一日花とは
花が咲いて、しぼむまでが一日の花。一般に一日花は次々に開花するものが多い。なので一日しか持たないと嘆く必要はありません。
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一覧
フヨウ、アメリカフヨウ、ハイビスカス、アジアンハイビスカス、ノウゼンカズラ、ヘメロカリス、アサガオ、琉球朝顔(オーシャンブルー、ヘブンリーブルー)、月下美人、沙羅の木(ナツツバキ)、ギボウシ、ツユクサ、月見草、宵待草
などなど
ムクゲはしぼんだり、開いたりを繰り返す。
などなど
ムクゲはしぼんだり、開いたりを繰り返す。
一日花はなぜ一日しか咲かないか?
この理由はハッキリとは分かりません。しかし推測は出来ます。
花が咲くのは種子を残すためですが、種子を作るうえで植物は「近親交配」を避けるようにしています。遺伝子の近いものの組み合わせは避けたいのです。人間の場合は近親交配をしていると徐々に個体が弱くなります。植物はそうでもありませんが、植物は「種」で競争をしているわけで、進歩はしたい。そのためには他の遺伝子を取り込みたいのです。
ところが、一年草の植物は新しい遺伝子を迎え入れることよりも、なによりまず「種子」を残すことを優先します。じゃないと、冬に枯れて、来年からは芽を出すことが出来ません。そこで「種子を残す」ことを優先した。つまり、自家受粉を優先し、新しい遺伝子――つまり別個体の花粉との受粉という目的を二の次、三の次にした結果、一日花という手法になった、というもの。
しかし、これで「一日花」の理由を説明することは出来ないと思います。一日花ではなく長期間咲けばいいのではないでしょうか?? それで何が違うのでしょうか。
名残としての一日花
花粉を昆虫が運び、それで新しい遺伝子を積極的に受け入れてきた名残という意見もあります。
新しい遺伝子を受け入れることに積極的でない植物は、花を咲かせる理由が薄い。ですが、かつて咲いていた名残として一日花という性質が残ったのではないか? というもの。
これも理由としては弱い。そもそも花を咲かせるメリットが非常に薄いということなります。惰性で花を咲かせているわけです。それにしてはあまりに勢い良く咲きます。人間の手が加わっているとはいえ、です。
花が咲くのは種子を残すためですが、種子を作るうえで植物は「近親交配」を避けるようにしています。遺伝子の近いものの組み合わせは避けたいのです。人間の場合は近親交配をしていると徐々に個体が弱くなります。植物はそうでもありませんが、植物は「種」で競争をしているわけで、進歩はしたい。そのためには他の遺伝子を取り込みたいのです。
ところが、一年草の植物は新しい遺伝子を迎え入れることよりも、なによりまず「種子」を残すことを優先します。じゃないと、冬に枯れて、来年からは芽を出すことが出来ません。そこで「種子を残す」ことを優先した。つまり、自家受粉を優先し、新しい遺伝子――つまり別個体の花粉との受粉という目的を二の次、三の次にした結果、一日花という手法になった、というもの。
しかし、これで「一日花」の理由を説明することは出来ないと思います。一日花ではなく長期間咲けばいいのではないでしょうか?? それで何が違うのでしょうか。
名残としての一日花
花粉を昆虫が運び、それで新しい遺伝子を積極的に受け入れてきた名残という意見もあります。
新しい遺伝子を受け入れることに積極的でない植物は、花を咲かせる理由が薄い。ですが、かつて咲いていた名残として一日花という性質が残ったのではないか? というもの。
これも理由としては弱い。そもそも花を咲かせるメリットが非常に薄いということなります。惰性で花を咲かせているわけです。それにしてはあまりに勢い良く咲きます。人間の手が加わっているとはいえ、です。
個人的意見
あくまで個人的な意見です。
一日花を咲かせることにはメリットが幾つかあります。花が多いのですからそれだけ種子も多くなります。そして「自分のDNAを残しやすい」ということです。
一日花を咲かせることにはメリットが幾つかあります。花が多いのですからそれだけ種子も多くなります。そして「自分のDNAを残しやすい」ということです。
一日花の生まれた理由とは?
