フユシラズ(冬知らず)の育て方…カレンデュラの一種です
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最終更新
2024-03-17
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フユシラズの基礎データ
科名
キク科
属名
カレンデュラ属
学名
Calendula arvensis
別名
冬咲きカレンジュラ、ヒメキンセンカ
耐寒
マイナス15度からマイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
フユシラズとは?
フユシラズは地中海原産の
キク科
カレンデュラ属の耐寒性
宿根草
。自生地では道端に生える
雑草
。冬咲きカレンジュラ、ヒメキンセンカとも呼ばれます。昼になると花が開き、夜になると閉じます。
あくまで
キンセンカ
(
カレンジュラ
)の一種が「フユシラズ」であって、キンセンカ=フユシラズではないのですが、同じものだと思っている人は多いです。
開花が多く、寒さにも強いのですがキンセンカと比べると花は地味で、野草っぽいです。
秋に植え付けて、冬から春にかけて花を咲かせ、その後消えて無くなる
一年草扱い
ですが、
こぼれダネ
で翌年も生えてくることが多いです。
耐寒温度はマイナス15度からマイナス10度で、霜に当たっても枯れず、非常に寒さに強いので冬のガーデニングでは定番の種です。
草丈
10cm〜50cm
水やり
土が乾いていたら水をしっかりとやります。乾燥すると
病気
になりますので、極端に乾燥しないように気をつけましょう。土が濡れているうちに
水やり
をしていると
根腐れ
します。
庭植えの場合は、ほぼ水やり不要。あまりに乾燥するなら水をやる程度です。
肥料
花が咲いている時期は液肥を月に二回か三回ほどあげると、花つきがよくなりますが、基本的に控えめにしておきます。
日光が当たっているのに、葉っぱが黄色くなっているようならば
肥料
不足かもしれませんので、肥料をやってください。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
秋〜冬に苗が出回るので、それを植えます。
用土
赤玉土
7に
腐葉土
3を混ぜた土か、市販の
培養土
で植え付けます。
酸性
の土を嫌いますので、
石灰
を混ぜて中和させましょう。
鉢植え
鉢植えにする場合、鉢の底の穴に鉢底網を敷いて、その上に鉢底石を2cmか3cmほど敷いて、苗を植えます。最後に水をやって完成です。
一年草
なので植え替えることはありません。
庭植え
庭の土は掘り返して
苦土石灰
を混ぜて中和させます。中和反応は一週間ほどかかります。2割〜3割ほど腐葉土か
堆肥
と、化成肥料を混ぜて
用土
とします。
フユシラズは土に有機質(腐葉土や堆肥)が多いと、草丈が高く育ちます。そうなるとなんだか可愛くないので有機質は入れなくてもいいです。
株同士は20cm〜30cm空けて配置し、最後にしっかりと水をやって完成です。
種まき・こぼれダネ
ポットで育苗してもいいですが、適当に庭にまくか、こぼれダネで生やした方が楽というか、それでも十分出てきます。
開花後に
種子
をつけ、これが梅雨〜秋に発芽します。梅雨〜夏に発芽したものは暑さで消えてなくなります。秋以降に発芽しものが、生育して冬〜春に花を咲かせます。発芽したら、株間20cm〜30cmになるように間引いていきましょう。
管理場所・日当たり
日当たりのいい場所で管理します。秋に植え付けて冬から春にかけて花を咲かせます。冬の寒さに強いのですが、あまりに寒冷地だったり、強い寒風が吹きぬける場所に植えると、葉っぱが傷むことがあります(傷むけど枯れない)。
耐寒温度はマイナス10度からマイナス15度あたり。寒さで枯れることはないです。しかし、高温に非常に弱く、夏には暑さで枯れてしまいます。
病気・害虫
ほとんど病気・
害虫
は見られません。
たまに
ウドンコ病
・
アブラムシ
・
ヨトウムシ
が発生することがあります。発生したら、
テデトール
しましょう。
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