ハオルチア・五重の塔の育て方
目次
五重の塔の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し・挿木病害虫関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- ハオルチア・五重の塔
- 科名
- ススキノキ科
- 属名
- ハオルチア属
- 学名
- Haworthia tortuosa
- 別名
- 小天狗、竜宮城、聖の峰、青潮
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 上級者向け
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五重の塔の特徴は?
五重の塔は南アフリカケープ地方に自生する
ツルボラン科の
ハオルチアの一種の
多肉植物。
学名はHaworthia tortuosa、もしくはHaworthia viscosaで、同種とされます。
ハオルチアというと葉っぱが透けるのが特徴ですが、こちらは透明にはならないです。代わりに固く、名前の通りに葉っぱが何層にも重なっていきます。
成長が遅く、あまり流通していない希少種。ネットショップで買うとそこそこの値段がします。ただ、栽培自体は他の
サボテン・多肉類と同じで育てやすい部類です。根本から子株が出てくるのでこれを分けて、
挿木して増やせばよく増えます。ただ、あくまで成長自体は遅いですから、ある程度、他のサボテン・多肉類で経験を積んでからにしましょう。
春〜秋に生育するタイプですが、夏のあまりの暑さに弱るため、
水やりを控え、強い日光を避けて
夏越しさせます。冬は寒さで弱るので、水やりを控え、5度以下にならないようにします。
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水やり
基本的に多肉植物ですから過湿が苦手で、乾燥の環境を好みます。水のやり過ぎに注意します。成長が遅く、ダメージを負うと回復に時間がかかるので、やり過ぎに気をつけます。
春と秋は土がカラカラに乾いていたら、水をやります。鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。放置していると
根腐れの要因になります。
夏は暑さで、冬は寒さで弱ってしまいますので、夏は木陰に移動させ、土がカラカラに乾いたら、土の表面を濡らす程度の水やりに抑えます。冬も同様に土がカラカラになってから土の表面を濡らす程度にするか、断水します。
肥料
春と秋に通常の2倍に薄めた液体
肥料を月に一回やる程度にします。そもそも成長が遅いのでそんなに必要じゃないんですがあったほうが生育がいいのは間違いないです。
また、夏(最低気温が25度以上の日)と冬(最高気温15度以下の日)の弱る時期に肥料成分が土に残っていると根を傷めるので、施肥は早めに切り上げたほうがいいです。
植え替え・植え付け
時期・頻度
真夏を避けた5月〜10月に行います。できれば5月の中旬に行い、植え替えのダメージを5月〜7月で取り返すといいです。土の劣化を防ぐために、2年か3年に一回植え替えをします。
用土
サボテン・多肉植物の土で植え替えます。
鉢の植え付け手順
植え替える前の10日は断水しておきます。水をやっていると土に水が残って、植え替えのダメージで活動が止まっている時に根腐れすることがあります。
古い鉢から株を取り出し、古い土を三分の一ほど落とし、同じ大きさか1号だけ大きな鉢に植え替えます。現在が6号なら新しい鉢は7号と言う具合です。素焼き鉢が蒸れにくくて良いです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて完成です。
植え替え後は水やりをせず、そのまま日陰で1週間〜2週間管理します。養生させて、回復を待ちます。養生させたら、根が出始めるので、水やりを再開し、日当たりに戻します。
管理場所
春と秋は日当たり。
夏は木陰。もしくは室内でレースのカーテン越しの日光を当てます。強い日光に当てると
葉焼けしたり、調子を崩すので注意しましょう。
冬は室内で管理します。地域によっては戸外の軒下でも越冬しますが、霜・雨・雪でダメージがあり、成長が遅くてダメージを取り返せないので、室内の日当たりで管理しましょう。
暖房・冷房の風は非常に乾燥しているので室内管理する場合はこれに直撃しないようにしてください。直撃しないようにすればいいです。
剪定・切り戻し・挿木
成長が遅い植物なので、
剪定することはないです。ただ、栽培していると株元から、子株が発生します。これはベンレートなどで殺菌した清潔なナイフで切り取り、切り口を日陰で乾燥させてから、栽培用土(サボテンの土)の上に置いていると発根して新株になります。
葉っぱが下から枯れ込んできます。これは生理現象なのでこのままでもいいですが、見た目も悪いし、腐って
病気になることもあるので、無理に引きちぎりはしないけども、しっかりと枯れてパサパサになったら取り除くといいです。
病害虫
ハダニ・
カイガラムシなど。
害虫は
オルトランをまいておけば発生はほぼないです。あとは根腐れが問題。これは水やりが多いか、環境がよくないためですので、見直しましょう。
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