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葉牡丹の育て方

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葉牡丹
目次
葉牡丹(ハボタン)とは?
水やり
肥料
植え付け
管理場所
葉牡丹の病害虫
関連記事
学名などの基礎データ
葉牡丹の開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
葉牡丹
科名
アブラナ科
属名
アブラナ属
学名
Brassica oleracea var. acephala
耐寒
マイナス30度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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葉牡丹(ハボタン)とは?

葉牡丹(ハボタン)はアブラナ科多年草。葉色や葉の形にいろんな種類がありますが、育て方は同じです。植えておいて、適宜、水をやれば初心者でも枯らすことなく育てられます。季節感もあって、お正月に飾るのに育てる方は多いです。
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生育サイクル

葉牡丹:生育サイクル
10月か11月に葉牡丹(ハボタン)の苗を植え、鑑賞します。それがすくすくと育って3月4月の暖かい時期になると、ニョキニョキとトウと呼ばれる花茎を伸ばし、その先に菜の花に似た花を咲かせます。それが種を作り、種を辺りに飛ばしてしまうと、精も根も尽き果てて枯れてしまいます。

こぼれダネから芽を出すことがあります。

踊り葉牡丹とは?

春にニョキニョキと出てくる花茎(トウ)につぼみが付く前に、数節残して切ってしまいます。すると、残った節から脇芽が出て、芽の先に新しい葉牡丹がモコモコと出てきます。こうしてトウを切って花を咲かせずにいると、枯れずに栽培は継続できます。

夏は半日陰の涼しいところで管理すれば、夏越しも出来、年々大きく育っていきます。こういう状態を「踊り葉ボタン」と呼びます。これはこれで面白いです。

踊り葉牡丹にする際の切り口が雨などに濡れると腐ってしまうので、晴れた日に切るようにするか、切り口が乾くまでは雨の当たらないところで管理します。

由来・伝承

キャベツかケールが、観賞用に品種改良されたのではないかと言われています。ケールが日本に渡来したのが鎌倉中期か江戸時代と言われ、文献に葉牡丹の名前が始めて出るのが、博物学者の山岡恭安による「本草正正譌」(1778年)。
●江戸時代には観賞用として普及して、紅白二色の葉牡丹が好まれた。
●アブラナ科の植物からトウが立つと、硬くなり、食べられないことから、「トウが立つ」は「旬を過ぎた」という意味の慣用句です。
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水やり

鉢植えの場合は土が乾いていたら水をタップリと鉢の底から水が出るくらいにしっかりとやってください。乾燥気味を好みます。土が濡れている間は水はやらないようにします。夕方に水をやると明け方に土が凍ることがあるんですが、それで枯れることはないです。とはいえ、できれば朝に水をやるようにするといいです。

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでも十分生育します。
種を撒いた場合は根付くまでしっかりと水をやります。普通は苗からなので、通常通りの水やりで大丈夫です。

肥料

植えるときにホームセンターなどで売っている培養土で植えれば、肥料が最初から入っているため、後は肥料をやる必要はありません。市販の土にはあらかじめ肥料が入っていますので、それで十分です。庭植えの場合で元肥を入れたのなら追肥は不要です。

5月から8月に肥料が切れると発色が悪くなる。この時期は肥料をやります。2週に一回液体肥料をやります。
気温が下がる頃…10月に肥料が効いていると葉っぱが緑になりやすいので、肥料がない方がいいです。9月以降は肥料をやらないようにします。苗が出回るのは10月以降なので通年で栽培しないのであれば気にしないでいいです。

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植え付け

時期

10月に種を撒きますが、一般的には11月以降に苗を植えます。

葉牡丹(ハボタン)はビオラパンジー同様に暑さが苦手です。暑さで枯れるのではなくて、気温が高いとヒョロリと伸びて乱れてしまう。

用土

水はけの良い土を好む。一般的な培養土で植えるか、自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものに、緩効性化成肥料を追加したものを使う。

葉牡丹(ハボタン)は酸性の土を嫌うので庭植えにするときは庭土に苦土石灰などを混ぜて中和してから植え付けてください。用土には緩効性化成肥料を入れておきます。

鉢植えの植え付けの手順は?

鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cmほど入れ、用土を入れて、株を入れて、土を入れていって、最後に水をやります。春までの栽培であれば株同士は詰めた方が見た目がいいですが、春以降も通年栽培するのであれば10cm〜20cmほど株間を取って植えます。
もしも春以降も栽培して夏を越したら秋に、古い土を三分の一ほど落として植え替えましょう。

庭植えの手順は?

庭土を30センチの深さまで掘り返し、酸性の土壌を中和するために苦土石灰を混ぜます。中和には約1週間かかりますので、1週間待ってから、腐葉土や堆肥を土壌の約20%になるように追加して、用土を作ります。

掘り起こした穴の半分に用土を戻し、植え付ける株を配置します。残りの用土を隙間に充填し、最後にしっかりと水をやって作業を完了します。

寄せ植え

葉牡丹単品の鉢植えが多いですが、冬から春に開花する植物と一緒に寄せ植えされることもあります。一緒に植える植物は以下のページを参考にしてください。
冬から春の寄せ植えの候補の一覧
冬から春の寄せ植えの候補の一覧
一覧まとめ

管理場所

秋〜冬〜春

耐寒性があるので日当たりであれば植える場所は選びません。

日当たりで管理します。半日陰でも構いませんが、日を好む植物ですので、出来るだけ日光にあててあげます。寒さには強く、霜にも雪にも負けませんが、強い寒風にあたると葉が傷んで見た目がよくないので、霜や寒風を避けた方がいいです。

夏の直射日光に当たると傷みまので、風通しの良い半日陰・明るい日陰に移動させます。一般的には夏越しはしないので気にしないでいいでしょう。夏越しをした場合の枝の乱れた姿…踊り咲き…を楽しむ人も居ます。

葉牡丹の病害虫

アオムシ
春から秋に発生する。見かけたら手で取り除くか、嫌ならヒットゴール液剤AL・ベニカグリーンVスプレーなどで駆除する。

アブラムシ
通年で発生する。葉牡丹にくっついて汁を吸う。特に新芽の柔らかいところに集るので生育障害を起こしてしまう。被害が少ないなら水などで吹き飛ばしてしまえばいいが、被害が多いならヒットゴール液剤ALなどの薬剤で駆除する。

うどんこ病
白いカビで、株が弱ると発生する。健康だと多少被害があっても、治ってしまう。被害がひどい部分は切除して、ヒットゴール液剤AL・ベニカグリーンVスプレーなどの薬剤を散布する。
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