一日花の代表格、朝顔は変異しやすいです。
変異は進化の可能性を含んでいますが、生存に不利な性質を残す可能性もあります。花が少ないと何かの拍子に変異体の割合が異常に多くなる可能性があります。
また変異だけでなく、受粉して他の花の不利な性質を受け継ぐこともあります。
花の数が少ない場合、受粉した「異常な性質」を受け継いだ子孫だけが残ります。だけというのは大げさですが、割合が増えてしまいます。もしも5つしか花が咲かないなら、一つの花に変異が発生すると、5分の一が変異体となります。場合によって、幾つかの偶然が重なって、半分以上が変異体という可能性もあります。下手すると全て変異体となり、運が悪ければ、一つも親の性質をほぼ受け継がない上に、不利な性質ばかりの子孫しか残らないかもしれません。子孫断絶の危機です。
変異は進化の可能性を含んでいますが、生存に不利な性質を残す可能性もあります。花が少ないと何かの拍子に変異体の割合が異常に多くなる可能性があります。
また変異だけでなく、受粉して他の花の不利な性質を受け継ぐこともあります。
花の数が少ない場合、受粉した「異常な性質」を受け継いだ子孫だけが残ります。だけというのは大げさですが、割合が増えてしまいます。もしも5つしか花が咲かないなら、一つの花に変異が発生すると、5分の一が変異体となります。場合によって、幾つかの偶然が重なって、半分以上が変異体という可能性もあります。下手すると全て変異体となり、運が悪ければ、一つも親の性質をほぼ受け継がない上に、不利な性質ばかりの子孫しか残らないかもしれません。子孫断絶の危機です。
誤差を小さくするのが一日花
そこで花を大量につくります。これで一定の「変異」の確率を保持しつつ、致命的な偶然による子孫断絶を防ぎます。
サイコロを振って1が出る確率は振った回数が多いほど六分の一に近づきます。もしも5回しかサイコロを振らない場合、全てが1になる確率は7776分の1と低いものの、自然界では十分ありうる数字です。ですが、100回振るとなると、あり得ない数字になりますので子孫断絶の危機は避けられるわけです。
変異が発生する誤差の幅を小さくするためのサイコロを振る数を増やす戦略…花の数を増やす…が一日花ではないか、と考えています。
もちろん変異が「有利な性質」の場合は、その「有利な性質」を持った個体が、勝利するはずです。
朝顔が夜から朝に掛けて開花するのは大した意味はないと思います。夜の虫を花粉を運ぶ対象した、昼に咲くのは蒸発量の関係から負担が大きい、もしくは上にあげた「確率」の調整などの理由でしょう。
サイコロを振って1が出る確率は振った回数が多いほど六分の一に近づきます。もしも5回しかサイコロを振らない場合、全てが1になる確率は7776分の1と低いものの、自然界では十分ありうる数字です。ですが、100回振るとなると、あり得ない数字になりますので子孫断絶の危機は避けられるわけです。
変異が発生する誤差の幅を小さくするためのサイコロを振る数を増やす戦略…花の数を増やす…が一日花ではないか、と考えています。
もちろん変異が「有利な性質」の場合は、その「有利な性質」を持った個体が、勝利するはずです。
朝顔が夜から朝に掛けて開花するのは大した意味はないと思います。夜の虫を花粉を運ぶ対象した、昼に咲くのは蒸発量の関係から負担が大きい、もしくは上にあげた「確率」の調整などの理由でしょう。
遺伝子を受け入れる可能性
タンポポと朝顔は別の手法ではありますが、「遺伝子の変異の確率を押さえることで、優位な性質を残す」という戦略をとったのではないでしょうか??
彼らはこう考えている
進化はしたい。
が、変異が多いのは困る。
自分も変異する上に
他の固体の花粉を受けれて変異を受け継ぐ。
これらの
変異は一定の割合に抑えたい。
抑えたいが変異はしたい。
変異こそが生存競争に打ち勝つ方法だから。
そうだ!!
毎日咲いて数を増やそう。
それで変異する割合が
誤差であっても増えすぎないようにしよう!
その結果が一日花ということ
だと個人的には考えています。
もしもこの仮説が正しいなら
一日花は「変異しやすい」性質があるのではないでしょうか?? こういうの研究すると楽しいだろうなぁ。
彼らはこう考えている
進化はしたい。
が、変異が多いのは困る。
自分も変異する上に
他の固体の花粉を受けれて変異を受け継ぐ。
これらの
変異は一定の割合に抑えたい。
抑えたいが変異はしたい。
変異こそが生存競争に打ち勝つ方法だから。
そうだ!!
毎日咲いて数を増やそう。
それで変異する割合が
誤差であっても増えすぎないようにしよう!
その結果が一日花ということ
だと個人的には考えています。
もしもこの仮説が正しいなら
一日花は「変異しやすい」性質があるのではないでしょうか?? こういうの研究すると楽しいだろうなぁ。
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