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アジュガ・キャトリンズジャイアントの育て方
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最終更新
2024-04-27
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アジュガ・キャトリンズジャイアントの基礎データ
科名
シソ科
属名
アジュガ属
学名
Ajuga reptans 'Catlin's Giant'
別名
カトリンズジャイアント
耐寒
マイナス25度
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
アジュガ・キャトリンズジャイアントとは?
アジュガ・キャトリンズジャイアントは
シソ科
の宿根
多年草
の
アジュガ・レプタンス
の品種。
アジュガ
の見た目と性質をそのままに、2倍くらいの大きさの大型品種。印象としては3倍くらいあります。別の植物のようです。
青い花
が立ち上がり、銅葉が地面を覆います。
カラーリーフ
としても花としても優秀です。寒さに当たると銅葉にさらに黒みがかかり、綺麗です。
アジュガというとこれまで、日陰・
半日陰
で地味に小さく咲く
グランドカバー
って感じだったのが、主役というと言い過ぎですが、存在感のある植物ですね。
アジュガと同じで耐陰性があり、明るい日陰〜半日陰でも育ちます。もちろん日向でも大丈夫ですが、乾燥で枯れ込むことがあるので、日向よりは半日陰が適しています。
手間がかからない植物ですが、注意点としては匍匐枝(ランナー)で横にどんどん広がっていき、広がりすぎることがあることと、乾燥に少し弱いこと。
草丈
15cm〜30cm
横幅
40cm〜60cm
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管理場所
日当たりでも半日陰でも明るい日陰でも育ちます。
ただ、日向だと夏に乾燥するため、少し湿った土を好むキャトリンズジャイアントでは枯れ込むことがあるので、半日陰が適しています。
日陰だと開花が鈍くなりますが、枯れるほどはないです。ただ、半日陰や日当たりの方が生育がよく、日陰から→木陰へと移動したときに急激に匍匐枝で広がって、他の植物を駆逐することがあるので、注意します。
想定の範囲から飛び出した場合は抜くようにしましょう。
冬の寒さには強い
耐寒温度はマイナス25度前後とかなり寒さに強いです。防寒は不要です。
植え替え・植え付け
植える時期は?
植える時期は真夏と真冬以外であれば、いつでも植えていいです。苗があまり流通していないので、購入したら植えましょう。
鉢植えの場合、毎年か2年に一回は植え替えをします。
用土
鉢植えにする場合は一般的な花と野菜の
培養土
で植え付けます。
地植えにする場合は、庭土に
苦土石灰
を混ぜて中和しておき、
腐葉土
か
堆肥
を入れて土を作って植えます。
鉢への植え付け手順
株が大きいので植えるなら最低でも8号、できれば
10号鉢
に1苗を植えます。それでも株に対して鉢が小さいので地植え推奨です。
鉢植えの底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石を2cm〜3cm入れて、その上に
用土
を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
これで植え付けは完了です。
植え替える場合は、古い鉢から株を取り出し、土を半分ほど落としてから植え直します。同じ大きさの鉢で新しい土を足して植え替えましょう。
地植え(庭植え)の手順
深さ25cmを掘り返し、苦土石灰をまいて中和させます。中和には1週間かかるのでまってから、土に腐葉土か堆肥を元の土に足して2割〜3割入れ、苗を35cm〜45cm間隔で配置し、植え付けていきます。植え付けの際に元肥は少し(規定量の半分くらい)あった方がいいですが、なくてもいいです。
匍匐枝で広がるのでもっと間を空けてもいずれは埋まります。
植えたら、しっかりと水をやって完成です。
アジュガは
連作障害
を起こし、3年か4年で徐々に弱っていきます。そこで3年〜4年ごとに掘り上げて別の場所に植え替えるか、土に腐葉土や堆肥を入れてフカフカにしてあげるといいです。
しかし、その連作障害を起こす前に匍匐枝で別の場所に移動していることが多く、そのときはちょっと困ったことになるかもしれない。
水やり
地植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。キャトリンズジャイアントはちょっと根が浅く、少しジメっとした土を好み、乾燥が苦手なので、日向だったり風通しが良い場所に植えたなら、様子を見て
水やり
をするといいです。
もしも夏に蒸れるようなら葉っぱを間引いてあげてください。
鉢植えの場合は、通常の水やりと同じで土が乾いていたら、鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。
肥料
肥料
はさほど必要ないです。開花しているときに液体肥料を2週に一回やるか、開花しはじめたら化成肥料を一回だけやるくらいでいいです。
開花していない時期に肥料があるとよく茂るのですが、ちょっと広がりすぎても困るので様子を見て調節してください。
広がりすぎ問題
キャトリンズジャイアントはまだ流通量が少ない、のですが、すでに広がりすぎて庭を占領された人がいます。日陰だとそうでもないのですが、ちょっと日光が当たる場所に匍匐枝で出ると勢いづきます。
広がらないように引っこ抜くといいですが、アジュガ同様、環境が合うと結構しぶとい。地下茎じゃないので抜けば済むのですが、なんとなく気が引けるな、なんて思っているうちに進出してしまいます。
手に負えなくなったら徹底的に引っこ抜き、それでもダメなら
除草剤
で駆除しましょう。ちょっと自信がない人はまずは鉢で育ててみるのも手です。
病害虫
灰色かび病、
ウドンコ病
、
アブラムシ
、
ハダニ
などが発生する。
灰色カビ病
は湿度が高いのが原因。ウドンコ病は風通しが悪いと発生しやすい。アブラムシ、ハダニは発生したら薬剤で駆除しましょう。
基本的に株が健康なら大事にならないです。
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