アガベ・乱れ雪の育て方…耐寒性強めで庭植えもできます
目次
アガベ・ミダレユキの特徴は?寒さに強く庭植えも可!水やりはとにかく控えめに肥料はなくても鉢の植え替え季節の管理場所病害虫最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アガベ・ミダレユキ
- 科名
- キジカクシ科
- 属名
- アガベ属
- 学名
- Agave filifera
- 別名
- アガベ・フィリフェラ、フィラメントーサ、乱れ雪
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- たまにやる程度
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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アガベ・ミダレユキの特徴は?
アガベ・ミダレユキはメキシコに自生する
キジカクシ科アガベ属(
アガベー属)の
多肉植物。
アガベの小型版で、葉っぱには白い糸が絡み付いています。これが乱れ雪の由来であり、
学名の由来。
この白い糸を「おしゃれ」と思えるならなかなか良い
観葉植物。室内インテリアでもいいですが、戸外の日光を好み、耐寒温度マイナス5度と寒さにもそこそこ強いので、関東南部以西の
中間地の平野部であれがば庭植えという手もあります。
アガベですから10年とか20年とか生育して株が充実したら長い
花茎を伸ばして開花して、株は枯れてしまう。
樹高50cm〜60cm
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寒さに強く庭植えも可!
耐寒温度はマイナス5度で戸外で庭植えにしての越冬も可能。庭植えにしてしまえば、
水やりは不要で、楽です。霜に当たると葉っぱが傷むこともありますが、そこまで悪化することはないです。ただ、夏の高温と直射日光で調子を崩すので、木陰・
半日陰に植えるようにしましょう。
植え付け手順は、庭土を大苗なら深さ40cm〜50cm、小苗なら深さ20cm〜30cmを掘り、その土を全て多肉植物・
サボテンの土に入れ替えて、苗鉢の土を落とさないで植えてください。ちなみに直径40cm深さ40cmの穴だと50Lほど土が必要になります。小苗の場合は深さ20cm〜30cmにしておくと、10L〜12Lくらいで済みます。
どうにも水がたまるようなら、
レイズドベッドなどで
水はけをよくするといいです。
水やりはとにかく控えめに
アガベ・ミダレユキは乾燥に強く、水やりの頻度が多くて土が濡れている期間が長いと窒息して
根腐れするので、乾燥気味の管理にします。鉢植えであれば土がカラカラに乾いてから、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。
冬は寒さで活動が止まっているので、水やりをストップするか、土がカラカラになってから土の表面を濡らす程度の水やりをします。
肥料はなくても
アガベ・ミダレユキは
肥料はなくてもいいですが、生育があまりに遅い場合は、春(4月)から秋(10月)に掛けての生育期に薄い液肥を二週間に一回か三週間に一回程度やるといいです。
鉢の植え替え
植え替えの時期・頻度は?
土が劣化するので大体二年か三年に一回は植え替えをします。植え替えは4月〜5月が適した時期です。
用土
水はけのよい土を好みます。
用土はサボテン
専用土(多肉植物の土)で植え付けます。自作する場合は
赤玉土5
軽石小粒5を混ぜたものを使います。
植え替えの手順は?
古い鉢から株を取り出し、土は劣化しているので古い土を半分ほど落とし、傷んで変色した根は消毒したハサミで取り除きます。
鉢は現在の鉢と同じ大きさでもいいですし、現在より1号か2号だけ大きなものでもいいですが、急に現在より3号〜4号も大きいと土中に水が残って根腐れすることもあるので避けましょう。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替え直後は明るい日陰で1ヶ月ほど養生してから、日当たりに移動させます。いきなり日当たりで管理すると調子を崩し、回復が遅くなることがあるので避けましょう。
季節の管理場所
春と秋は日当たりを好み、日光が不足すると白い糸が減るなどしますので、必ず日当たりで管理します。最低でも半日陰で管理しましょう。
冬はマイナス5度まで耐えるので、
暖地〜中間地であれば戸外での越冬も可能です。寒冷地は室内に取り込みましょう。室内で管理する場合は、暖房の風が直撃しないようにします。暖房の風はあまりに乾燥していて乾燥地帯の植物でも枯れます。
病害虫
カイガラムシ、
スリップス、黒星病、
サビ病などが発生します。
水やりを控えて雑菌の繁殖を防ぎ、
オルトランを前もって使っておけば病
害虫はほとんど発生しないです。
最後に…
その他のアガベ属については
を参考にしてください。
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