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イリマの育て方

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イリマ
目次
イリマ(オレンジレイ)の特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定・切り戻し
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
イリマの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
イリマ
科名
アオイ科
属名
キンゴジカ属
学名
Sida fallax
耐寒
5度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
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イリマ(オレンジレイ)の特徴は?

イリマ(オレンジレイ)はアオイ科キンゴジカ属の常緑低木。匍匐して広がるタイプと立って生育するものがあります。ハワイを象徴する植物は現在はハイビスカスですが、ハイビスカス以前はこのイリマでした。このイリマのオレンジの花を繋げてレイ(=首からぶら下げるもの)を作っていました。このオレンジレイはロイヤルレイとも呼ばれ、身分の高い王族だけした身につけられなかったと言われています。

育成温度が5度以上ということから霜に当たると枯れますが、暖地なら軒下の管理で越冬も可能です。
樹高40cm〜50cm
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水やり

土が乾いたら水をやってください。土が濡れていたら水はあげないでください。長期間濡れている状態が続くと根が腐ってしまいます。

しかしオレンジレイは地上部に対して、鉢が小さいことが多く、水切れしやすい傾向があります。水やりをする前に土に触ってみて乾いているかどうかチェックしてください。

夏の水やり

夏は高温で蒸発が速く、植物が水切れしやすいため、朝と夕方の2回、水やりが必要です。昼に水をやると日光に熱せられて高温になり、根を傷つける可能性があるため、避けましょう。朝夕水やりをしても、それでも水切れが起こる場合は、明るい日陰に移動させて蒸発を防ぎます。

冬の水やり

冬は成長が止まり、寒さで水の蒸発も鈍いため、土中の水が残りやすいので水やりは控えめにします。土が乾いてから数日経って水やりをするようにします。よくわからない場合は、土壌水分計で測ってから、水やりの判断をするといいです。
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肥料

生育時期にあたる4月〜10月に、液体肥料を週に一回か、化成肥料を1ヶ月に一回やります。肥料がないからと枯れることはないですが、肥料が切れると開花が止まるので、追肥を継続しましょう。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

根の張りが早いので、毎年春に植え替えをします。

用土

鉢植えの場合は一般的な培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜて使用してください。結局、培養土が安上がりです。

鉢植えの植え替えの手順

最初は6号鉢に1苗を植えて、毎年1号づつ大きな鉢に植え替えていきます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は、古い鉢から株から抜き出し、土を落とさずに新しい土で一回り大きな鉢に植えます。土をいじったり、根を傷つける生育不良を起こしますので、土は落とさないでください。

管理場所・日当たり

日当たりを好みますので、春から秋に掛けては日当たりか半日陰で管理します。直射日光で葉焼けすることがたまにありますので、葉やけしたら半日陰に移動させてください。

越冬・冬の管理場所

冬は室内の日当たりで管理します。

霜に当たると枯れます。霜が降りる前に…秋に最低気温が10度を切ったら室内に取り込んでください。室内では日当たりの良いところで管理します。10度以下になると弱って落葉することもありますので、できれば10度以上を維持したいですが、高機密高断熱の家でないなら10度以上は厳しいです。

人が生活しているリビングなどであれば、昼間に暖房がかかっていて、夜中でも5度以下にはなかなかならないで越冬は十分可能です。ただ、暖房の風は乾燥していて、暖房の風が直撃すると枯れるので、直撃しないようにしてください。

剪定・切り戻し

樹形が乱れたら適当に剪定します。剪定はできれば11月〜2月の間に行うと、花芽を落とさないで済みます。

病気・害虫

ハマキムシアブラムシハダニコガネムシなどが発生することがあります。

特徴・由来・伝承

ハワイ原産のハイビスカスに似た花。ハワイで首にかける「レイ」に使われるという話ですが、出回り始めたばかりのものなので情報が少ないです。

咲いた花が一日でしぼむ一日花です。この小さな花のイリマをレイにするということは、朝に大量に摘んで、編み込まなくてはいけないので、相当大変な作業だったはずです。
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