ベンジャミン(シダレガジュマル・フィカスベンジャミナ)

科名 | クワ科 |
属名 | イチジク属 |
学名 | Ficus benjamina |
別名 | シダレガジュマル・フィカスベンジャミナ |
みずやり | 水控え目 |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
ベンジャミンの育て方



冬は五度以上の温度が必要です。


まとめ
●ベンジャミンはクワ科イチジク属の常緑高木。
●土が乾いたら水をやる。
●乾燥するようなら葉っぱに霧吹きで水をやる(葉水)。
●生育時期(5月から9月)には液体肥料をやる。
●置き場所は頻繁に変えない。置き場所を変えると落葉する。なので購入直後はある程度は葉っぱが落ちる。落葉すること自体は生理的な反応で健康的なこと。
●冷暖房の風は厳禁。
●強い日光は苦手。
●根詰まりする前に植え替えをする。3年に一回は植え替えを。
●ベンジャミンはクワ科イチジク属の常緑高木。
●土が乾いたら水をやる。
●乾燥するようなら葉っぱに霧吹きで水をやる(葉水)。
●生育時期(5月から9月)には液体肥料をやる。
●置き場所は頻繁に変えない。置き場所を変えると落葉する。なので購入直後はある程度は葉っぱが落ちる。落葉すること自体は生理的な反応で健康的なこと。
●冷暖房の風は厳禁。
●強い日光は苦手。
●根詰まりする前に植え替えをする。3年に一回は植え替えを。
品種ベンジャミン・スターライト(斑入り品種)
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ベンジャミンの水やり


春から秋の水やり
5月から9月は生育期で水をよく吸い上げてます。土の表面が乾いたら、鉢底から染み出すくらいに、水をしっかりとやってください。受け皿に水が溜まっていたら捨てて下さい。水が腐って根腐れの原因になります。土を触ってみて濡れている間は水をやらないようにしてください。
乾燥にも気をつける
ベンジャミンは乾燥に弱いので、生育期に水を切らさないようにしてください。水が切れると葉っぱが落ちることがあります。これは葉っぱからの蒸発を防ぐ、ある種「健康的な」反応ではあるんですが、ともかく、そこまで水を控えないように。
5月から9月は生育期で水をよく吸い上げてます。土の表面が乾いたら、鉢底から染み出すくらいに、水をしっかりとやってください。受け皿に水が溜まっていたら捨てて下さい。水が腐って根腐れの原因になります。土を触ってみて濡れている間は水をやらないようにしてください。
●観葉植物を枯らす第1位は水のやりすぎです。
乾燥にも気をつける
ベンジャミンは乾燥に弱いので、生育期に水を切らさないようにしてください。水が切れると葉っぱが落ちることがあります。これは葉っぱからの蒸発を防ぐ、ある種「健康的な」反応ではあるんですが、ともかく、そこまで水を控えないように。
●でも、水のやりすぎによる根腐れでも葉っぱが落ちるからややこしい。過去の水やりや環境変化など総合的に考えて判断する。
冬の水やり
10月以降、気温が下がり(最低気温15度以下)、成長が鈍くなると、水を吸い上げる力が弱くなります。コレ以降は乾燥気味に管理してください。乾燥気味に管理することでベンジャミンの「耐寒性」を上げることが出来ます。目安としては、土が白く変色したら、水をタップリとやる…という感じです。
10月以降、気温が下がり(最低気温15度以下)、成長が鈍くなると、水を吸い上げる力が弱くなります。コレ以降は乾燥気味に管理してください。乾燥気味に管理することでベンジャミンの「耐寒性」を上げることが出来ます。目安としては、土が白く変色したら、水をタップリとやる…という感じです。
●冬でも水をやるときは、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやってください。
●冬に水を控えるのは「頻度」です。水の量じゃないです。冬は土が乾いてから数日経って水をやるようにします。土の表面が乾いていても鉢の中は水が残っていることが多いので、こういう水やりになります。理想的には鉢を持ち上げて重さで鉢の中の水の量を判断するか、土に割り箸を突っ込んで濡れ具合を確かめてから水をやるようにします。
●冬に水を控えるのは「頻度」です。水の量じゃないです。冬は土が乾いてから数日経って水をやるようにします。土の表面が乾いていても鉢の中は水が残っていることが多いので、こういう水やりになります。理想的には鉢を持ち上げて重さで鉢の中の水の量を判断するか、土に割り箸を突っ込んで濡れ具合を確かめてから水をやるようにします。
ベンジャミンには葉水

