パンジー・よく咲くスミレの育て方

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パンジー・よく咲くスミレの基礎データ

パンジー・よく咲くスミレ
科名
スミレ科
属名
スミレ属
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
パンジー・よく咲くスミレの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

よく咲くスミレの特徴は?

「よく咲くスミレ」はスミレ科スミレ属(ビオラ属)のパンジー園芸品種の一つ。パンジーというと花が大きい印象がありますが、中輪で大きすぎず色合いも、鮮やかでありながら、どぎつい模様も無くかわいらしいものが多いです。

名前の通り、開花は多いですが、植えた人によっては「名前ほどじゃない」と言うかもしれません。それは昨今、開花量の多いビオラ・パンジー類が増えたから、そう思うだけで、開花量は多い品種で価格に対してのコスパはまだまだよい。それに日当たりがよいと、真冬もよく咲きます。よく咲くというのは嘘じゃないです。

秋に苗を植え、冬から春に掛けて咲きます。真冬も日当たりさえよければよく開花します。その後、夏には暑さで枯れてしまいます。
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水やり

冬は水を吸い上げない植物が多い中で、よく咲くスミレは真冬でもシッカリと水を吸い上げます。凍結するほどの寒い日は水をやりませんが、それ以外は土が乾いていたらしっかりと水をあげてください。鉢植えの場合は土が乾いていたら鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。

庭植えの場合も様子を見て水やりをします。

水やりは朝

日中ですら凍結するような寒い日は水やりはやめますが、それ以外の日は朝に水をやります。夕方に水をやると水が残り、朝方の低温で凍って根を傷めることがあります。パンジーは寒さに強いので、土が凍っただけでは枯れはしませんが、やっぱり株にダメージが残りますので、出来るだけ避けましょう。

肥料

プランターに植えても、庭植えにしても、よく咲くスミレは開花が多いので、混ぜ込んだ肥料はしばらくすると使い果たしてしまいます。そこで必ず肥料を追加してください。

一週間に一回ほど液体肥料をやるか、1ヶ月に一回化成肥料をやります。チッソ分の多い肥料をやると葉っぱばかりが茂ります。園芸用に市販されている液肥はバランスよく肥料が入っているので気にしないで大丈夫です。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

地域にもよりますが、よく咲くスミレは高温に弱く、気温が高いと植えつけても暑さで枯れてしまいます。9月は年によってはまだ30度前後ですし、10月も暑い年があります。最高気温が20度以下、もっとも適しているのは霜が降りる一週間前。そのくらい寒い時期まで待ちましょう。

夏までには枯れるので植え替えはありません。

用土

花と野菜の培養土で植えつけるか、パンジービオラの専用土というのもあります。これで植え付けをします。

古い土には雑菌と虫が繁殖していて、再利用すると病気になりやすく、肥料の成分が偏っているために生育不良を起こしやすいです。必ず新しい土で植えつけてください。

種まき

一般的には苗を買って植えますが、よく咲くスミレの種も販売されているので、種まき・育苗することもできます。種まき・育苗についてはビオラ・パンジーの種まきのコツ(鉢)のページを参考にしてください。

鉢植え

5号〜6号に1苗か、8号〜10号に3苗、横長プランターに3苗を植えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植える時に土をほぐしてから植えると根が広がりやすいです。

庭植え

庭土を深さ15cm〜20cmほど掘って、掘り出した土に腐葉土堆肥を3割ほど入れ、化成肥料を規定量入れてよく混ぜて用土とします。できれば一週間寝かせて土を馴染ませるといいです。

穴に半分ほど用土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は15cm〜20cmを空けて植えましょう。

管理場所・日当たり

日当たりで管理します。半日陰でも枯るわけでは無いですが、よく咲くスミレの利点を生かしきれません。日当たりで管理して下さい。

どうもよく咲くスミレは通常のパンジー・ビオラより日光を好み、日光が不足すると花付きが悪くなる傾向が強いようで、「よく咲くスミレが咲かない!」と言っている人は日当たりが悪いよう。なのでとにかく日当たりで。

霜に当たっても大丈夫です

よく咲くスミレは霜に当たっても大丈夫。枯れません。花も咲きます。枯れませんが、出来たら霜に当たらない方が更によく咲きます。でも日当たりがよくて、霜に当たらない場所なんて、そんな都合の良いことなかなか無いですから、気にしないでも構いません。

花ガラ摘み

しぼんだ花のことを花ガラといいます。これをマメにつんであげると次の花が咲きやすくなり、長くたくさんの花を楽しむことができます。花がしぼむと株は種を作ろうとして栄養をまわして次のツボミが咲きづらくなったり、次の花芽が出来づらくなります。花ガラをマメに摘むようになったら(摘むのが苦じゃなくなったら)初心者卒業です。花ガラを摘まなくても花が咲かなかったり、枯れたりするわけじゃないです。

よく咲くスミレが枯れた?

ほとんど、どうやっても枯れないパンジー類。でも花が咲かない、傷んでいる、などなどたまに枯らせる人もいます。

水切れ

水が切れると枯れます。水やりの項でも書いたのですが、水を吸い上げる力が強く、意外と水切れが起き易いです。植え替えた直後などはしっかりと水をやってください。

水のやりすぎで枯れる

水のやりすぎはよくありません。蒸れて葉っぱが腐ったり、真冬だと土が凍って根を傷めるなど、株が弱る原因を作ります。土が濡れている間は水は控えて下さい。

肥料切れで咲かない

ビオラ・パンジー類は肥料が切れると花が咲かなくなります。あまりに寒くて開花が鈍い時期は肥料は不要ですが、開花する時期…特に3月以降は肥料を追加しましょう。

寒すぎて咲かない

寒さに強いパンジービオラ類ですが、さすがに真冬は開花が止まります。よく咲くスミレは寒くても開花は多い方ですが、そういうときもありますので、大目に見て、暖かくなるのを待ちましょう。

暑すぎて枯れた

パンジー・ビオラは寒い時期に開花する植物で20度以上になると、間伸びして弱って枯れていきます。早く植えないようにし、4月〜5月以降に春から夏の定番の植物に切り替えるといいです。

特徴・由来・伝承

よく咲くスミレはサカタのタネが開発した中輪系パンジーの園芸品種です。文字通りよく咲きます。これは決して過大広告ではないです。過大広告ではないのですが、最近開発された株が大きなパンジーの類はよく咲くスミレでなくても、非常によく咲きます。

よく咲くスミレは高温でも徒長――首が長くなってしまうこと――が起きにくく、寒い時期でもよく咲きます。

他のパンジー・ビオラ系のページでも口を酸っぱくして言っている様に、パンジービオラ系は高い苗を植えた方が絶対に得です。安い苗が、まさに束になって掛かってもこの手の高価な苗に勝てません。ましてプランターや鉢に何株か植えるだけなら是非お試しあれ! とにかく全然違います。
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