キウイフルーツの育て方

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キウイフルーツ(kiwifruit)

キウイフルーツ
科名マタタビ科
属名マタタビ属
学名Actinidia deliciosa
別名kiwifruit
みずやり水を好む
場所外の日なた
難易度チャレンジャー
画像の投稿
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開花
植え
肥料

キウイフルーツの育て方

キウイフルーツの育て方
文章の修正概要
キウイはマタタビ科のツル性植物。キウイ・キューイ・キュウイと表記はさまざま。ニュージーランドの特産で名前の由来は、ニュージーランドの国鳥「キーウィ」に似ているから。英語でkiwiはキーウィ(鳥)だったりニュージーランド人を意味します。英語でキウイ(果実)を意味する言葉はkiwi-fruit。
乾燥に強い。熱帯のイメージがありますが、寒さに強く、マイナス10度に耐える。ただし二年目までは寒冷地では枯れることがある。非常に簡単に収穫できるので一時期爆発的に広がった。結実するのは三年目から(あくまで目安、初年でつけることもある)。遅い場合は7年かかる。年数というよりは「成木」になったかどうか。
まとめ
●キウイは繁殖力が強く、「植えてはいけない植物」にちょくちょくあげられるので、植える前に考えること。
●雄木と雌木があり、雄木がないと結実しないが花粉を販売しているのでこれで人工授粉させてもいい。
●育てやすい植物だが、それなりに手間もかかる。
●キウイのオスとメスを両方植える。
●寒さに強いが幼木の場合は寒さに枯れることがあるので注意。
●冬に剪定する。
●新芽を間引くこと。
●棚に誘引する。
●果実を間引く。間引かないと実が小さくないり、甘味も薄い。
肥料は控えめに。

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キウイフルーツの水やり

文章の修正水やりは一般的な植物同様に、土が乾いたら鉢底から染み出すくらいにしっかりとやります。庭植えした場合は、夏以外は降雨だけでもOK。問題は夏です。
夏の乾燥で枯れなくてもしおれると――
キウイフルーツの収穫は秋。10月あたりです。開花から収穫までの期間が長く、特にこの真夏の乾燥で水不足になると葉っぱがしおれて、果実が落ちてしまいます。こうなると食べられませんから、夏に水切れしないように、マメに水をやります。
鉢植えは注意
メス株を鉢植えにしていると、夏に水切れしやすいです。あまりに水切れが酷くて、水やりが追いつかない場合で、移動できるのであれば、半日陰に移動させるのも手ですが、大抵はフェンスなどに絡み付いていて移動できないです。
●夏は毎日水やりをします。
●植え付けして2週間から1ヶ月ほどは根が土に活着しておらず、水切れするのでしっかりと水をやる。

キウイフルーツの肥料

文章の修正肥料
12月(寒肥)、2月(新芽が出る前の肥料)、6月(開花後)に肥料をやります。生育が旺盛な場合は2月6月の肥料は控えめにするか、やりません。キウイはそもそも肥料が少なくても育つ植物で、肥料が多いと枝ばかりが伸び、枝にエネルギーが行って、花が咲かず、実がならないことがあります。
●植物は自己保存のために開花し、結実するので、栄養が豊富にある場合は開花しないということがよくあります。

植え付け・植えかえ・種蒔き

植え付け時期

文章の修正植え付け時期
暖地中間地ならば10月~12月に植え付け。北関東などのギリギリ生育する地域は2月3月あたりに植え付けをします。
●キウイの苗木は特に水切れに弱いのですが、それにさえ対応できれば夏に植えても大丈夫。でも、やめたほうがいいです。
参考キウイの苗を買う前に基礎知識
キウイの品種まとめ

用土

文章の修正株と株の間は3m空ける
農家はオス株一個につき、4個か5個のメス株を植えますが、一般家庭でそんなに植えると、果実が出来すぎて手に余ります。オスメス一個ずつで十分です。
株同士は3m空けます。メス株は庭植えしますが、オス株は鉢植えでも構いません。

