アゲラティナ・アルテシマ・チョコレートの育て方
目次
ユーパトリウムチョコレートとは?管理場所水やり肥料植え替え・植え付け剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アゲラティナ・アルテシマ・チョコレート
- 科名
- キク科
- 属名
- アゲラティナ属
- 学名
- Ageratina altissima Chocolate
- 別名
- ユーパトリウム・ルゴサム、銅葉フジバカマ、シソハフジバカマ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ユーパトリウムチョコレートとは?
ユーパトリウムチョコレートは
キク科アゲラティナ属の北アメリカ原産の
宿根草(耐寒性
多年草)のアゲラティナ・アルテシマ(=マルバ
フジバカマ)の改良品種。冬は寒さで地上部が落葉しますが春になると芽吹きます。以前はユーパトリウム・ルゴサム(Eupatorium rugosum)と呼ばれていて、ユーパトリウム属でしたが、現在はアゲラティナ属とされています。ですが、現在も品種名と組み合わせた「ユーパトリウム・チョコレート」で呼ばれることが多いです。
ちなみに元の種のアゲラティナ・アルテシマは日本で北海道〜関東に帰化しているくらいに頑健なので育てやすいです。
春は銅葉の
カラーリーフで夏になると徐々に緑が入ってきて、秋には寒さに当たって黄色く
紅葉する。冬は落葉し、春にはまた芽吹きます。ただ、春の芽吹きが若干遅い(5月以降)。濃い色合いに白い花のコントラストが非常に綺麗。葉色が綺麗で、葉色が変化し、花も綺麗で開花時期も長く、寒さに強く頑健となかなかの優良素材。
草丈1m
横幅40cm〜60cm
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管理場所
日向か
半日陰が適しています。夏の暑さにも強く、夏の直射日光にも負けませんし、日当たりが悪いと銅葉が鈍くなるので、日当たりがいい場所で管理するといいでしょう。ただし、夏に鉢植えにしていると水切れを起こしやすく、水切れを起こすと
葉焼けするので、葉焼けするようなら半日陰に移動させたり、寒冷紗・ヨシズなどで遮光してあげてください。
越冬
冬の寒さには強く耐寒温度はマイナス15度〜マイナス25度。東北・北海道でも庭植えで戸外での越冬が可能です。ただ、土が凍結すると根を痛めてしまうので、株を地際までバッサリと
切り戻して、株元に
腐葉土やワラを敷いて土が凍結しないように
マルチングしてください。
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は植え付けて2週間以内は水切れしないように水をやりますが、あとは自然に降る雨だけで十分です。あまりに乾燥するようなら水をやる程度にします。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやります。受け皿の水が溜まっていたら水を捨ててください。夏に日当たりで管理していると水切れを起こしやすく、水が不足すると葉焼けしやすくなるので、水切れしないように朝と夕方の2回、毎日水をやるか、半日陰に移動させたり、寒冷紗などで遮光してあげます。
肥料
ユーパトリウム・チョコレートはあまり
肥料を必要としていませんが、肥料があまりに枯渇すると開花・葉色が鈍くなるので、春と秋に緩効性化成肥料を1回づつ規定量をやります。
植え替え・植え付け
時期
春の芽吹く前…3月〜4月に植え替え・植え付けをします。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。夏に水切れしがちなので、少し水もちがいい土が好ましいです。
鉢植え
現在の鉢より1号か2号大きな鉢に植え替えます。これ以上大きくできないなら、取り出した株の土を落として、同じ大きさの鉢に植え替えてもいいです。また、株分けも可能です。用意した新しい鉢植えの底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植え
深さ30cm直径30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土を3割と化成肥料を規定量混ぜて、できれば1週間寝かせて土を馴染ませます。馴染んだら土を半分戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
剪定・切り戻し
庭植えにしていると1mまで大きくなり、横幅も意外と取ります。6月〜7月に地際から15cm〜20cmまで切り戻します。どこを切っても芽吹いてくれるので、適当に切っていいです。この時期に切り戻していないと夏に水切れしやすくなります。また、切り戻すことでコンモリと茂って、花が増えます。
冬になって落葉したら、地際までバッサリと切って丸坊主というか、地上部が全くなくなるまで切り戻してしまいます。土が凍結する地域であれば、株元にマルチングをしましょう。
挿木で増やす
挿木で増やすことができます。6月に枝を切って、下葉をとり、赤玉土小粒か
バーミキュライトや挿木用土などをビニールポットに入れて、乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると発根します。発根したら植え付けましょう。
病害虫
ほぼ見られない。
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