一番上に戻る

サンパラソルの育て方…植え替えの時期は?冬越しはできる?

TOP > キョウチクトウ科 > マンデビラ > 管理
サンパラソル
目次
サンパラソルとは?
植えかえ・植え付け
管理場所・日当たり
季節ごとの管理場所のまとめ
水やり
肥料
病気・害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名などの基礎データ
サンパラソルの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
サンパラソル
科名
キョウチクトウ科
属名
マンデビラ属
学名
Mandevilla
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
スポンサーリンク

サンパラソルとは?

サンパラソルはキョウチクトウ科マンデビラ属の多年草のマンデビラ(デプラデニア)の園芸品種。サントリーが開発した人気品種です。初夏から秋口まで長く、次々と花を咲かせます。

寒さに弱いので越冬させたいのであれば鉢植えにします。室温さえあれば越冬はできなくもないですが、サンパラソルは春から秋に掛けて楽しんだ後は消える一年草扱いと考えた方が気が楽です。
サンパラソル 苗の商品画像
サンパラソル 苗の購入はこちら
Amazon
楽天市場
スポンサーリンク

植えかえ・植え付け

植え替えの時期と頻度

越冬したら、生育を始める春(4月〜6月)に植え替えをします。最初に鉢に植える場合も、同時期にします。根の張りが早いので毎年植え替えましょう。

用土

水はけにいい土を好みますので、赤玉土小粒7に腐葉土3を混ぜた土が向いています。市販されている培養土でもいいですが、ここにパーライトか川砂を1割ほど混ぜて水はけをよくするといいです。

鉢植えの植え替えの手順

古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1だけ落として、変色した根をハサミで切って整理します。新しい鉢は前の鉢より1号か2号大きいものを用意し、鉢底の水が抜ける穴をネットで塞ぎます。ネットの上に鉢底石(軽石)を2cmほど入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。

鉢植えは一般的には行灯仕立てにします。支柱を立てて、紐でくくって誘引してあげます。ツルが一番上まで生育したら、今度は一気に一番下まで誘引して、下から回転させながら上に登らせます。植物は上にのぼっているときに開花するので、回転しながら下へと誘引するのではなく、下へ誘引するときは一気に下げましょう。
行灯支柱の商品画像
行灯支柱の購入はこちら
Amazon
楽天市場

管理場所・日当たり

サンパラソルは直射日光にも強いので、半日陰か一日中日光が当たる場所で管理します。ただし、強い西日があたると傷みますので、西日の当たる場所は避けます。日当たりが悪いと開花が鈍くなったり、葉っぱが黄色くなることがあります。

真夏は鉢植えだと水不足になり、葉焼けしやすくなります。夏は強い直射日光で葉焼けすることがあるので半日陰で管理します。もしくは寒冷紗などで遮光してあげます。

越冬のさせ方

花が終わって、最低気温が10度を切るころになって、落葉し始めたら長すぎるツルを地上から30cm〜40cmくらいまで切戻してサッパリさせて冬支度をします。

サンパラソルは10度以下で落葉して、5度以下で枯れてしまいますが、室内の暖房がかかっている部屋であれば夜中に5度以下になることはなかなかないので、越冬も可能です。その際、暖房の風が直接当たらないようにします。暖房の風は非常に乾燥していて、すぐにカラカラになります。

室温が15度あり、日当りがあれば冬であっても花を咲かせます。サンパラソルは冬越しするとより大きく育ち、木質化します。木質化すると開花しやすくなります。

できれば家庭用温室で加温するといいです。
園芸温室の商品画像
園芸温室の購入はこちら
Amazon
楽天市場

季節ごとの管理場所のまとめ

戸外の日当たりで管理します。寒の戻りで枯れることがありますので、十分温かくなってからにしましょう。

直射日光・暑さにも負けないので、戸外の日当たりで管理します。

戸外の日当たりで管理します。冬越しに挑戦するのであれば最低気温が10度以下になる前に室内に取り込みます。

室内の日当たりで管理します。5度以下にならないようにします。リビングなどのような人が生活する場所で管理することになります。暖房の風が当たらないようにして下さい。

水やり

鉢の土の表面が乾いていたら水をあげます。水をやり過ぎると根腐れを起こします。冬越しをして何年か育てていると、根が太くなって乾燥に強くなります。

一つの花の寿命が一週間と長いです。花に水が掛かると花がしぼみやすいです。それはもったいないので、水をやるときは花に水が掛からないように、根本に注ぐように水をやってください。口の細いジョウロがあるといいです。ただし、葉っぱに水をかけることでハダニコナジラミなどの予防になるので、気にせずバシャーとかけてもいいです。

冬の水やり

冬は水を控えます。土の表面が乾いていてから、数日たって、土中の水があらかたなくなってから水をやります。水やりを控えることで寒さにも強くなります。ただし温室などで15度以上ならば土が乾いたら水をやるという春・秋の水やりと同じようにやります。

冬の水やりは難しいので冬の水やりと根腐れを参考にしてください。

肥料

新芽が出始めたら液体肥料を説明書の通りにあげます。その後も花が咲いている期間は液肥を一週間に1回、もしくは1ヶ月に1回緩効性化成肥料をあげてください。開花が多く、肥料をよく消費するため、肥料が切れると開花が止まります。

病気・害虫

ハダニ
ハダニは乾燥する高温時期に発生する小さなダニの仲間で、葉っぱの裏に潜んで汁を吸う。葉っぱに水をかけることで予防できる。少量であれば霧吹きで飛ばしたり、指で取り除く。大量ならば薬剤を使って駆除しましょう。

コナジラミ
コナジラミはハダニ同様に葉っぱの裏に潜んで汁を吸う虫で、やっぱり葉っぱに水をやることで予防できます。発生したら定期的に薬剤を散布して駆除します。もしくは前もってオルトランを散布します。

アブラムシ
アブラムシは新芽にたかって汁を吸い、一気に数を増やし、新芽を変形させ、生育不良を起こさせる。前もってオルトランを散布しておくといいです。

特徴・由来・伝承

サンパラソルはサントリーが開発したマンデビラの園芸品種です。育て方はサンパラソルではなくて「マンデビラ」もしくは「デプラデニア」で検索した方が詳細なページに行き当たるかと思います。

インパチェンスにしてもサフィニアの新品種にしても最近のトレンドは「真夏の直射日光に耐える」という点のようです。それだけ真夏の暑さがスゴイってことでしょうね。
スポンサーリンク
マンデビラ
マンデビラ(デプラデニア)の育て方
キョウチクトウ科