ベビーティアーズ(天使の涙・ソレイロリア)の育て方
目次
ベビーティアーズの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり切り戻し病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ベビーティアーズ
- 科名
- イラクサ科
- 学名
- Soleirolia soleirolii
- 別名
- ソレイロリア・天使の涙・赤ちゃんの涙
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 上級者向け
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ベビーティアーズの特徴は?
ベビーティアーズは
イラクサ科の
多年草。
学名が「ソレイロリア」なので、そちらで流通していることもあります。
育てるのは難しくないのですが、この繊細な姿を維持するには気遣いが必要です。日当たりを好むので、日光をバリバリと当てていると、ガッチリとした感じに育ち、購入当初のあの繊細な可愛らしさが無くなり、緑色のタワシみたいにゴツい見た目になり、やる気がなくなります。
また蒸れに弱く、乾燥にも弱いので
水やりも難しいです。それでも魅力的な植物なんですよね。
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水やり
春〜秋は水やりを忘れると、すぐに枯れます。絶えず湿っぽい状態を維持します。土が乾いてからでは水やりは遅いです。水やりが追いつかない場合は、軽く腰水をするといいです。でも、腰水だと蒸れてしまうこともあり、この辺りの調整は環境によります。
真夏になると、蒸れて枯れてしまいます。そこで、真夏は風通しの良い場所で管理し、昼には水をやらず、涼しい時期に水をやります。蒸れるとハゲ上がって、ベビーどころではなくなります。
●一般的な植物と水やりの頻度が全く違うので、水やりを忘れがちになります。ベビーティアーズは超「水を好む」と自分に言い聞かせて育てないと干からびて枯れます。
蒸れに弱い
蒸れに弱いので、葉っぱや茎に水が掛かるように上からジャバーっと掛けていると蒸れて枯れてしまいます。水やりは静かに、
ジョウロの口を鉢のフチに沿わせて土に注いでください。
水やりに口の細いジョウロがあるといいです。
冬の水やり
冬になると生育が止まるので、水やりは控えめにします。冬は部屋に暖房がかかっているため、空気が乾燥し、葉っぱが乾燥します。ベビーティアーズは乾燥にも弱いので、冬や乾燥する時期は葉っぱに霧吹きで水を掛けてあげます。
肥料
生育時期(4月〜10月)に液肥を通常の倍に薄めてあげます。ベビーティアーズはあまり
肥料を必要としていないので、薄いものをやるだけにします。やらなくてもいいですが、やった方が生育はいいです。
冬は生育が止まっているので肥料はやらないでください。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
2年に一回か3年に一回程度の頻度で、五月前後に植え替えや株分けをします。
根詰まりをしていると下葉から枯れます。
用土
観葉植物の土をそのまま使って植え付けます。自作するのであれば、
赤玉土6
腐葉土3
軽石1を混ぜた土か、赤玉土6
ピートモス4でも可。腐葉土は匂いがするため、室内管理には向いていないので、腐葉土ではなくピートモスに変えるといいです。
鉢植えの植え替えの手順
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。
鉢から取り出すと、ケーキのスポンジ感覚でサクサクと割れますので、株分も可能です。
余る場合は知人に上げましょう。その際「案外難しいから枯らしても恥ずかしくない」と一言添えると喜ばれるかもしれない。ベビーティアーズはよく枯れます。にもかかわらず何度もチャレンジしたくなる魅力のある植物です。
管理場所・日当たり
春〜秋は日当たりの良い室内での管理となります。
ベビーティアーズは日当たりの具合と水の加減が大事です。日当たりが少ないと間延びしてしまいますので、日光不足も困りますが、当たりすぎると葉っぱがガッチリしてきてかわいくなくなります。年間を通して室内のレースのカーテン越しの日光に当てるか、春と秋は日光に当て、夏はカーテンで遮光するなど調整しましょう。
冬の管理場所
霜に当たったり凍結すると枯れてしまいますが、寒さには強く、徐々に慣らせばマイナス10度まで耐えられますので、冬は日当たりの窓辺においておきましょう。
霜に当てなければ戸外でも越冬が可能です。
冷暖房に注意
冷暖房の風は非常に乾燥していて、冷暖房の風が直撃すると枯れるので、直撃しないようにしてください。直撃しなければいいです。室内管理が多いので注意しましょう。直撃を避けて、空気の乾燥は霧吹きで葉っぱに水をかけて予防しましょう。
切り戻し
切り戻しをすれば、
摘芯になって枝葉が増え、密生してかわいくなります。徒長していたらチョキチョキと切り戻しをして、仕立て直すといいです。また、蒸れにも弱いので、梅雨・夏前に少し切り戻して蒸れ予防をしておくと枯れを予防できます。
病気・害虫
病気害虫は見られないです。水切れや過湿の方が問題です。
特徴・由来・伝承
細かい葉っぱがびっしりと生える植物。「ベビーティアーズ」=赤ちゃんの涙という名前に負けない繊細な姿にはファンも多く、こればっかりと育てているガーデナーもいます。
育てるのは難しくないのですが、「綺麗」に育てるのにはテクニックが必要になります。
花も咲きますが超小さいので、よく見ないと分からないかもしれません。
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