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オリヅルランの育て方…葉先から枯れたら?ランナーからの株の増やし方

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オリヅルラン
目次
オリヅルランの特徴は?
ランナーで株を増やせます
管理場所・日当たり
水やり
肥料…量で葉色が変わる
病害虫
植え付け・植えかえ
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学名などの基礎データ
オリヅルランの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
オリヅルラン
科名
キジカクシ科
属名
オリヅルラン属
学名
Chlorophytum comosum
別名
折鶴蘭
耐寒
5度
水やり
水控え目
場所
室内
難易度
初心者向け
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オリヅルランの特徴は?

オリヅルランは、キジカクシ科の常緑宿根草で、非常に頑健で育てやすい植物です。特に斑入りのナカフオリヅルラン・ソトフオリヅルランがよく流通していますが、本来は緑葉です。乾燥に強く、太い根に水分を蓄えるため、水を少々忘れても枯れにくいです。また、比較的加湿しても根腐れが起こりにくいため、初心者向きの植物です。NASAの研究では、空気洗浄機能の強い観葉植物としてナンバー1に選ばれています。

葉っぱの先が枯れた?

オリヅルランの葉っぱの先が茶色くなって枯れこんでいたら、水不足か根詰まりを疑ってください。根詰まりを起こすと水を吸い上げる力が落ち、葉先まで水が行き渡らず枯れ込んできます。植え替えをして改善しましょう。

先が変色したら、見た目が悪いので先を葉っぱの先に見えるように切ってきれいにしましょう。しなくても特に植物の健康上には問題ないです。あくまで見た目の問題です。

寒さにも注意

オリヅルランは耐寒温度が3度と観葉植物としては寒さに強いほうですが、霜に当たると即アウトです。霜が降りない地域では戸外で越冬も可能ですが、寒風にあたると傷みますので、室内が無難です。

室内管理していても窓辺だと夜中に0度になることがあり、そうなると枯れてしまいます。寒波が来る時は窓から離しましょう。
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ランナーで株を増やせます

オリヅルラン:ランナーで株を増やせます
オリヅルランは葉っぱの先から新しい株を作ります。コレをランナーと呼びます。自生地ではこれで横へ横へ広がっていくのですが、日本で育てていると、横に伸びては困る場合もあります。特に庭で管理していてランナーで広がってしまうと、どうも切り落としづらくなって、軒下からはみ出した部分が霜に当たって枯れた!なんてこともあります。
オリヅルラン:補足情報
ランナーは切って新しい鉢に植えたり、人にあげるか、しましょう。

ランナーの先に葉っぱが数枚出たら、ランナーの茎の根本から切って、茎は全部取り除いてください。これを土に植えると発根します。土に植えたら、発根するまでは乾燥しないように水をやりましょう。もしくは水挿しにして発根させてから植え付けます。ランナーの状態ですでに発根してる場合はすぐに植え付けていいです。

オリヅルランはランナーで横へと広がっていくものなので、ランナーを土に接地させていると発根してそのまま増えるので、それでも株は増やせます。
●ランナーでいくらでもクローン栽培ができるのですが、一回やったら飽きますよ。でも、ガーデナーなら一回はやりがち。

管理場所・日当たり

オリズルランは耐陰性があって少々日陰でも育ちますので、無理に戸外で管理しなくてもかまいません。年間を通して風通しの良い、室内の日当たりか明るい場所で管理します。ただ、あまりに日当たりが悪いと徒長(=ひょろながくなること)してしまいますので、ちょうどいい場所を探しましょう。

夏の管理場所

室内で管理する場合も夏は直射日光を避けてください。夏の日光では葉焼けしてしまいますので、夏は室内で管理する場合でも寒冷紗やレースのカーテンで遮光しましょう。戸外で管理するなら木陰の場所で管理します。
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クーラーの風は非常に乾燥しているので、風が当たらないようにします。直接じゃなければいいです。

本来は日当たりを好むが…

オリヅルランは本来は日当たりを好むのですが、購入時点ではあまり日光に慣れていませんし、耐陰性もあるので、室内で管理するのが一般的です。ですが、春と秋は戸外で管理することもできます。

特に購入時点のオリヅルランはビニールハウスなどの日光の柔らかい場所で育てられてきていて、春や秋であっても、いきなり戸外の直射日光に当てると、葉焼けを起こしてしますます。戸外で管理する場合も日陰(10日ほど)→半日陰(10日ほど)と徐々に慣らしていって、日当たりへと移動させてください。

