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フィロデンドロン・バーキンの育て方…葉が白くならない原因は?

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フィロデンドロン・バーキン
目次
フィロデンドロン・バーキンの特徴は?
水やり
肥料
植え替え・植え付け
管理場所
剪定・切り戻し
病害虫
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学名などの基礎データ
フィロデンドロン・バーキンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
フィロデンドロン・バーキン
科名
サトイモ科
属名
フィロデンドロン属
学名
Philodendron 'Birkin'
耐寒
5度〜10度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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フィロデンドロン・バーキンの特徴は?

フィロデンドロン・バーキン:フィロデンドロン・バーキンの特徴は?
フィロデンドロン・バーキンはサトイモ科フィロデンドロン属の園芸品種。葉っぱに鮮やかな白い模様が入っているのが特徴で室内のインテリアに適した観葉植物です。希少品種とされていたのですが繁殖力が旺盛というか芋がよく増えるため株が増えやすく、流通量が増えていて、ホームセンターなどでも見かけます。

ちなみに長く栽培していると暴れやすいので、植え替えの際に芋を間引いて小さくまとめて大きさを制限するといいです。

栽培自体は通常のフィロデンドロンや観葉植物と同じ。中南米原産なので、寒さに弱く、森の中で育つ植物ですから強い日光には葉焼けします。
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葉が白くならない?

フィロデンドロン・バーキンは模様が入るのが素晴らしいのですが、どうも株元から通常の緑の葉っぱが出てきやすいようで、栽培していると徐々に緑葉だけになっていく。原因の候補の一つは日光不足。日光が足りないから、自衛として葉緑素を増やそうとしているのです。あとは乾燥、根詰まりといったのが候補です。乾燥は葉水で、根詰まりは少し大きな鉢に植え枯れば解消されます。

あと、先祖返りの可能性もあります。

斑入りの植物は本来は緑であり、緑から派生したので、バーキンに限らず何かの拍子に緑葉に戻ることはよくあります。緑葉は葉緑素の少ない斑入り葉より生育がよく、放置しているとどうしても斑入りを駆逐していき、最後はほとんど緑葉のバーキンになっていきます(それはバーキンではない)。これが先祖返りです。

緑葉は摘むことである程度は抑制できるんですが、鮮やかな模様を継続させられるかはちょっと疑問。葉っぱによってかなり模様が違うので、緑ならば即、摘む!のではなくて様子を見て判断するといいです。

ちなみにバーキンの新芽は白い部分が多く、これが徐々に緑になっていくので、最初から緑一色なのは先祖返りか、栽培環境に問題があると考えた方がいいです。
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水やり

最低気温が10度以上になる春から秋は土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿の水がたまらないように捨ててください。指で触ってみて土が濡れているようなら水やりはしないでください。土が乾いたら…です。

葉水

フィロデンドロン・バーキンは本来、湿度の高い地域に自生する植物ですから、乾燥すると調子を崩したり、生育が鈍くなります。できれば加湿器をかけて葉水(霧吹きで葉にかけること)をするくらいの湿度を好みます。加湿器はできなくても、土への水やりとは別に、年間を通して霧吹きで葉っぱに水をかけてあげましょう。

冬の水やり

最低気温が10度に下がってきたらフィロデンドロン・バーキンの水やりの頻度を減らし、冬は土がカラカラになってから鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。もしくは土を少し濡らす程度の水やりにします。水分量は室温によるので冬の水やりと根腐れを参考に判断してください。ちなみに冬に水やりを控えることで、細胞内の水分が減り、細胞内の液の濃度が高くなることで寒さに強くなります。水を控えるのは、寒さ対策でもあります。

肥料

最低気温が10度以上になり、生育がはじまったら、水の代わりに液体肥料を2週に一回やります。バーキンは肥料があると生育がいいのですが、大きくなり過ぎると邪魔になって困りますし、繁り過ぎると病害虫の原因にもなるので、様子を見て頻度を減らしたり、濃度を薄めるといいです。

植え替え・植え付け

時期・頻度

フィロデンドロン・バーキンの鉢の植え替えは4月〜6月あたりに行います。頻度は二年に一回です。根詰まりすると生育が止まって、葉っぱが黄色くなったり、水切れしやすくなったり、逆に根腐れすることもあるので、二年に一回は植え替えした方がいいです。

用土

バーキンは観葉植物の土で植えます。一般的な培養土腐葉土が入っていて、匂いがするので避けます。自作する場合も腐葉土は避けましょう。

鉢の植え替えの手順

古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とし、根をほぐしておきます。用意する新しい鉢は以前と同じ大きさの鉢でもいいですし、1号か2号だけ少し大きな鉢でもいいです。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、用土を少し入れ、フィロデンドロン・バーキンの株を置きます。株の土面が鉢のフチより2cm下になるように調節します。この2cmは水やりの時に水が溜まるウォータースペースです。大きな鉢(10号以上)であればもう少し深く取ってもいいです。株と鉢の隙間に用土を入れていき、最後に鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやって完成です。

バーキンの植え替えの際に株分も可能です。

管理場所

フィロデンドロン・バーキンは春と秋は室内の日当たりで管理します。もしくは戸外の半日陰でもいいですが、室内インテリアで購入している人がほとんどなので室内管理になるでしょうね。室内管理でなんら問題ないです。そもそも日陰に強い植物ですから、日光不足より葉焼けや湿度が低いことの方が問題になりやすいです。

夏の直射日光で葉焼けすることがあるので、レースのカーテン遮光するか、直射日光は避けます。水切れすると葉焼けしやすくなるので、水切れしないようにもしましょう。直射日光には葉焼けするんですが、暑さには強いです。

できれば、風があると株の健康には尚のことよいです。扇風機(サーキュレーター)を直接当てるのではなくて、部屋内に風が通るようにします。

越冬

フィロデンドロン・バーキンの耐寒温度は10度前後と寒さに弱いので、冬は必ず室内で管理します。霜に当たると枯れるので、秋に戸外で管理している人は必ず室内に取り込みましょう。

冷暖房の風は非常に乾燥していて、冷暖房の風が直撃すると枯れるので、直撃しないようにしてください。直撃しなければいいです。直撃を避けて、空気の乾燥は霧吹きで葉っぱに水をかけて予防しましょう。

剪定・切り戻し

生育している時期の5月〜10月であれば剪定できます。葉っぱを間引いて、風通しをよくすることで病害虫の発生を抑えられます。

フィロデンドロン・バーキンの茎や葉をハサミやナイフで切ると、切り口から樹液が出て、カブれるので必ず軍手をして作業をしましょう。樹液がついた場合は洗い流せばいいです。

病害虫

ハダニアブラムシカイガラムシといった一般的に発生する害虫は発生します。葉水をすることで予防できます。
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