スーパーベナの育て方…越冬も可能!地植えで広げて楽しもう
目次
スーパーベナとは?管理場所水やり肥料スーパーベナの植え付け剪定・切り戻し花ガラ摘み病害虫最後に関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- スーパーベナ
- 科名
- クマツヅラ科
- 属名
- クマツヅラ属
- 学名
- Varbena Super-bena
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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スーパーベナとは?
スーパーベナは
クマツヅラ科の
バーベナの
園芸品種。スーパーなバーベナで略してスーパーベナ。ちなみに上の画像はアイストゥインクル。花が大きく、華やか。鉢植えから文字通り、こぼれるように開花する。通常種のバーベナでは夏の暑さで花が止まったり、枯れこむことがあるんですが、スーパーベナは暑さに強い。また、バーベナは乾燥気味の管理をするため、夏場に
ウドンコ病が発生しがちですが、スーパーベナはこのウドンコ病にも強く、バーベナの弱点をほぼクリアしたと言っていい品種。
春に苗を一つ買って、脇枝を切って
挿木するといくらでも増やせます。増やして庭中にスーパーベナを生やすこともできます。
草丈20cm
参考:
バーベナの仲間・品種
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管理場所
必ず日当たりで育てます。1日6時間以上日光に当てられるといいです。
半日陰でも栽培は可能ですが、花が少なくなります。スーパーベナは花が大きくて開花が多い品種なので半日影では勿体無いです。
越冬もできます
スーパーベナは本来は
多年草(
宿根草)ですが、寒さに弱く、霜が降りるころには寒さに当たって枯れるものです。しかし、室内に取り込んで管理していると春にまた芽吹くこともあります。
0度〜5度以上の場所、霜には当てないようにし、土が凍結しないようにする。冬は寒さで活動していないので、
水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから数日経って水をやる程度にします(断水すると枯れますので水やりは継続します)。
肥料はやらない。これで越冬することもあります。
水やり
3月〜6月、9月以降は土が乾いていたら水をやります。
7月〜8月は高温で蒸発しやすく、水切れするので朝と夕方の2回水やりをします。1日2回水やりをしても水切れするならば、半日陰に移動させるか、ヨシズなどで日陰を作って蒸発を防ぎましょう。
水やりをするときは鉢底から水が出てくるくらいに、しっかりとやってください。
地植えの場合はほぼ自然に降る雨だけでいいですが、夏は乾燥で水切れを起こすので毎日朝か夕方に水をやってください。
肥料
開花時期の5月〜9月に週に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。スーパーベナはよく開花する品種で、肥料が切れると開花が止まります。
スーパーベナの植え付け
時期
4月〜5月あたりに苗が出回るのでこれを植えます。
ホームセンターでも見かけるので、買うのがいいです。どうしても色にこだわるならネットで買うといいです。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを使います。古い土ではなく、新しい土で植えるか、リサイクルしたものを使います。
鉢の植え付け手順
直径30cmの鉢に1苗植えます。鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
地植えの植え付け
スーパーベナは草丈が低く、横に広がるため
グランドカバーとして利用することもあります。花が多いので、文字通りの「花の絨毯」となります。
植え付け2週間前に深さ20cmほど掘って、庭土に
苦土石灰を1平方mあたり150gほど混ぜて中和しておきます。植え付け1週間前に庭土に対して3割ほどの腐葉土か
堆肥と化成肥料を混ぜて用土とします。株間は30cmほど空けて植え付けていき、最後にしっかりと水をやります。
●茎が土に接地すると発根する。Uピンで接地させてやるといいです。
剪定・切り戻し
切り戻すと
摘芯となり、脇枝が出てきます。脇枝が出ると次の花が増えます。樹形が乱れたら、定期的に
切り戻しをしましょう。切り戻した枝を挿木すると、株がいくらでも増やせます。コップに水を入れて、枝を挿していると発根するので、発根したら植え付ける。発根剤はなくても簡単に発根します。
花ガラ摘み
花がしぼんだものを「
花ガラ」と呼びます。花ガラを放置していると、
種子を作ろうとして株が弱って次の花が咲きづらくなったり、花ガラが腐って
病気になったりするので、花ガラはこまめに取ってください。
病害虫
ウドンコ病
ウドンコ病はカビの一種で葉っぱに白い粉が吹いたように見える。スーパーベナはウドンコ病に強い品種なので、バーベナより発生は抑えられますが、株が弱ると発生します。株が健康だと発症しにくいし、健康なら発症しても勝手に治る。発症したら病変部分を取り除き、廃棄しましょう。葉っぱに水をかけることで予防はできます。
灰色カビ病
灰色カビ病は花にカビが生える。梅雨など湿度が高い環境で発生する。灰色カビ病が発生するのは相当環境が悪いです。枝をさばいて風通しをよくすると予防できます。
ナメクジ
梅雨時期や、風通しが悪い環境だと
ナメクジに葉っぱを食べられる。ナメクジは環境次第では毎年発生するので、ナメクジ誘引駆除の薬剤を春のうちから散布すれば、かなり見かけなくなる。
最後に
スーパーベナはバーベナの弱点を克服した優秀な園芸品種で栽培しやすいですが、栽培しやす過ぎて話題に上がりにくいという妙な弱点があります。仕方ないですね。
栽培の詳細は
を参考に。
スーパーベナの栽培がうまくいったら、次は他のベーベナの栽培をしてみてはどうでしょうか?
その他の品種は
を参考に。
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