冬は暖房のために乾燥しやすいのですが、土に水をやり過ぎてもベンジャミンによくありません。そこで、葉っぱに霧吹きで水を吹きかけてやって乾燥対策をします。夏もクーラーが効いた部屋は乾燥しています。葉っぱに霧吹きを掛けて水をやってください。
●霧吹きをかけることでハダニなどの害虫予防になります。霧吹きをかけるときは葉っぱの裏にも水をかけるようにするといいです。
●春から秋でベンジャミンの鉢が小さいのであれば、ベランダ(とか戸外とか)に出してバシャーと水をかけてもいい。
●湿度が50%以下になったら霧吹きで葉水をやるといい。
●春から秋でベンジャミンの鉢が小さいのであれば、ベランダ(とか戸外とか)に出してバシャーと水をかけてもいい。
●湿度が50%以下になったら霧吹きで葉水をやるといい。
ベンジャミンの肥料
ベンジャミンの植え付け・植えかえ

植え替え時期
3年以上同じ鉢で育てていると、根が詰まってしまいます。放置しておくと、葉っぱが落ちて、葉色が悪くなります。植え替えをしましょう。植え替えに適した時期は最高気温が20度以上になった春(5月6月)。夏(7月)でも間に合うが、理想は春。秋以降になったら翌年まで待ちましょう(秋以降は生育が止まるため、根詰まりが悪化することもないし、植え替えのダメージを取り戻せない)。
3年以上同じ鉢で育てていると、根が詰まってしまいます。放置しておくと、葉っぱが落ちて、葉色が悪くなります。植え替えをしましょう。植え替えに適した時期は最高気温が20度以上になった春(5月6月)。夏(7月)でも間に合うが、理想は春。秋以降になったら翌年まで待ちましょう(秋以降は生育が止まるため、根詰まりが悪化することもないし、植え替えのダメージを取り戻せない)。
鉢の大きさ
家で育てていると、これ以上大きくなってもらったら困るな・・・ということもあります。そういう時は大きな鉢に植え替えずに、同じ大きさの鉢に植え替えます。一番大きな鉢は一般的には直径30cmの10号鉢。プラスチックの鉢でも土を詰めると結構な重さになりますので、体力に自信がないなら小さめの鉢にすること。
家で育てていると、これ以上大きくなってもらったら困るな・・・ということもあります。そういう時は大きな鉢に植え替えずに、同じ大きさの鉢に植え替えます。一番大きな鉢は一般的には直径30cmの10号鉢。プラスチックの鉢でも土を詰めると結構な重さになりますので、体力に自信がないなら小さめの鉢にすること。
鉢の植え替え手順


古い土を三分の一ほど落とします。地上部の枝も三分の一ほど落とします。植え替えは株にストレスなので、枝葉をそのままにして植え替えると根に負担がかかり、復活まで時間がかかります。
必ず新しい土で植え替えをします。
管理場所・日当たり

春から秋の管理場所①
室内で管理する
室内の明るい場所でも充分に育ってくれます。窓のあるリビングが目安です。
夏の暑さに強いわけじゃない。室内でも夏は直射日光の当たらない場所で管理すること。夏の直射に当たると葉焼けする。
春から秋の管理場所②
戸外で管理する
春と秋は戸外の日当たりでもOK。夏は半日陰に移動させます。移動が面倒なので春から秋の間、ずっと戸外の半日陰でも構いません。
室内で管理する
室内の明るい場所でも充分に育ってくれます。窓のあるリビングが目安です。
夏の暑さに強いわけじゃない。室内でも夏は直射日光の当たらない場所で管理すること。夏の直射に当たると葉焼けする。
●ベンジャミンは日が当たった方が葉っぱの色が濃く、艶やかになります。当たってない側の葉が薄くなります。樹形を整える為に、たまに向きを変えて満遍なく日をあててあげてください。
春から秋の管理場所②
戸外で管理する
春と秋は戸外の日当たりでもOK。夏は半日陰に移動させます。移動が面倒なので春から秋の間、ずっと戸外の半日陰でも構いません。
冬の管理場所
耐寒温度は5度。霜に当たれば一発で枯れる。15度以下になると生育が緩慢になり、10度以下でほぼ停止し落葉し始める。なので落葉させずに越冬させるには10度以上欲しい。
耐寒温度は5度。霜に当たれば一発で枯れる。15度以下になると生育が緩慢になり、10度以下でほぼ停止し落葉し始める。なので落葉させずに越冬させるには10度以上欲しい。
冷暖房の風は厳禁
暖房やクーラーの風が当たらないようにしてください。冷暖房の風は非常に乾燥していてコレがベンジャミンに当たると、葉っぱが落ちてしまいます。直接当たらなければいいです。それでも乾燥しますから、乾燥するなら霧吹きで水をやってください。
暖房やクーラーの風が当たらないようにしてください。冷暖房の風は非常に乾燥していてコレがベンジャミンに当たると、葉っぱが落ちてしまいます。直接当たらなければいいです。それでも乾燥しますから、乾燥するなら霧吹きで水をやってください。
ベンジャミンの葉が落ちる理由


