オオバギボウシの育て方

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オオバギボウシの基礎データ

オオバギボウシ
科名
キジカクシ科
属名
ギボウシ属
学名
Hosta sieboldiana
別名
大葉擬宝珠、トウギボウシ
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
オオバギボウシの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

オオバギボウシの特徴は?

オオバギボウシはキジカクシ科ギボウシ属ホスタ属)の多年草。北海道〜本州の中部より北に自生しています。自生地は寒いところですが、関西以西でも地植えで栽培は可能。

葉っぱには筋が入り、すこしザラつく。緑色が一般的ですが、少し白っぽくなることもある。葉裏は白っぽい。夏に花茎を伸ばして開花する。花色は白か薄い紫。

東北では、オオバギボウシの若芽は山菜のウルイとして食べられます。毒性のあるバイケイソウ・コバイケイソウやヒメザゼンソウを間違えて食べることがあるので注意しましょう。
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水やり

少し湿ったところに自生する植物ですが、乾燥には見た目よりは強い方。庭植えであれば自然に降る雨でほぼ大丈夫ですが、夏などの高温乾燥する時期は庭植えにしていても水やりをします。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をしっかりとやってください。夏は朝と夕方の2回水をやります。それでも水切れするなら半日陰に移動するか、遮光してあげましょう。

冬は水やりを減らし乾燥気味に管理します。

肥料

新芽を出す前の3月と、開花が終わって涼しくなった9月に化成肥料をやります。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

真夏・真冬でなければ基本的にいつでも植え付け・植え替えは可能です。根詰まりをすると夏に水切れして枯れやすくなるので、2年に一回か、成長が早いのであれば毎年植え替えをします。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢植えの植え付け・植え替えの手順は?

7号〜10号の鉢に植え付けます。大きな鉢に植えると大きく育ちます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え替えの場合は古い鉢から株を取り出して、古い土を3分の1ほど落としてから、新しい土を足して植え直します。

庭植えの手順は?

庭植えの場合は、深さ30cm・直径30cmの穴を掘って、掘り出した土に苦土石灰をまいて中和させておく。1週間ほどで中和するので、1週間後にこの土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

株が大きくなって密生すると中心部が蒸れて枯れてきます。掘り上げて株分して植え直します。

管理場所

日光を好むのですが、半日陰でも育ちますし開花します。また、夏に日当たりが良すぎると、水切れしたり、葉焼けするので、庭植えにするなら年間を通して半日陰(木陰)の場所。

鉢植えなら、夏以外は日当たり、夏だけは半日陰で管理するか、年間を通して半日陰で管理します。

冬は凍結に注意

土が凍結すると枯れるので、凍結する地域ならば冬に地上部がなくなってから、株の上に腐葉土かワラを敷いて凍結を防ぎます。鉢植えなら凍結しないところに移動させます。

剪定・切り戻し

バッタダンゴムシ、ネコブセンチュウ、コガネムシの幼虫、ウィルス病などが発生します。

最後に…

オオバギボウシは日本に自生する植物で、花も綺麗で、葉っぱは鮮やかで使いやすい植物です。半日陰が適した場所なのでシェードガーデンの一角に植えるといいです。シェードガーデンに適した植物については以下のページを参考にしてください。
ナチュラルガーデンにも映えるのでどうぞ。
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