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スティックセニョールの育て方

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スティックセニョール
目次
スティックセニョール(茎ブロッコリー)とは?
水やり
日当たり
栽培計画
栽培作業
病害虫
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学名などの基礎データ
スティックセニョールの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
スティックセニョール
科名
アブラナ科
属名
アブラナ属
学名
Brassica oleracea ??????
別名
茎ブロッコリー
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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スティックセニョール(茎ブロッコリー)とは?

スティックセニョールは側花蕾(そくからい=脇芽)を食べる茎ブロッコリーの品種。茎がアスパラガスのように甘くて美味しい。ブロッコリーに比べて暑さに強く、長期間収穫できる。春植え+春収穫と、夏植え+冬収穫がある。春植え+春収穫は病害虫が発生しやすいので、一般的には夏植え+冬収穫が初心者向け。

育て方はブロッコリーと同じで、ブロッコリーではメインの可食部となる頂花蕾を摘芯して脇芽を出させるくらいです。栽培はブロッコリーも参考にしてください。
参考リンク
家庭菜園で栽培できるコスパの良い野菜
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ブロッコリー
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水やり

土が乾いたら水をやります。鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底からしっかりと水がでるくらいにやります。畑の場合は様子を見て水をやります。

肥料は水に溶けてから吸収されるので、水やり(雨)が少ないと肥料不足になって生育が鈍くなります。なんか生育が悪いなら水やりを増やしてみると解決するかもしれないです。

日当たり

日向で管理します。半日陰でも収穫はありますが、日当たりが悪いと生育が悪くなり、収穫が減ります。

栽培計画

冬蒔き→春植え→春収穫

害虫が多い…冬蒔き→春植え
2月にタネを撒いて育苗を始めます。これを3月〜4月に植え付け、5月前後に収穫します。気温が高くなると生育がはやまるので、春の生育は非常に早いですが、病害虫が発生しやすいのと、発芽温度が20度前後と高いため、種子から作るのは一般家庭では難しい。苗を買って植えるといいです。スティックセニョール(茎ブロッコリー)は夏の暑さに強いので夏まで収穫が食い込むことがあります。

夏蒔き→夏植え→冬収穫

初心者は夏蒔き→夏植えから
7月〜8月に種まきして、育苗して8月下旬〜9月に植え付けます。収穫は10月〜1月まで続きます。夏は発芽温度に達しているので発芽はするんですが、高温すぎて育苗が難しいです。一般家庭では、やっぱり苗を買って植えた方がいいです。
春よりは病害虫の発生が少ないので初心者はこちらから始めましょう。

栽培作業

種まき(2月・7月〜8月)

ポットに種まき用培養土を入れて、3粒の種子を入れて5mmほど土を被せて水をやります。ポットの上に濡らした新聞紙をかけておくと、気温があれば3日〜4日で発芽します。発芽したら間引いて、新聞紙を取り除き、日陰か遮光して日当たりで管理して、しっかりと日光にあてます。日光にあてないと徒長します。発芽以降は朝に水をやり、夕方までに乾くくらいに水やりします。本葉が4枚〜5枚になったら植え付けます。

用土・土づくり(3月・7月〜8月)

鉢植えの場合は一般的な花と野菜の培養土で。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

スティックセニョールは酸性土を嫌うので、畑植えの場合は、元の土に1平方mあたり100g〜150gの苦土石灰を混ぜて中和させます。そこに腐葉土か堆肥を元の土に対して2割か3割ほど入れて、化成肥料を150gほど入れて、よく混ぜて用土とします。

畑植え(3月・9月〜10月)

高さ10cm〜15cm、幅40cmの畝を作り、株間45cmで苗を植え付けていきます。水はけが悪い土なら畝を高くしましょう。最後に水をしっかりとやります。虫が大量によってくるので、トンネルに防虫ネットを張って予防しましょう。3月の植え付けの場合は温度保持のためのビニールトンネルを張ります。

鉢植え(3月・9月〜10月)

65cmのプランターなら苗を二つ植えます。直径30cmの鉢に苗を一つ植えます。防虫ネットを覆って虫から守ります。

どうしても地植えに比べると水切れしやすいので、水切れに注意。

1回目の追肥

植え付けして2週間後か、葉っぱが8枚になったら追肥します。株の周囲に肥料を1株あたり50gほどを撒いておき、土寄せもします。

2回目とそれ以降の追肥

1回目の追肥から2週間後か、頂花蕾が見えた頃にさらに追肥します。同様に1株あたり50gを撒いて、土寄せします。頂花蕾の摘芯後に脇芽が出て収穫をしますが、様子を見つつ、2週間〜3週間おきに追肥を繰り返します。スティックセニョール(茎ブロッコリー)は肥料ぐいで、肥料が切れると成長が止まり、味も悪くなりますので、必ず追肥をします。
●肥料は水に溶けて吸収されるので、追肥後にあんまり効いてない感じがしたら、水をやってみると解決するかも。

頂花蕾を摘芯する

植え付けして1ヶ月で頂花蕾ができます。この頂花蕾が500円玉くらいになったら、取り除きます。摘芯といって、成長点を切ってしまうことで、その下から脇芽が出ます。この脇芽がスティックセニョールの収穫部分です。

頂花蕾を摘んだ後は水やりを増やします。これは生育のためもありますし、追肥の肥料を効かせる目的もあります。

収穫(5月・10月〜1月)

脇芽が伸びて、それを切って収穫すると、次の脇芽が出てきます。脇芽に花が咲くまでに収穫しましょう。そうして15本〜20本の茎ブロッコリーを収穫します。

スティックセニョール(茎ブロッコリー)は徐々に細くなり、茎が伸びなくなります。茎が短いのにツボミがつきます。茎を食べるものなので伸びないということは収穫の終わりです。そうなったら撤去します。
●収穫は植え付けして1ヶ月半から2ヶ月後あたりから始まり、2ヶ月以上続きます。
●肥料が切れると生育が鈍くなり、茎ブロッコリーの甘味も減りますので、追肥は継続します。

病害虫

立ち枯れ病・ベト病・黒腐病・黒斑病・根コブ病などが発生します。
ヨトウムシ・コナガ・アオムシ・アブラムシが発生します。
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