アデニウムの育て方…落葉したり枯れる原因は?植え替えの用土のおすすめ配合例も!

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アデニウムアデニウムの基礎データ
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アデニウム
科名
キョウチクトウ科
属名
アデニウム属
学名
Adenium
別名
砂漠のバラ
水やり
乾かし気味に
場所
冬は室内 夏は外
難易度
中級者向け
アデニウムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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育て方:アデニウムってこんな植物です

アデニウム:育て方:アデニウムってこんな植物です参考画像
アデニウム:育て方:アデニウムってこんな植物です
アデニウムはキョウチクトウ科観葉植物。100円ショップでも売られていますが、これは雑種で、原種はかなり高額で取引されているほどマニアックなファンがいる植物です。別名「砂漠の薔薇」と呼ばれますが、実際の自生地は乾燥した草原で、アデニウムは寒さに弱く乾燥に強い多肉植物っぽい性質ではあるものの、生育時期の夏はよく繁茂して水と肥料を好む植物です。越冬さえできれば毎年楽しめる観葉植物です。

気温さえあれば、周年咲き続ける植物で、小さく植えて管理すれば室内のかわいい装飾にもなります。コメリで買ったらコメリウム、ダイソーで買ったらダイソニウムとも呼ばれます。

特徴・由来・伝承

砂漠のバラと呼ばれるアフリカの多肉植物で、鮮やかで可愛い花を咲かせます。木の根元がとっくりのような……愛嬌のある形をしています。アデニウムの自生地はアラビア〜南西アフリカのダマラランド地方。ソコトラ島・ソマリランド・ケニア・タンガニーカ・ウガンダ・東アフリカの乾燥した半砂漠・草地に生えてる。砂漠の薔薇って言われているけど、砂漠とは違います。
●ネットでアデニウムと調べると、マンションの名前に多いのは何故でしょうか……
●斑入りアデニウムってのもありますが、斑入り部分に葉緑素がないため斑入りは基本的に弱い。

まとめ

●花もすてきですが、樹形が可愛く、観葉植物として鑑賞する。
●水のやりすぎに注意。
●夏は水を欲しがる。
●日当たりの良いところで管理。
●寒さに弱い。5度以下で枯れる。霜に当たると枯れる。
●冬は休眠させるか、させないか?

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アデニウムが枯れた?落葉した?

アデニウムが枯れる原因は
・水のやりすぎ(根腐れ
・水の控えすぎ(特に生育時期)
・日光不足(日光大好き)
・寒さにあたった(10度以下で落葉、5度以下で枯れる)

この中で「寒さにあたっての落葉」は、アデニウムが冬に休眠するという性質上、なんら問題のない反応なので、5度以下にならなければ、そのまま管理を続けましょう。その他の要因については、環境・水やりの頻度を見直しましょう。

水やり

水を内部に溜め込む性質があって、乾燥に強い反面、過湿に弱くて、水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。アデニウムが枯れる原因の多くが水のやりすぎです。春になると芽吹き、気温の上昇とともに夏にはたくさん葉っぱが出てきます。すると水を欲しがり、水が切れると葉っぱが落ちてしまいます。

秋になり、気温が下がると葉っぱが出なくなり、徐々に活動が止まります。こうなると水やりは控え、冬になると断水するか、ほとんどやらなくなります。
●逆に水を控えすぎると、幹がブヨブヨになります。水気がなくてスカスカ状態です。冬も寒さで活動が鈍くなって幹がブヨブヨになります。枯れているわけではないです。

肥料

生育期間(5月〜9月)に緩効性の固形肥料(化成肥料でも油粕でも)を一ヶ月に一回やるか、液肥を2週間に一回やります。肥料がなくても枯れることはないんですが、生育時期に肥料をしっかりとやると、よく茂ります。

見た目の印象よりも肥料を好みます。特に初夏から夏の高温時期にはよく葉っぱが出て肥料を欲します。肥料があった方がよく生育します。

植えかえ

植え替え時期

植え替えは4月〜8月におこないます。できれば春の早いうちの…株が活動を始めたか始める直前くらいに植え替えた方がいいです。植え替えにはダメージがあり、それを取り戻すのに時間がかかるからです。

植え替えは二年に一回行います。鉢底から根がでているようなら植え替えをします。生育速度によっては毎年植え替えることになります。

用土

サボテン用(多肉植物用)の土で植え付けをするのがいいです。
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アデニウムは土質を選びませんので一般的な花と野菜の培養土でも問題はありません。ただ一般的な花と野菜の培養土の場合だと、サボテン用の土よりもかなり水持ちがよいため、冬に根腐れをしやすくなります(代わりに夏に水切れを予防できます)。ある程度、冬の管理が慣れている人は一般的な培養土でも十分育てられるんですが、冬の水やりが初心者には鬼門なので、サボテン用(多肉植物用)の土がおすすめです。
腐葉土は匂いがするので、室内のリビングなど人が生活する場所で育てる場合は、サボテン用の土で植えたほうが匂いが少なくて済みます。以下の配合例で腐葉土の代わりにピートモスを利用すると匂いが抑えられます。
●配合例…赤玉土6腐葉土1パーライト
●配合例…赤玉土3鹿沼土3腐葉土4