ベンジャミンは購入直後はどうしても葉っぱが落ちます。環境が変わると古い葉っぱを落として、新しい環境用の葉っぱにしようとします。落ちたからと言ってあせらずに、そのまま育ててください。むしろ健康的な反応です。
●また冬の間に乾燥などで、葉っぱが傷んで黄色くなったものが落ちますが、これもよくあることなので気にしないで下さい。
●といっても丸坊主になるほど葉っぱが落ちるであれば原因が「環境の変化への対応」ではありません。乾燥・水・日当たり・温度など管理方法を再考してみましょう。
●購入直後は環境に適応する為に葉っぱを取り替えようと葉っぱを落とします。このときあせってアチコチへと移動させると、どんどん葉っぱが落ちていきます。まずは場所を替えずに様子を見てください。
●といっても丸坊主になるほど葉っぱが落ちるであれば原因が「環境の変化への対応」ではありません。乾燥・水・日当たり・温度など管理方法を再考してみましょう。
●購入直後は環境に適応する為に葉っぱを取り替えようと葉っぱを落とします。このときあせってアチコチへと移動させると、どんどん葉っぱが落ちていきます。まずは場所を替えずに様子を見てください。
実がなる?
ベンジャミンの株が充実してくると、丸い実のようなものができます。ベンジャミンはイチジクの仲間でイチジク同様に内部に虫を呼び込むタイプの花をつけます。これ、花なんです。無理に斬って捨てることはありません。ちなみに日本に受粉する虫がいないので、種子は出来ません。
ベンジャミンの剪定

ベンジャミンはゴムの木の仲間で、木を切ったり傷つけると白い樹液が出ます。アレルギーがある人(=ラテックスアレルギー)はこの樹液に触れるとかぶれることがあります。剪定をするときは手袋をして樹液に触れないようにしましょう。
剪定は春から夏に
ベンジャミンは気温が高くなる春から秋によく生育するのでこの時期に剪定すると、切った分だけ回復するので気が楽です。特にコツはなく、樹形を整えるように切るのと、古い葉っぱを落とすようにするだけ。古い葉っぱは傷が多いので剪定して落とした方が見た目が良いです。
●ハサミは切れ味の良いものを使うといい。
●葉っぱが密生していて邪魔なら、いつでも剪定していい。
●アレルギーがある人もない人も手袋をして剪定し、樹液がつかないようにする。
●ベンジャミンの枝は針金をかけて強制することができる。
●葉っぱが密生していて邪魔なら、いつでも剪定していい。
●アレルギーがある人もない人も手袋をして剪定し、樹液がつかないようにする。
●ベンジャミンの枝は針金をかけて強制することができる。
病害虫

ハダニは乾燥を好むクモの仲間。汁を吸ってベンジャミンを弱らせる。葉っぱや枝に白い糸が絡みついていたらいる。赤くてとても小さく、葉っぱの裏に住んでいる。霧吹きなどで葉っぱの裏に水をかけてやることでかなり予防できる。発生していしまったら、薬剤で駆除する。枯れることが十分ある。また排泄物からスス病が発生する。
アブラムシ
汁を吸う虫。一匹からでも爆発的に増える。霧吹きで水をかけることで発生をある程度予防できるらしいが、ほんとかな。爆発的に増えるので見つけ次第、薬殺(もしくはテデトール)する。アブラムシの排泄物からスス病が発生する。また、ウィルス病を感染させるので、とにかく早めの対処を。
カイガラムシ
動かない小さな白い塊があったらコレ。中に虫がいて、延々とベンジャミンの汁を吸っている。成虫には薬剤が効かないので、何度も薬剤を散布し、白い塊を歯ブラシか何かで削ぎ落とす。カイガラムシの成虫は自力では動けないので、落としてしまえばそのまま死んでしまう。カイガラムシのフンもスス病の原因になる。
ダンゴムシ
普段は枯葉を食べているが、食べるものがなくなると葉っぱを食べる。見た目に不愉快なので対応の薬剤で駆除するといいです。
スス病
ハダニ・アブラムシ・カイガラムシなどの排泄物に発生する黒いカビ。こすっても取れず、見た目に悪く、光合成を阻害するので、原因となる虫を駆除して予防する。スス病で枯れることはないですが、見た目がアレなんで。
特徴・由来・伝承

白い斑入りベンジャミンなども出ています。
ベンジャミンの若い幹はとても柔らかいために、ミツアミにしたものがよく出回っています。ソレを見て、ベンジャミンの幹は三つ網状に育つと勘違いする人もいますが、あれは人工的につくったものです。
ベンジャミンはイチジクの仲間です。長期間育てていると、小さなイチジクのような実が付きます。
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