ブロッコリーを最初に収穫すると、その後、脇芽から小さなブロッコリー(側花蕾)が出てきます。このうち大きなものを残して、また収穫することが出来ますが、この脇芽ブロッコリー(側花蕾)を次々食べることも可能。
人によってはこの脇芽のブロッコリーが大好きで、この脇芽ブロッコリーをメインとした「茎ブロッコリー(スティックセニョール・すずなりブロッコリー)」などもあります。茎ブロッコリーは暑さに強く、長期間収穫も可能です。ただ、メインの最初の大きな花蕾はなく、ずっと脇芽ブロッコリーです。大きな花蕾を収穫できつつ、脇芽がよくでる品種もあるので、これを育てると花蕾+脇芽収穫がはかどります。例:ハイツSPなど。
●ブロッコリーは気温が高いと、成長が早い反面、収穫し遅れることが多い。収穫が遅いと食感が悪くなる。
●ブロッコリーは頂花蕾を切って収穫したら、その茎に水が溜まって茎が腐る。気温が高い時期は腐りやすい。
●ブロッコリー類の調子がいいとブルームで葉っぱが白くなることがある。これは水を弾く「ロウ」で、植物の自衛のためのもので病気じゃない。茹でると落ちる。
●ブロッコリー栽培とカリフラワー栽培の最大の違いが、この脇芽栽培があるかないかで、ブロッコリーはメインの花蕾と脇芽栽培で2回美味しいのに対して、カリフラワーは花蕾を一回収穫だけ。なのでブロッコリー栽培の方が多い。
●ブロッコリーは茎も美味しい。天ぷらにするといいです。小さく切って炒めると美味しい。ただ、筋っぽいので、皮を厚めにむくようにする。葉っぱも食べられる。
●脇芽ブロッコリーは徐々に細くなり、細くなるほどに伸びずに開花する。そうなったら収穫は終了。
●収穫が終わったら、そのままグシャグシャにして肥料にして土に還すといいです。
●開花すると株が弱り、枯れてしまうが、花芽を摘んでいると
多年草のように何年も栽培が可能になる。毎年、収穫ができるが、何年かすると生育が悪くなる。おそらく株の老化が原因だろうと思う。
●種子も取れるが、サヤから種子を取るのが面倒。百均で種子を売っているのでスプラウトにするなら、それでやった方がいい。
●ブロッコリーは個体差が大きく、同じ条件でも同じようには育たないので、成長が遅くてもやきもきしてはいけない。