用土など
用土は市販の培養土か、赤玉土腐葉土4を混ぜたものを使います。庭土の場合は庭土に芙蓉度を二割ほど追加してよく混ぜて用土とします。

植え付け手順

文章の修正鉢植え
尺鉢というのは直径30cmの鉢のことです。最低でも直径30cm以上、出来るだけ大きな鉢で育てて下さい。夏に生育し、鉢植えで水切れしやすいです。
●鉢は45リットルあればいい。もっと大きい方がもちろんいい。
参考キウイの棚について注意点

庭植えでも鉢植えでも支柱が
藤棚のような絡ませるものが必要です。鉢植えの場合は絡ませる支柱を用意します。うまく絡むように紐で括りつけて誘引します。手間が掛かりますが、これをしないでいると、他の木に絡みついて生育を阻害したり、家の柱などに絡み付いて、面倒なことになります。

管理場所・日当たり

文章の修正日当たりで
日当たりを好みますが、風が強い場所に置いていると、ポッキリと折れることがあるので、風が当たらない場所に植えてください。
日当たりが悪いと実がならない。なっても小さかったり数が少ない。必ず日当たりに植えてください。
寒さに強い
マイナス7度か10度まで耐えます。寒冷地以外ならば戸外で十分育ちます。ただし寒さに当たると地上部の葉っぱは落ちます。

作業

剪定(1月2月)

文章の修正冬の剪定
剪定は1月2月に行います。2月下旬以降に剪定をすると、すでに活動を始めているために、切口から樹液が出てきて病気になりやすいので2月中旬までに済まします。12月でも構いません。
●雄木の冬の剪定は、不要な邪魔な枝を簡単に落として芽かきはしない。花が咲いた後…5月に本格的な剪定(枝の剪定+芽かき)をする。冬に強い剪定をすると開花の時期がメスとずれたり、開花が極端に少なくなる。
●枝がひどく伸びて邪魔になったら、リセットする。幹と太い枝を何本か残して後は切る。翌年に枝が伸びるが収穫はないが、2年か3年後には収穫はできる。
●短梢剪定でも黄系は実がつく。
●メス木にオスの枝を接木すると、1株で雄花と雌花があって便利。苗を植えて2年か3年は実がつかないので接木に挑戦して損はない。
●接木は1月2月に行う。もしくは7月に入って新枝が硬くなってから。場所によっては1月2月は風が強くてできない。

新芽を間引く(4月〜8月)

文章の修正新芽を間引く
1月2月の剪定では棚に整うように剪定し、棚に誘引します。1月2月に剪定すると春になると脇芽が出てきます。この脇芽が全て伸びて、大きく育つと枝が伸びすぎて、花が咲かず、結実もしなくなります。キウイは新芽が出やすい植物ですので、適当に間引いて枝が伸びないようにします。新芽の間引きは6月にも行うか、8月まで随時行います。

勢いが強すぎる枝・ツボミがまったくない枝・弱い枝・込み合った邪魔な枝を間引いてしまいます。丁度いい勢いの枝を残す…というよりは株に対して「適した枝数」を残します。なにが丁度いいのかは株(と環境)によって違う。
●どうにも実が小さいなぁと思ったら枝数が多いと考える。

摘蕾(5月)

文章の修正摘蕾
摘蕾はツボミを摘む作業。普通はできた果実を間引く「摘果」だけだが、キウイはツボミが開花→受粉→実が太るまでが早いので摘蕾をすることで株の負担を減らし、実一個あたりを大きくできる。メスの摘蕾をすると一個一個が大きくなるし、人工授粉の手間が減る。
●オスは摘蕾しない。オスは花が終わったら邪魔な枝を剪定する。この頃は樹液はほとんど出ない。

人工授粉(5月)


文章の修正受粉…1枚目の画像が雄花、2枚目が雌花
キウイは雌雄異株で雄木と雌木があり、雄花の花粉を雌花に受粉させないと結実しない。普通は雌雄を一緒に植えるが、雌木だけで結実するもの(自家受粉できる品種)や、雌木に雄木の枝を接木したものもあって、そういうものは株一つで結実する。
自然に受粉すればいいが、開花時期がずれれば結実しないので人工授粉が無難。手に入るなら雄花の花粉を擦り付けて受粉させる。雄花がないなら、キウイの花粉を購入して人工授粉させる。
●花粉は保存できるので、早めに開花する雄木の花粉を保存してその都度、雌木に受粉させる。
●花粉は紙に包んでタッパーにシリカゲルとともに入れ、冷凍庫に入れる。使う二日前に冷蔵庫に移動して解凍する。