植え替え手順

アデニウム:植え替え手順
根が張り鉢が窮屈になってくると、水を吸い上げにくくなりますので、一回り大きな鉢に植え替えます。

生育期に…できれば株が活動を始めた直後か直前あたりに植え替えるといいです。4月~8月に一週間ほど水やりを止め、乾かしてから、鉢から抜きます。傷んだ根を切り落とします。切り口から雑菌が入るので、そのまま日向で2、3日、乾かしてから、植え替えます。心配な場合は切り口に癒合材を塗ります。あとは、新しい鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石2cm〜3cmほど入れ、用土を入れて株を入れて、隙間に用土を詰めて完成です。
●とにかく雑菌に弱いので、切り口が濡れているうちは植え替えしない方がいいです。
●1年か2年に一回植え替えをします。

種まき

実生から育てることが流行っています。5月〜7月の気温が上がってきたときに種子を蒔いて土をかけずに乾燥しないように水をやっていると発芽します。発芽までは半月くらいかかる。

発芽後は日光を少しづつ当てていきます(遮光しつつ当てる)。いきなり強い日光を当てると弱ります。一年ほどで店に売ってる小さなアデニウムと同じような感じになります。

ただし、開花はするが採種にはなかなか至らない。

管理場所・日当たり

砂漠の植物ですから、暑さには強いのですが、寒さに弱く、5度以下で枯れてしまいます。霜に当たると枯れるので、暖地以外では冬は室内に入れてください。

冬は、寒さに弱いので冬は室内で管理します。温かくて日当たりがいい場所で管理してください。10度以下になると落葉します。落葉しただけでは枯れません。そのまま管理してください。窓辺が適していますが、出窓などは深夜に氷点下になることがありますので、寒い夜は室内の奥へと移動させてください。

季節ごとの栽培のコツ

春(3月〜6月)

管理場所
春になると気温が上昇し、新芽を吹き始めます。最低気温が15度以上なら戸外で管理するか室内の日当たりで管理します。最低気温が15度以下でも、できれば昼は戸外で日光に当て、夜は室内に取り込むようにしたいです。
●野ざらしでもいいですが、梅雨時期は軒下か室内で雨に当てないようにします。さすがに水が多すぎて根腐れするかもしれません。
●冬に断水して休眠させることが多いため、春から秋はできるだけしっかりと日光にあてておきたいです。

水やり
冬の間、完全に断水していた場合、なかなか目を覚ましませんので、水やりはちょっとづつ増やします。スタートダッシュが遅くなるので冬は完全断水ではなく、少しだけでも水をやった方がいいです。

冬の間も少しでも水をやっていた場合は徐々に水を増やします。冬に水を控えていたので幹が萎んでいますが、水をやると吸収しパンパンになり、新芽が成長します。後は気温と幹と葉っぱの様子を見つつ、土が乾いたら1日待って水をやるくらいのペースで水やりをしていきます。

夏(7月〜9月)

管理場所
気温が上昇し、葉っぱがよく出てきます。戸外の日当たりで日光に当て、株を成長させます。暑さには強いですが、熱したコンクリートの上では根を傷めます。直置きせず、棚におきましょう。

水やり
夏は他の園芸植物同様に水を欲しがります。水が切れると葉っぱが落ち始めるので、水を切らさないようにします。朝と夕方に水をやっても水切れするかもしれません。その場合は半日陰に移動させて、水切れさせないようにするか、腰水(水を張った器に鉢を沈めて鉢の高さの4分の一ほど水につける)をすることもあります。そのくらいに夏は水を欲しがります。
水はけの良い「サボテンの土」や「多肉の土」で植えた場合は水切れしやすいです。腰水も選択肢に入れましょう。


肥料
夏は生育するので肥料をやりましょう。二週に一回の液肥か緩効性化成肥料を1ヶ月に一回やります。

秋(10月〜11月)

アデニウム:秋(10月〜11月)
気温が低下して、アデニウムは新芽を徐々に出さなくなります。活動が弱っているので、水やりを減らします。この時期もできるだけ日光に当てましょう。アデニウムは15度以上で生育し、10度以下で休眠し、5度以下で枯死します。

