多肉植物・三日月ネックレスの育て方…増やし方は?

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三日月ネックレス
目次
三日月ネックレスとは?
水やり
肥料
管理場所・日当たり
植え付け・植えかえ
病気・害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
三日月ネックレス
科名
キク科
属名
セネキオ属
学名
Senecio radicans
別名
ゲンゲツ
水やり
乾かし気味に
場所
外の半日蔭
難易度
上級者向け
三日月ネックレスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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三日月ネックレスとは?

三日月ネックレスはキク科セネシオ属の南アフリカ原産の多肉植物グリーンネックレスの葉っぱが細いタイプで、まるで三日月のように見えることからこう呼ばれています。

乾燥に強く、蒸れと過湿に非常に弱い。すぐに枯れます。梅雨時期は特に注意。フラワーアレンジの材料として人気があります。育て方はグリーンネックレス・ルビーネックレスと同じです。

水やりの微妙さ、梅雨と夏の過湿と、冬の寒さ…と栽培難易度は高め慣れれば管理は楽な方なんですが、初心者は手をつけない方がいいでしょう。比較的育てやすいルビーネックレスから挑戦するといいですよ。
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増やすなら挿し芽で

三日月ネックレスは長く栽培していると、下葉が落ちて、ツルの先だけに葉っぱがある状態になります。そこで、定期的にツル先を挿し芽で増やして、株を更新させます。

5月〜10月の多湿になる梅雨と真夏は避けて、挿木用土や栽培用土をビニールポットに入れ、伸びたツルを5cmほど切って、茎を土に挿していると発根します。水はやらず、明るい日陰で管理していると、1か月前後で発根します。葉っぱ内の栄養で発根します。発根したら、水をやりをはじめ、徐々に大きな鉢に植え替えましょう。
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水やり

三日月ネックレスは多肉植物で乾燥に強いです。その反面非常に蒸れと過湿に弱い。水をやりすぎると枯れます。土がカラカラに乾いてから水をやります。葉っぱにシワが寄ってから水をやっても問題なく回復しますから、そのくらい水は控えるものと思ってください。

春〜秋に水をやるときは鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなり、気温の低下で蒸発も少ないので、更に水やりを控えます。土の表面がカラカラになっていても、土中には水が残っていることがあるので、持ち上げて重さで判断するか、割り箸などを突っ込んで、土中の水を確認してから水やりをするか、土壌水分計を挿して計測してから水をやるようにします。

冬の水やりは土の表面を少し濡らす程度にしておきます。
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肥料

生育時期の春と秋に二か月に一回程度、化成肥料を少量やるか、2週間か3週間に一回、液体肥料をやります。三日月ネックレスは肥料が切れると葉っぱが黄色く変色し、葉っぱが少なくなりますので、必ず肥料は追肥しましょう。

管理場所・日当たり

三日月ネックレスは多肉植物ですが、真夏の強い日差しには葉焼けを起こします。でもあまりに日当たりが悪いと葉っぱが黄色くなって落ちてきます。理想は年間を通して、木漏れ日のようは日差しで育てること。出窓でカーテン越しの日を当てるようにします。

梅雨

日本は世界的に見ても雨の多い地域です。戸外の雨の当たる場所に置いていると確実に腐って枯れます。戸外で管理する場合は雨の当たらない軒下などで管理します。

雨の当たらない戸外のよほど風通しのよいところにおいていても、梅雨のジメジメした環境では、水やりをしたわけでもないのに腐って枯れることがあります。育てるのは難しいです。

越冬

耐寒温度は0度と観葉植物としては寒さに強い方ですが、霜に当たると枯れてしまいます。暖地では戸外で越冬できるでしょう。それ以外の地域では冬は室内に取り入れます。

昼は出窓が良いですが、強い寒波が来た夜(マイナス5度以下とか)の出窓は氷点下になります。寒い夜は室内の窓から離れた部屋の中央や、暖かい場所においてください。そして昼はまた窓の近くで日光に当てましょう。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

5月〜10月の生育時期に植え替えをします。梅雨時期(6月下旬)〜夏(9月初旬)は回復する前に根腐れすることがあるので、植え替えは避けましょう。根詰まりすると根元の方から葉っぱが落ちてきますので、二年に一回程度は植え替えをします。

用土

植え替えの用土は多肉植物かサボテン専用土を利用します。一般的な培養土では水もちが良すぎて根腐れを起こしやすいです。

鉢植えの植え替え

植え替えのときはまずは、長いツルが邪魔なので、紐でしばっておきます。その上で、古い鉢から株を取り出し、土を落とさないでひとまわり大きな鉢に植え替えます。

鉢の底の水が抜ける穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cm〜4cm入れ、その上に用土と株を入れて最後に水をやります。梅雨時期はこの水が乾燥せず、そのまま根腐れするので植え替えは避けるか、植え替え後に水をやらずに様子を見ます。

三日月ネックレスは垂れ下がるので、ハンギングにするか、深い鉢に植え付けます。深い鉢に植えると土の量が増えて冬に水が残りやすくなって根腐れしやすいので、鉢底石(軽石)の量を増やしましょう。鉢の高さにもよるが、鉢の底から3分の1〜半分まで鉢底石を入れるようにします。

病気・害虫

カイガラムシアブラムシヨトウムシバッタ(オンブバッタ)・ナメクジなど。

害虫よりもとにかく、多湿・水のやりすぎによる「根腐れ・腐敗」がおきるので、とにかく水を控えて風通しの良いところで管理します。
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