摘果(6月)

文章の修正摘果
キウイは受粉すると実がなり、6月には大体80%の大きさになっています。そのままにしておくと、栄養が分散してこれ以上大きくなりません(なりにくい)。間引くことで実が大きくなります。まずは形の悪い実、小さい実は落とす。後は葉っぱ7枚に付き一個の実を目安にして、実を残します。摘果は全体の半分以上。3分の2落とす。もっと強くする人もいる。
●もったいない、と思わず、しっかりと摘果する。
●キウイの実は一旦、結実すると落果せずに熟すので、人の手で摘果(実を摘み取って間引きすること)をしないと、甘みが薄くなり、粒も小さくなります。●ヘイワードは1平方mあたり25〜30個残す。
●香緑は1平方mあたり15〜20個残す。

収穫(10月〜11月)

文章の修正収穫
収穫はおおよそ「霜が降りる前(10月前後)」。霜が降りると枯れる!というわけではなくて大体その頃に熟すという意味。緑系(ヘイワードなど)は一斉収穫して、長期保存して長期間食べられる(12月から4月)が、赤・黄は保存が効かないので、その都度収穫するといい(10月から12月)。
赤系は樹上で完熟するが、樹上で熟すといつのまにか何か(鳥・動物・人)に食べられている。早め(10月から11月)に収穫して追熟させる。
●緑は霜に当たった方が糖度が上がるとも。
●親指と人差し指でキウイを摘まんで押さえると少しへこむくらいが食べごろ。
●キウイ栽培家は実の重さで自慢する。

追熟(10月〜12月)

文章の修正追熟
収穫してから1週間ほど放置して、熟してから食べます。箱の中に放置していてもいいが、キウイを入れた箱にリンゴを入れるとエチレンガスが出て熟す。ただし安定しない。追熟剤ってのもネットで売ってる。涼しい、風通しのよいところで追熟させる。追熟は10日ほどかかる。
●実の一つに傷をつけるとそこからエチレンガスが出て他の実も熟す。意図せず、実に傷がついている場合(虫食いなど)、意図しない追熟があるので注意。
●赤・黄系は食べる分だけ収穫した方がいい。まとめて追熟させると食べきれずに腐らせる。食べる分だけ数日おきに収穫して追熟→食べる。これなら12月まで食べることも可能。
家庭菜園のキウイは摘果・摘蕾しないでいると大きくて1個50gくらい。キッチリ摘果すると100g以上にはできる。が、大きく太ると腐りやすくなる。

病害虫

文章の修正カミキリムシ
幹に卵を産みつけ、幼虫が幹を食い荒らすため枯れることもある。株元にオガクズが見られたら被害にあっている。穴を探して、そこに薬剤を注入して駆除する。
●販売している株でもカミキリムシがついていることがある。よく観察して購入する。

キウイヒメヨコバイ
葉っぱが白くなるるほど発生するとキウイの実に味がなくなる。スプラサイドなどを散布する。普通の殺虫剤では効果がない。
かいよう病
原因は菌で、感染すると黄色い斑点が出たり、樹液が染みて垂れる。枯れることもある。
その他
キクビスカシバ、カメムシ

雑記

文章の修正●台木からツルが伸びたら、速攻で切る。太い枝で切ったら樹液が出るようなら、先を折って成長を止めて、1月2月あたりに根元から切る。
●フルメット…果実がふとる薬剤。
●環状剥離…幹を一周グルリと削って師管を止める作業。師管を止めることで葉で作られた栄養が根に回らず、果実が太りやすくなる。ただし、多少、株が弱る。
●シマサルナシが病気に強いので台木に使われる。
●足元は単管ブロックでも。
●キウイ栽培としての寿命は30年くらいで、徐々に幹が空洞化してしまう。倒れる前に伐採する。

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