イタビカズラの育て方
目次
イタビカズラの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イタビカズラ
- 科名
- クワ科
- 属名
- イチジク属
- 学名
- Ficus nipponica
- 別名
- 崖爬葛
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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イタビカズラの特徴は?
イタビカズラは
クワ科イチジク属の常緑ツル性の木。福島・新潟〜沖縄に自生する。春〜初夏にイチジクと同じで、
3cmほどの花嚢と呼ばれる内部に花がある、イチジクの実のようなものができ、これが10月〜11月に熟します。
イタビとはイヌ
ビワのことで、ツル性になっているからイタビカズラと呼ばれています。イタビカズラに似ていて大きめの葉っぱのものが
オオイタビ(
フィカス・プミラ)です。
イタビカズラは栽培されることはあまりないですが、庭植えにすると壁に登っていきます。日本に自生しているので頑健で手間はかからないし、常緑。ただ、葉っぱに特徴はなく、花も地味。
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水やり
自然に降る雨だけでもいいですが、根本に日光が当たっていると乾燥で葉っぱがバリバリになって枯れることもあるので、そういうときは株元を
腐葉土や敷き藁で
マルチングして乾燥を防ぎます。
できれば
水やりのときに葉っぱに水をかけておくと、乾燥に防げますし、
ハダニなどの
害虫の予防になります。
肥料
肥料の追加はなくてもいいです。ただ、寒肥として2月に株の近くに根に当たらないように、深さ20cmの穴を掘って化成肥料を埋めるといいです。
植え替え・植え付け
時期
春に気温が高くなって20度以上になったら、植え付けるといいです。
用土
庭土に腐葉土か
堆肥を混ぜて、
用土とします。
庭植えの手順は?
庭の土を30cm〜35cmほど掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割か3割ほど入れて、化成肥料を説明書きの規定量の半分だけ入れてよく混ぜて用土とします。
穴に用土を半分戻して、イタビカズラの苗を入れて、隙間に用土を入れて、最後にたっぷりと水をやって完成です。
管理場所
半日陰や木陰に植え付けます。日当たりだと夏の強い直射日光で
葉焼けするので避けましょう。
剪定・切り戻し
望まないところまで、伸びた場合は
剪定して取り除きます。時期を問わず、取り除きましょう。切り口から白い乳液が出て、人によってはカブれるので、作業のときは必ず軍手をします。
病害虫
ほとんど見かけない。
最後に…
壁面に這わせるものとしてはイタビカズラの他に
などがよく使われますので、参考にしてください。
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