三尺バーベナの育て方…増えすぎるかも?種まきの時期と手順も

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三尺バーベナの基礎データ

三尺バーベナ
科名
クマツヅラ科
属名
クマツヅラ属
学名
Verbena bonariensis
別名
柳花笠・サンジャクバーベナ・バーベナボナリエンシス
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
三尺バーベナの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

三尺バーベナとは?

三尺バーベナはクマツヅラ科の南アメリカに自生する多年草宿根草)。日本には帰化している雑草です。ホームセンターで流通している一般的な「バーベナ」とは同属(クマツヅラ属=バーベナ属)ではあるが、見た目も性質も違う。

この三尺バーベナを単に宿根バーベナと呼ぶことがあるが、園芸品種の宿根性のバーベナも同じように宿根バーベナと呼ぶことがあって混同しがち。両者は見た目も性質も違うので必ず「サンジャク」かどうかをチェックした方がいい。

冬は地上部が枯れて、小さな冬芽になるので、枯れた部分を刈り取っておく。ただし土が凍る地域では冬に寒さで枯れる一年草扱いとなります。
大きさ・草丈1m前後
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その他のバーベナについては
を参考に。

増えすぎて困るかも…

雑草なので、一度植えると夏(7月)から秋(10月)にかけて開花して、冬は地上部をほとんど枯らして、小さな冬芽で冬を越して、春になるとまた芽吹いて開花します。

こぼれダネで増え、他の植物を駆逐する可能性があり、「生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種」として指定されています。自分の庭だけでなく、隣家の庭に侵入する可能性があるので注意。

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。夏の日照りの時に水をやる程度です。冬も水やりは不要です。

鉢植えの水やり

鉢に植えた場合は、普通の水やりです。

土が乾いたら水を与えます。水やりの際には、鉢の底から水が滲み出るくらいにしっかりと行います。一度水を与えたら、次に水をやるまで土が乾くのを待ちます。このようなメリハリのある水やりを心がけましょう。受け皿にたまった水は捨ててください。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。
寒冷地では冬に枯れる一年草扱いなので、水やりは不要ですが、室内に取り込んで越冬させるのであれば、室内で管理し、上記のように水やりをしてください。

肥料

三尺バーベナは肥料をさほど必要としておらず、やせ地でも育つので、基本的には肥料はやらない。肥料はなくても枯れはしません。元気がないようなら2月ごろに寒肥として化成肥料をやります。あとは秋にお礼肥として化成肥料をやる。
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植え付け・植えかえ

時期

植え付けは春。種まきも春。ホームセンターや花屋にはない…ほとんど見たことがないので、ネットショップで買った方が早い。もしくは近所の人に譲ってもらうといい。

鉢植えは一年で根詰まりするので、毎年春に植え替えをします。植え替えの際に株分も可能です。

種まき

春気温が20度以上になったら、種まきをします。地面に直播しても発芽します。ポットやセルトレーに土を入れ、種をまいて、うっすらと土をかぶせて、乾燥しないように水をやって明るい日影で管理していると2週間ほどで発芽します。

発芽したら間引いて一本にして、本葉が3枚〜4枚になったら、植え付けましょう。

用土

土質は水はけがよければ問題ない。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものに化成肥料を入れて使う。

庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。

鉢植えの手順は?

鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は、植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。株分けも可能で、適当に二つか三つにサックリと分けて、それぞれを植え直しましょう。

地植えの手順は?

地植えの場合は、深さ20cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を少量入れて混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

庭土の水はけが悪いならば、軽石や川砂を入れて水はけをよくする。

管理場所・日当たり

関東南部以西で問題なく越冬。土が凍結しなければ戸外で越冬が可能。冬に枯れると割り切れば、寒冷地でも栽培は可能です。繁殖力が強すぎることを考えると、土が凍らない関東南部以西の中間地暖地での栽培の方が適していないのかもしれないです。ちなみに、土が凍る地域では秋に種子を採取して春に蒔けば、また夏に開花します。

日当たりで育てる。
日光不足だと開花が鈍くなるので日当たり。半日陰でも育つが、開花が少なくなるのでできるだけ日当たりで管理しましょう。

越冬

寒くなると地上部が枯れて、株元に小さな「冬芽」が出て、それで冬を越す。ただし、土が凍ってしまうと枯れてしまうので、土が凍るほどの寒冷地で庭植えした場合は一年草を割り切ってしまう。鉢植えの場合は土が凍らないような…0度以下にならない室内に取り込んで、日当たりのいいところで管理します。

剪定

冬になると地上部が枯れるので、これを秋に刈り取る。残すと邪魔になって汚い。

春に新芽が出て、草丈が伸びてきた5月〜6月あたりに、株全体を半分の高さに刈り込むと、脇芽が出て、葉が増え、花も増え、また大きさを抑えられてコンモリと整います。
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