サイネリアの基礎データ
科名 | キク科 |
属名 | ペリカリス属 |
学名 | Pericallis |
別名 | ペリカリス |
耐寒 | 5度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
スポンサーリンク
サイネリアの特徴
サイネリアはキク科ペリカリス属の多年草。多年草なのですが、夏の暑さに弱いので、梅雨前後までには枯れる一年草扱い。単価も安いために夏越しにエネルギーを注ぐより翌年購入する人が多いです。管理場所・日当たり
日の当たる室内が適しています。よく1月~3月に店先に出回るので、寒さに強いのかと思いがちですが、霜に当たると枯れてしまいます。店舗で管理していても戸外の寒風にあたると萎れてしまいます。冬は室内で管理
店頭に並んでいるサイネリアは温室育ちで更に寒さに弱く、外で管理していると、あっという間にシオシオです。室内の日当たりで管理すると次の花が咲きやすいです。窓辺で日光に当てましょう。窓の近くは夜に寒波が来ると0度前後にまで下がり、一晩で葉と花がしおれてしまいます。寒波が来る時は室内の中央まで移動させましょう。もしも、しおれてしまったら、しおれた部分を切って、肥料や活性剤はやらず、暖かい場所で管理します。
室内で管理する場合は、暖房などの風が当たらない場所で管理してください。直接当たらなかったら大丈夫です。
戸外で管理する場合は軒下で雨霜に当たらないようにします。雨にあたると蒸れて枯れ込みやすいからです。
夏越しするには?
5月以降は気温が上昇して厳しくなってくるので、高さ半分まで刈り込んで、肥料はストップし、5月〜梅雨までは戸外の雨の当たらない半日陰。梅雨以後〜夏までは戸外の風通しの良い日陰で、水やりを控えめにして管理します。気温が25度を切り、20度くらいになってきたら、戸外の半日陰で管理し、水やりを増やし、肥料も再開します。夏越ししたらひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。
寒さにあたって開花するので秋以降は戸外で管理し、最低気温が5度になる前に室内に取り込みます。
水やり
花に水がかかると花がすぐにしぼみますし、葉っぱに水がかかると蒸れて枯れ込んでしまいます。口の長いジョウロで土にそっと水をやりましょう。底面吸水の場合はそこに水をやってください。冬〜春の水やり
冬から春の開花時期は水を吸い上げるので、水切れしないように水をやります。サイネリアは地上部(=草や花)に対して鉢が小さいことが多く、水切れしやすいので、土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいに、水をタップリと与えてください。特に室内で管理していると、暖房で水切れが置きやすくなります。
水切れしやすいですが、だからと言って土が濡れているのに水をやっていると腐って枯れてしまいます。
春以降の水やり・夏越しの水やり
気温が上がってくると、サイネリアには厳しい時期になります。夏前に枯れることが多いですが、地上部を刈り込んで風通しをよくして半日陰で管理し、水やりを控えましょう。土が乾いてから葉っぱがちょっとしおれてから水をやります。植え替え
植え替えの適した時期
冬に購入したサイネリアは大体梅雨前後までに枯れてしまいますので植え替えをすることは一般的ではありませんが、夏越しができたら、株が活動を始める直前の気温が25度〜20度以下になる9月〜10月に植え替えを行います。5月前後に挿木をする人もいますが挿木にしても夏越しは難しいです。
用土は何がいい?
一般的な培養土に堆肥か腐葉土を1割ほど足した用土に植えるか、自作する場合は赤玉土5ピートモス3バーミキュライト2を混ぜたものを使います。培養土には腐葉土が入っていて、室内で管理すると腐葉土が臭うので、腐葉土の入っていない観葉植物の土にピートモスを2割ほど足した方がよいです。植え替えの手順は?
ダメージを減らすために土を落とさず、根をいじらないで、新しい用土を加えて、新しい鉢に植え付けます。鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
種まきから育てる
9月に種をまいて育苗して増やすこともできます。発芽温度は15度〜25度。赤玉土小粒単用の土に撒いて、土を被せず乾燥しないように管理していると芽が出て葉っぱが6枚以上になったら移植します。種には肥料が必要ないので肥料はあげません。サイネリアを種子から栽培するのは大変なので普通はしません。種子から育てると温室で育てないため、寒さに強い株になります。
病害虫
灰色かび病、ウドンコ病、アブラムシ、コナジラミスポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。