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ユーパトリウムの育て方

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ユーパトリウム
目次
ユーパトリウム(コノクリナム)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ユーパトリウムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ユーパトリウム
科名
キク科
属名
ヒヨドリバナ属
学名
Eupatoriun(Conoclinum) coelestinum.
別名
コノクリナム
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ユーパトリウム(コノクリナム)とは?

ユーパトリウムはキク科コノクリニウム属のアメリカ南東部・メキシコ原産の多年草宿根草)。コノクリナム属は4種ほどありますが、日本で流通するのは画像の「Conoclinium coelestinum」です。以前はユーパトリウム属に属していたので「ユーパトリウム」で流通していましたから、現在でもユーパトリウムで流通していることが多いです。

花がアゲラタムカッコウアザミ)に似ているため「宿根アゲラタム」という名前で流通することもあります。ちなみにユーパトリウム・チョコレートは現在はコノクリナム属ですらないです。

頑健で簡単で年々株が大きく育ちます。地下茎で横へと広がるタイプですが、引っこ抜けば広がるのを抑えることは簡単です。初心者に適したガーデニング材です。弱点をあげるとしたら、雨にあたると花が汚くなる、ということでしょうか。

春に苗を植えたら秋まで花が咲き、霜が降りたら花が終わります。冬の間は地上部が枯れて、地下茎で越します。春になったらまた新芽を芽吹く、多年草(宿根草)です。
草丈50cm〜100cm
花いろ青、白、ピンク、紫
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水やり

ユーパトリウム(コノクリニナム)は根が浅いために、庭植えしていても水切れがおきやすい植物です。鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやってください。庭植えした場合でも、庭の土の水はけが良すぎたり、根本に日光が当たるなどして、水切れが起き易いなら様子を見つつ、水をやるようにしてください。

ユーパトリウム(コノクリニナム)はジメジメした土を嫌います。長い間ジメジメした環境にいると根が腐って枯れてしまいます。水は土が乾いてからやるようにしてください。

肥料

生育期間に肥料をやると旺盛に茂りますが、肥料が無くても問題なく育ちます。逆に肥料が多いとヒョロ長く徒長してしまいます。様子を見て頻度・量を調節しましょう。

植え付け・植えかえ

時期

一般的には苗を春(4月〜6月)に植えます。ユーパトリウムは根の張りが早く、よく広がりますので、根詰まりしているようであれば、秋か越冬して春に株分けを兼ねて植え替えをします。

用土

一般的な培養土で植えるか、赤玉土7腐葉土3に緩効性化成肥料を少量入れて用土とします。

鉢植え

鉢は30cm以上の鉢に苗を一つ植え付けます。小さい鉢だとすぐに根詰まりを起こします。30cmでも根詰まりするくらいなので、できれば庭植えがいいです。

鉢底の穴を鉢底網で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

春に植えて、秋か越冬して春に植え替えるときは土を3分の1ほど落として新しい土を足して植え替えをしてください。株分けも可能です。株分けするときは半分か3等分に分ける程度にします。あんまり細かく分けると回復まで時間がかかります。

庭植えの手順

庭植えの場合は、20cmの深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割ほどと化成肥料を少量入れて、用土とします。土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

ユーパトリウムは株が大きく育ちますので、苗を植えたり、株分けするときは株同士を40センチ以上離します。

挿木(挿し芽)

挿木で増やせます。

5月〜6月に4節ほど切って、下葉を取って水揚げをします。水揚げは水を入れたコップに切り口をつけて水を葉っぱの先まで行き渡らせてから挿し芽にします。用土は赤玉土小粒やバーミキュライトの単用、もしくは挿木用土を利用します。あとは明るい日陰で乾燥しないように水をやっていると2週間ほどで発根します。発根したら鉢や庭に植え付けます。

管理場所・日当たり

日当たりでも半日陰でも生育します。日当たりの方が花の量が多いですが、半日陰でも十分開花します。夏の水切れを考えると半日陰の方がいいかもしれない。

冬には地上部が枯れて根だけになり、越冬します。土が凍結するほど寒い地域では根が凍って枯れてしまうので、腐葉土・ワラなどを厚さ10cmほどかぶせて凍結を予防しましょう。鉢植えであれば凍結しない場所に移動させます。

病気・害虫

アブラムシ
アブラムシは植物にはよく見られる害虫で、葉・茎の汁を吸う。特に新芽にたかって変形させて、開花が鈍くなりますし、生育不良を起こすので発生したら早めに駆除しましょう。

特徴・由来・伝承

耐寒性・耐暑性にすぐれていて繁殖力があり、増えすぎるほど。ユーパトリウムは花がフジバカマに似ていますが、青いものはアゲラタムにも似ています。

ユーパトリウムはキク科ユーパトリウム属(和名でヒヨドリバナ属)でフジバカマと同じ属だったのですが、現在はコノクリナム属となり、正式にはユーパトリウムではなく「コノクリニナム」と呼ばれるべきですが、ユーパトリウムという呼称が浸透しているので、ユーパトリウムで流通しています。
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