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シマカンギク(島寒菊、油菊)の育て方と特徴

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シマカンギク
目次
シマカンギク(島寒菊)の特徴は?
水やり
肥料
植え替え・植え付け
管理場所
剪定・切り戻し
病害虫
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学名などの基礎データ
シマカンギクの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
シマカンギク
科名
キク科
属名
クリサンセマム属
学名
Chrysanthemum indicum
別名
島寒菊、油菊、アブラギク
耐寒
マイナス25度〜マイナス15度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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シマカンギク(島寒菊)の特徴は?

シマカンギク:シマカンギク(島寒菊)の特徴は?
シマカンギクは近畿以西・四国・九州で自生するキク科多年草。花を油につけて薬にするため油菊という別名もあります。根茎が横に広がっていき群生していきます。園芸菊の原種と言われています。地域によっては絶滅危惧種になっていますが、ネットショップでは多少流通しているみたいです。

庭植えにした場合は、上っぱなしで年々大きくなっていきます。栽培自体は簡単ですが、花が素朴というか特徴がないというか、物足りないかもしれないです。
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水やり

庭植えの水やり

庭植えなら自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。真夏にあまりに乾燥するなら水やりをします。

鉢植えの水やり

シマカンギクは比較的乾燥に強いので、水やりが多いと根腐れします。乾燥気味がコツですが水切れすると葉っぱが枯れるので、水やりは基本的に普通でいいです。鉢植えなら土が乾いたら、鉢底から水が出るようにしっかりとやってください。

夏は朝夕の2回水やりをします。昼に水をやると沸騰して根を傷めるので避けます。

冬は寒さで活動が鈍いですが、活動はしているので土が乾いて2日か3日経って水やりをします。

肥料

野草で山の中で育って開花するくらいなので、肥料はなくてもいいのですが、鉢植えの場合と庭植えでも土が痩せている場合は、春〜秋に液体肥料を2週に一回やるか、一ヶ月に一回化成肥料を説明書きの半分くらいをやるといいです。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

春か秋に植え替え・植え付けをします。

鉢植えは毎年春に植え替えをするといいです。秋に植え替えをすると植え替えのダメージを持ったまま開花し、株が弱ることがあります。

用土

一般的な培養土でいいです。自作するのであれば赤玉土小粒7腐葉土3を混ぜたものを使います。もしくはキク用の土もあるのでこれを使うといいです。
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鉢の植え付け・植え替えの手順は?

最初は7号〜8号に1苗を植えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出して、古い土を3分の1ほど落として、変色した傷んだ根をハサミで切って取り除きます。これを植え付けと同じように植え直します。

庭植えの手順は?

庭土を深さ20cmほど掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割ほど混ぜて、化成肥料を説明書きの容量の半分を入れ、混ぜて用土とします。

穴に半分だけ用土を戻し、シマカンギクの苗を入れて、隙間に用土を入れて、水をしっかりとやって完成です。横に広がっていくので何株も植える必要はないですし、挿木でも増えるので1株で十分です。でも、何株か植えるのであれば、50cm〜80cmほど空けておきましょう。

水はけが悪い場合は10cmほど高植えにすると根腐れの予防になります。

管理場所

日当たりの良い場所で植えます。シマカンギクは多少半日陰でも生育はしますし開花もするんですが、日当たりが良い方が花が多いです。寒さにはかなり強いので防寒は不要です。

夏の暑さには強く、乾燥にも強い方ですが、さすがに真夏の日当たりだと水切れします。様子を見て庭植えでも水やりをしてください。

剪定・切り戻し

剪定はしなくても問題ないですが、活動が始まる5月〜6月あたりに高さ半分くらいに切り戻しておくと、大きくなりすぎず、脇枝が出て花も増えます。

病害虫

アブラムシスリップスハダニ、アワダチソウグンバイなどの害虫が発生することがあります。これらはそこまで大事にはならないですが、見るのも嫌なら前もってオルトランを使っておき、発生後は対応の薬剤を使います。

病気ではうどんこ病、灰色かび病、褐斑病などが発生します。ウドンコ病は株が健康であれば問題なく、発生後に薬剤を散布すればいいです。灰色かび病と褐斑病は用土の水はけが悪いか水のやりすぎが原因です。
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