テイカカズラ・スタージャスミンの育て方
目次
スタージャスミンの特徴は?水やり鉢植えの水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- テイカカズラ・スタージャスミン
- 科名
- キョウチクトウ科
- 属名
- テイカカズラ属
- 学名
- Trachelospermum jasminoides
- 別名
- トウテイカズラ、トウキョウチクトウ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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スタージャスミンの特徴は?
スター
ジャスミンは中国に自生する
キョウチクトウ科テイカカズラ属のツル性常緑
低木。5月〜6月に真っ白な花が開花し、甘い香りがするのが特徴。名前にジャスミンとありますあ、もちろんジャスミンとは関係がありません。お茶にして飲む人はいないでしょうが毒があるので注意してください(作業する分には問題なし。食べなければ)。虫もほとんど付きません。
アブラムシはつきますが、予防可能な範囲です。
同じキョウチクトウ科でツル性で似た
ハツユキカズラがありますが、ハツユキカズラは新芽がメイン。スタージャスミンは花がメインです。
花が咲くと甘い臭いがすることから、ギフトとして真冬に開花したものが流通することがあります。スタージャスミンは戸外で育てるものなので、すぐに戸外で管理したり、植え付けをすると枯れることがあります。冬に出回るスタージャスミンは温室で(無理に)開花させているので、急に戸外で管理すると傷んでしまいます。
樹高10m?
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水やり
スタージャスミンは空気中の湿度の高い状態を好み、乾燥状態が続くと葉っぱが落ちます。水をやるときには葉っぱに水をかけるようにしたり、室内で管理している場合は葉っぱに霧吹きをかけてやるといいです。
庭植えの水やり
庭植えの場合は、真夏の日照りがない限りは降雨だけで十分です。真夏は乾燥で落葉しかねないので、ときおり葉っぱに水をかけるようにするといいです。
鉢植えの水やり
春から秋の
水やりは土が乾いていたら水をやります。土が濡れているうちは水をやりません。スタージャスミンは比較的、過湿に強いですがあまりに水を頻繁にやると枯れてしまいますので注意してください。
夏の水やり
真夏に水をやる場合は、朝か夕方に水をやります。真昼に水をやると沸騰して根が傷みます。
スタージャスミンは生育が旺盛で、特に真夏は生育からの水の吸い上げと夏の暑さによる蒸発で水切れがおきやすいです。夏に葉っぱがパラパラと落ちたら水切れを疑います。また8月以降は翌年の
花芽を作っていますので、この時期に水切れをすると翌年の花が少なくなります。理想は庭植えか、出来るだけ大きな鉢に植えることです。
冬の水やり
寒冷地では室内で管理し、それ以外の地域では戸外で越冬させます。夏は水切れしやすかったですが、冬は生育も鈍くなりますので、水は控えます。土が乾いてから2、3日経って水をやる程度にします。
冬に水をやるときは午前中にやります。夕方にやると朝方に水が凍って根を傷めるためです。
肥料
スタージャスミンは春から秋に掛けてどんどんと生育します。
肥料が切れると生育が鈍くなります。特に9月以降は花芽形成をしているので、この時期に生育が鈍くなると翌年の花が少なくなりますので、8月下旬以降に肥料が切れないように緩効性肥料を一ヶ月に一回根本にパラパラと撒いてやるか、一週間に一回液肥をやります。液肥の方が効果が早く、目に見えて元気になりますが、成分が一緒なら効果も一緒です。
初心者は分量を調節できる液肥がおすすめ。
肥料がなかったからといって枯れるわけじゃないです。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春(4月〜6月)か秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをします。花芽が9月にできているので、春の植え付け・植え替えが好ましいです。鉢植えの場合は2年に一回植え替えをしましょう。
庭植えが適しています
スタージャスミンはつる性で、鉢植えにした場合はフェンスに絡ませたり、支柱に絡ませる必要があり、誘引してあげなくてはいけません。これが面倒です。また、夏の水やりの都合を考えると庭植えが適しています。
壁面に登ると跡が残ったり、取り除くのに大変なので、覚悟して登らせる。
用土
水はけがよければ
用土は選びません。鉢植えならば市販の
培養土。自作するのであれば
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えする場合は、よほど水ハケが悪くなければ大丈夫です。水ハケが悪いならば赤玉土や川砂を足して、水ハケをよくしてから植えます。
鉢植え
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で土が流れ出ないように塞いで、鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど敷いて、用土を入れて、株を入れて隙間に用土を入れます。最後に鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりと水をやります。
植え替えのときは、できれば土を落とさないで一回り大きな鉢に、新しい土を入れて植え替えましょう。
もう、鉢を大きくできない場合は、根の土を3分の1ほど落とし、地上部の枝を半分ほど
剪定しておくと、根の負担が減って回復が早くなります(根をいじるとダメージがあり回復が遅くなるため)。
庭植え
庭土を深さ30cmほど掘り返して腐葉土か
堆肥を3割ほど追加して、化成肥料を説明書きの規定量入れてよく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、株を入れて隙間に土を入れて、最後に水をやります。
水はけが悪いのであれば土に軽石や川砂や
パーライトを追加して水はけをよくするといいです。
管理場所・日当たり
日光を好みます。乾燥で葉っぱが落ちることがあったり、
葉焼けすることがたまにありますが、枯死することはありません。日光は生育と翌年の花の量に関わる大事な要素ですから、しっかりと当ててあげるのが育てる上でコツです。
また、夏にしっかりと日光に当てていると、秋にちょっと
紅葉します。
越冬
スタージャスミンは耐寒温度はマイナス10度で、結構寒さに強いのですが、テイカカズラが越冬できる地域でもスタージャスミンが枯れることがあります。寒冷地では室内で管理することになります。
若干寒さに弱いっても一般的な植物では確実に「寒さに強い方」です。よって、
暖地・
中間地では戸外で問題なく越冬。寒冷地でも地域によっては越冬不可って程度。
剪定
8月の下旬以降に花芽が形成されるので、開花後から8月の間に剪定をすることで、翌年の花芽を落とすリスクを避けられます。ただ、スタージャスミンは弱い植物ではないですし、どんどん繁茂するもので、邪魔なら季節を問わず、剪定はするべきです。
病気・害虫
アブラムシが発生することがあるが、ほとんど見られない。
特徴・由来・伝承
テイカカズラの
園芸品種の一つ。育て方はテイカカズラやハツユキカズラと同じです。育てやすく、手間隙掛けて可愛がって育てるのではなくて、放置しているうちに広がっている!くらいの植物です。
スタージャスミンという名前は、花の形と色と香りからです。
最後に…
スタージャスミンは花の香りが魅力ですが、葉っぱが緑で、物足りないかもしれません。斑入り品種があるので、こちらだと
カラーリーフとしても優秀なので、
斑入りスタージャスミンのページを参考にしてください。
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