ここで冬に休眠させるか?休眠させないか?の選択に迫られます。休眠すると葉っぱを落とし、日光にあてなくてもいいし、水をやらなくてもいいです。休眠しない場合は10度以上を保ちつつ、葉っぱを残して少量の水をやり、日光にも当て、継続管理することになります。どちらがお得ということではなく、栽培する人の家の事情が一番の要因(10度以上にできるかどうか)ですね。
休眠させる場合
戸外で寒さ(10度)に当てて、落葉させてから室内に取り込みます。葉っぱが青いうちは水を少量でもやります。葉っぱが枯れたら断水(水を一切やらないこと)して、春まで管理します。5度以下にならないような場所で管理しましょう(日光にはあてなくてもいい)。一般家庭では昼間に暖房をして、夜に切りますが、暖房の熱が残って5度以下にななりにくいですので、越冬は十分可能です。
●落葉=休眠です。今までのように水をやると根腐れします。
●休眠したら、何かのケースに入れて放置してもいいです。
●落葉させない方がアデニウムの負担にならないと思われるが、人によっては「休眠する方がいいのではないか?」と考える人もいる。
●10度で休眠って言ってるけど、実際は13度〜10度と幅がある。あんまり深く考えない方がいいです。

休眠させない場合
戸外の最低気温が13度あたりで室内に取り込み、青青とした葉っぱのままで管理します。室内で15度以上であれば春と同様に生育し、花も咲きます。10度前後であれば生育する温度ではないため、葉は落ちないものの生育はせず、水を吸い上げる力は弱いので、水やりは控えます。幹が多少しぼんで、ブヨブヨになってから、少量やるくらいです。
●アデニウムは個体差があり、おそらく交雑の具合でもかなり違う。「落葉(=休眠)」に入る温度も個体によって違ってくる。複数のアデニウムを育てていても、11月になって、こっちの株は落葉したのに、こっちは青青としていることはよくある。
●一旦落葉したら、それは休眠モードに入った証拠。気温をあげてもなかなか解除されません(できなくもないが時間がかかる)。そうなったら休眠の管理で冬越ししましょう。

冬(12月〜2月)

休眠させた場合
秋に取り込んだまま管理。5度以上で管理します。葉っぱはなく、生育していないため、「完全断水」でもいいですが、鉢の縁にちょっと水をやる・霧吹きで幹に水をかけるなどして、少し水をやっておくことで春の目覚めが早くなります。

ただ、あなたが思っている部屋の温度が高い場合は、休眠し切っておらず成長していて、その場合、断水すると乾燥して…水切れして枯れます。様子を見て判断しましょう。できれば以下のページを読んで判断してください。

休眠させない場合
窓辺で日光に当て、水をやります。冬の水やりは控える。頻度も量も控える。もしくは霧吹きで水を幹にやって濡らす程度にする。水やりはやってもごくごく少量…土の表面を濡らす程度にします。幹が柔らかくなってから水をやるくらいでもいいです。
ただ気温が15度以上になると生育して開花することがあり、その場合は水やりを増やしてください。
●冬に休眠させない場合、土が乾いたら、可能ならば午前中に水をやる。濡れ具合が分からない場合は、土の中に割り箸とか爪楊枝を挿して土の中の濡れ具合を確かめてから水やりをしましょう。もしくは、土壌水分計で計測して判断します。水やりをするときは人肌くらいのお湯で水をやる。冬の葉水も霧吹きでやるといいです。葉水もお湯で水やりをすると落葉しにくいです。
●休眠させないでも3月あたりに一旦古い葉は落ちる。これは新しい葉っぱを出すための反応だと思われます。焦って植え替えたり、肥料をやったり、活性剤をやらないことです。春まで様子を見ましょう。
●冬は水を控えているので幹は柔らかい状態だと思ってください。そういうものです。
●冬に幹がパンパンで、葉っぱの先が腐るのは水が多い。

剪定

枝は7月前後に剪定します。邪魔な枝を切って、切り口に癒合剤か消毒剤を塗っておきます。樹液に毒性があるので手袋をし、ハサミは火で炙って消毒するか消毒液に浸して消毒してから使用します。

胴切り

アデニウム:胴切り
バランスが悪い場合・間延びしたら胴切りをする。胴切りとは適当な高さで横にスパッと切ってしまうこと。4月〜5月に行います。アデニウムの樹液には毒性ああるので、作業する時は手袋をし、火で炙るか消毒液に浸して消毒したハサミかカッターで切る。樹液が止まったら、切り口には癒合剤か消毒剤(トップジンなど)を塗る。塗らないと雑菌が入って枯れます。切り口の近くから新芽が出てきます。胴切りすると枝が増えます。

病害虫

カイガラムシアブラムシハダニが発生します。ハダニは葉っぱに霧吹き(葉水)をすることで予防も可能。室内で管理してても発生します。
●病害虫オルトランで予防するといいです。

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最後に

アデニウムは原種はお高めですが、100円ショップやホームセンターでも売ってるほどに安く簡単に手に入り、大きさはほどほどの育てやすい部類の観葉植物で、しかも開花もします。開花の鮮やかさと感動はなかなかのものです。
あなたもいかがですか??

それではまた。
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