冬の管理

オリヅルランは寒さにちょい弱くて霜に当たると枯れます。霜に当たると枯れて葉っぱが落ちますが、根まで枯れていなければ、春になると芽吹きますので、そのまま水をやって管理しましょう。

オリヅルランは基本的に冬は室内で管理します。室内の日当たりで管理してください。昼間に暖房をかけているリビングは、夜に暖房を切っても5度以下にはなりにくいですので、そういうところで管理しましょう。

暖房の風に注意

暖房の風が直接当たったら乾燥で枯れるので、風が直接当たらないようにします。直撃さえしなければいいです。

窓の近くは注意

窓の近くは外気に近く、寒波が来ると氷点下になることがあるので、寒波が来る時は窓から離して、部屋の中心部に移動させます。出窓は特に氷点下になりやすいので注意。朝になって、気温が高くなったら、窓の近くに移動させて日光に当ててください。

水やり

春〜秋の水やり

オリヅルランは根が太くて乾燥に強い植物です。土が乾いていたら水をやります。土が濡れているのに、チョコチョコと水をやっていると根が腐ってしまいます。水をやるときは鉢の底から水が出てくるくらいにシッカリとやってください。

霧吹きで葉っぱの裏にかけることでハダニなどのの予防になります。
●水切れになると葉っぱの先が茶色く変色してしまいます。
●夏場はさすがに蒸発が激しいので水切れします。気をつけましょう。

冬の水やり

冬になると他の観葉植物同様、水の吸い上げる力が低下しますので、水をやり過ぎると傷みます。冬は土が乾いてから三日か四日ほど経ってから水をやってください。

肥料…量で葉色が変わる

生育期である5月~9月には液体肥料か、ゆっくりと解ける緩効性の肥料を与えてください。肥料をあげるかどうかで、茂り方や葉っぱの色合いが全く違います。

オリヅルランは肥料の量で葉っぱの色合いが変わってきます。肥料が少ないときは葉っぱが白くなり、肥料が多いとオリヅルランの白い部分が黄色くなってきます。色合いを見て肥料の調節も必要です。
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病害虫

ハダニ
小さなダニで葉っぱの裏に潜んで汁を吸い、株を弱らせます。乾燥すると発生するので、葉っぱの裏に霧吹きで水をかけてやると予防できます。大量に発生したら薬剤を散布して駆除します。ハダニは他の植物からウィルス病を運んでくるので、できれば早めに駆除しましょう。

アブラムシ
葉っぱや茎の汁を吸って弱らせます。ハダニ同様にウィルス病を運んできます。また排泄物に糖分があり、これにスス病という黒いカビが発生します。スス病はオリヅルランを枯らしてしまう病気ではないんですが、見た目が醜いのでアブラムシを早めに駆除します。

カイガラムシ
白い動かない虫。発生したら削ぎ落とします。ウィルス病やスス病の原因になります。動かない成虫には薬剤があまり効かないので、薬剤は定期的に長期に散布しないと効果が薄いです。

ウィルス病
モザイク状の模様が出て、徐々に弱っていきます。ウィルスが原因で治療はできないため、他の株(他の植物)に感染する前に株を処分してしまいましょう。

植え付け・植えかえ

植え替え時期

生育時期の4月〜10月に植え替えをします。二年に一回か毎年植え替えをします。オリズルランは根の張りが早く、ほとんど毎年植え替えると思ってください。葉の先が枯れたり、葉っぱが少なくなったら根詰まりから根腐れしたかもしれません。植え替えをしましょう。

用土

観葉植物の土で植え付けをします。室内で管理するので腐葉土の入っている土は匂って辛いです。観葉植物の土は腐葉土が入っていないので、匂いがしません。自作する場合は赤玉土5ピートモス3川砂2を混ぜたものを使います。
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植え替えの手順は?

植え替えの前の1週間ほどは水を切ってカラカラにします。古い鉢から取り出し、古い土を落とし、根の先を切り落としてから一回り大きな鉢に植え替えます。新しい鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cmほど敷きます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて最後に水をやって完成です。
●古い土は落とさないで一回り大きな鉢に植え付けた方がダメージは少ないので、できればその方がいいです。
●ハンギングにした方が、ランナーがかっこいい!
●地下に太い根をつくって栄養を溜め、繁殖するため寄せ植えにすると他の植物を駆逐するので寄せ植えには適さないです。

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ヒロハオリヅルラン
ヒロハオリヅルラン
キジカクシ科