アラカシ(クロガシ・ナラバガシ・オオバカシ)

科名 | ブナ科 |
属名 | コナラ属 |
学名 | Quercus glauca |
別名 | クロガシ・ナラバガシ・オオバカシ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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アラカシの育て方

雌雄異花・雌雄同株。痩せ地でも育ち、剪定に強いので生垣に利用されてきました。樹高が20mになるのですが、剪定すればそこそこに抑えることは十分可能。西日本以西で自生しよく見かけます。宮城県・石川県より西に自生はしていますが、地域の気温や風向きなど条件が厳しいかもしれません。シラカシは寒さに強いので寒冷地(関東以北)ならばそちらを。春に開花し秋にはドングリがなる。花芽は昨年の8月に出来ていて、その後に剪定すると花芽を落とすことになって開花しなくなる。
生育サイクルなど
春に花が咲いて、実が一年かけて熟します。冬は落葉し、春にはまた芽吹きます。西日本では生垣になりますが、関東ではアラカシより寒さに強いシラカシを生垣に利用することが多いです。
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水やりと肥料
湿潤を好みますとはいっても、庭樹ですから乾燥にもある程度耐えます。庭樹にした場合は、日照りでも無い限りは水をやる必要はありません。
植え付け・植えかえ・種蒔き
肥沃な土を好みます土に堆肥を混ぜておいて、粘土質であまりに水はけが悪いのであれば、腐葉土や赤玉土を混ぜて水はけをよくしてから植えます。
実から育てるという手も
一般的には幼木を植えます。成長したアラカシは根付きません。どんぐりから育ててもOK。適当に撒いていれば何個が出て来ます。
●発芽率は悪い。
管理場所・日当たり
代表的な照陽樹中国地方だと普通に見られるごく当たり前の木。なので日当たりで管理していれば問題無し。
その他
ウドンコ病にかかりやすい。発症した葉を切りとって、焼却するか、ビニール袋に入れてゴミに出します。近くに投げ捨て置かないように。剪定
冬に剪定する。そのまま放置していれば自然な樹形がキレイなので邪魔な枝を剪定する程度にするか、大きさを抑えるのであれば強剪定をする。
夏に花芽を作って春に開花するので、冬に剪定すると花芽を落とすことになる。花芽を落とせばドングリはできない。ただ、夏の木陰を作り、樹形を楽しむものだと考えるならば無視して剪定する。
特徴・由来・伝承

コナラ属で幹についた傷から出た樹液にカブトムシやクワガタが依ってくることも。ただし樹液を狙う昆虫はカブトムシやクワガタだけではなくて、蛾やハエ・アリの他にスズメバチも。カブトムシやクワガタを寄せるのであればコナラの方が適しています。
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