し、それも魅力。冬は地上部になくなります。
大きさ・草丈50cmから80cm
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花が終わったら…

花が終わったら、花は摘んでしまってもいいです。

ただ、まぁ、本来は雑草で、摘まなかったからって病気になったり、問題が起きることもないので、栽培している人たちは、そのまま放置しています。

水やり

チョウジソウは水辺に生えていることがあるんですが、普通の水やりでいいです。ただし、水辺に生えているくらいですから若干、乾燥には弱いです。日当たりのいいところで育てていると乾燥で水切れしやすいので環境に応じて水やりをしましょう。

庭植えの水やり

庭に植えたら、雨が降る時には水やりはほぼ不要です。でも、日照りの時には様子を見てしっかりと水やりをしてあげてください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。受け皿に溜まった水は捨ててください。

夏は乾燥して、水切れするので朝と夕方の2回、しっかりと水をやりますが、それでも水切れするなら蒸発を防ぐために、半日陰に移動させてください。

冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。

肥料

春か秋に液体肥料か、緩効性化成肥料をやる。本来は雑草で育つくらいだから、肥料はあまり必要としていないので、なくてもいいです。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

春か秋に植え替えをする。春のチョウジソウが活動を始める…新芽が出る4月より前に植え替えをするのが一番ダメージが少なくてよいです。この時期ならば株分けも可能。新芽が出てから植え替えをするのであれば、株の土を落とさず、根をいじらないようにして植え替えをする。

もしくは秋に植え替えをする。秋も紅葉して活動が鈍くなってから植え替えをする。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。

鉢植え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

活動をしていない時期の3月ならば、植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としてから、同じ大きさの鉢か、一回り大きな鉢に植え替えます。この時期であれば、株分も可能です。

新芽が活動している時期は、土を落とさないで一回り大きな鉢に植え替えます。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cmの穴をほって、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

春〜秋は日当たりか半日陰で栽培します。

チョウジソウは北海道から宮崎まで自生していた植物なので基本的に日本中で育てられる。ただし、暖地は夏の高温多湿で枯れやすく、風通しのよいところに移動させるか、植えないほうが無難。寒さには強い。

夏の暑さに弱い。冬より夏の暑さの方が問題です。

寒冷地では問題ないが、暖地や中間地では暑さで枯れる。風通しのよい半日陰に移動させて夏越しさせる。蒸れる場合は葉っぱをむしり、切り戻して風通しよくする。庭植えしている場合は、ヨシズなどで遮光する。

冬は寒さで地上部が枯れるが、春になると芽吹く。冬に地上部がないので、この時期は日光に当てなくてもいいです。

寒さには強いので気にしないでもいいが、凍結する地域は株の上に腐葉土やワラでマルチングして凍結を防いでおくとよいです。

病害虫

ほぼない。

剪定

冬になって枯れ込んできたら、地際で刈り込んでしまいます。

特徴・由来・伝承

花を横から見るとT字に見えることから「丁字草」らしい。別名にブルースターというのもある。
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