プリムラ・ブルガリス(プリムローズ)の育て方
目次
プリムラ・ブルガリスの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- プリムラ・ブルガリス
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- プリムラ属
- 学名
- Primula vulgaris
- 別名
- プリムラ・ウルガリス、プリムローズ
- 耐寒
- マイナス20度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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プリムラ・ブルガリスの特徴は?
プリムラ・ブルガリス(ウルガリス)は
サクラソウ科プリムラ属の
宿根草・
多年草。草丈は5cm〜10cmくらい。ヨーロッパ(ノルウェー中部〜イギリス〜デンマーク〜ドイツ〜フランスなど)・北西アフリカの湿地とまではいかない湿った林の中の草地や、川のそばに自生しています。日本で流通しているポリアンサ、ジュリエ、
ジュリアンといった品種の親株として混じっていると思われます。
別名のプリムローズは「最初に咲く花」という意味で早春に開花する。種の「vulgaris」は「広まっている」という意味で、広範囲でよく見られる一般的なプリムラの種。自生地では盗掘が多く、自生種はかなり少なくなっています。ヨーロッパのガーデニングではかなりメジャーな種。日本でも苗がごくわずかですが流通していますので、興味があれば育ててもいいと思います。
種子にはエラオソームがあり、アリが運んで広がっていく。葉はサラダで食べることもできます。
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水やり
プリムラ・ブルガリスは水を好みますので、乾燥しないように
水やりをしましょう。
鉢植えの場合は土が乾いたらタップリと、鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやってください。庭植えの場合は、大体は自然に降る雨だけで十分ですが、土の様子を見て水やりをしてください。
肥料
有機物が土にしっかりと含まれていれば、
肥料はなくてもいいですが、開花する時期に薄い液体肥料を週に一回やるといいです。
植え替え・植え付け
時期・頻度
晩秋〜春に植え付け・植え替えをします。土はできるだけ落とさないで植えた方がダメージが無くてその後の生育がいいですが、多少落としても問題なく、株分も可能です。鉢植えは2年に一回は植え替えをしましょう。
用土
有機物が多い土を好みます。一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。
夏越しさせるならば、培養土に川砂や
軽石小粒を混ぜて
水はけをよくしておくと夏越しの確率が上がります。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。
鉢の植え付け・植え替えは?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの際は土を落とさないで1号か2号大きな鉢に植え替えるか、少し土を落として同じ大きさの鉢に植え替えます。
庭植え(地植え)の手順は?
深さ20cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か
堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。水はけが悪いなら川砂か軽石小粒を少し入れて水はけをよくするといいです。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所
春と秋・冬は日当たりがよいところが好ましいが、
半日陰でもいいですし、夏の高温多湿が苦手なので年間を通して半日陰で管理するといいです。もしくは夏だけは風通しの良い半日陰か明るい日影で管理します。
寒さには強く、防寒は不要です。寒さより夏の暑さが問題ですね。
病害虫
高温多湿の時期は
灰色カビ病が発生するが、風通しの良いところで管理すれば発生は抑えられます。
アブラムシ・
カイガラムシ・
ハダニといったよく見られる
害虫も発生します。
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