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ヒメシャクナゲ(姫石楠花)の育て方

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ヒメシャクナゲ
目次
ヒメシャクナゲ(姫石楠花)の特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ヒメシャクナゲの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヒメシャクナゲ
科名
ツツジ科
属名
ヒメシャクナゲ属
学名
Andromeda polifolia
別名
姫石楠花
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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ヒメシャクナゲ(姫石楠花)の特徴は?

ヒメシャクナゲ(姫石楠花)は北海道と本州の高山の湿原・湿地に自生するツツジ科ヒメシャクナゲ属の耐寒性常緑低木。ヒメシャクナゲ属はこの一種だけです。背は低いですが木にあたります。ヒメシャクナゲのうち白花種をシロバナヒメシャクナゲと呼ばれて流通しています。

山野草としては栽培はしやすい方ですが、関東以西では夏に弱りやすいです。自生に育っている株よりもホームセンターで売っている園芸品種の方が強くて、開花もしやすい。株も大きくなりやすい。
樹高5cm〜25cm
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水やり

ヒメシャクナゲは湿地で育つ植物で、非常に水を好み、乾燥が苦手。水浸しの状態だから枯れるということは無いのですが、水が腐って、その結果、根腐れを起こすことはあります。

夏の水やり

夏場は水切れに注意します。夏は腰水にして、鉢を高さ3分の1まで水に浸かるようにするといいです。ただ、夏は水が腐りやすいので、こまめに水を取り替えてください。

冬の水やり

冬も乾燥しないように水やりをしてください。

肥料

肥料は寒肥として2月、春に開花している時の5月、夏を越して25度以下になった9月に一回、緩効性化成肥料をそれぞれ一回施肥するか、3月〜6月、10月〜11月に液体肥料を2週に一回やります。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

春(3月〜4月)か秋(9月〜10月)に植え替えをします。用土での栽培であれば2年か3年に一回は植え替えをします。ミズゴケ単用で植えた場合は毎年、ミズゴケを取り除き、植え替えをしましょう。

用土

ヒメシャクナゲは湿地で生育する水を好む植物ですので、ミズゴケだけで植え付けをすることもあります。もしくは、ツツジ科で酸性の土を好みますので、鹿沼土バーミキュライトピートモス3を混ぜたものを使います。ピートモスは成分未調整のものです。

または、ツツジ専用土で植え付け、株元にミズゴケを敷いて蒸発を防いでもいいです。
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ミズゴケで鉢植え

植え替えるときは古い鉢から株を取り出し、古いミズゴケをピンセットで取り除きます。古い茎からは新芽が出にくいので、古い茎はできれば取り除き、若い茎で植え付けるといいです。

新しい綺麗なミズゴケで植え替えをします。ヒメシャクナゲは水やりの頻度が多く、ミズゴケって1年で黒く変色するくらいに傷むのでミズゴケ単体なら毎年植え替えをします。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットを敷いて塞ぎ、その上に水苔を詰めていきます。姫石楠花の株の根の部分をミズゴケで包んで、それを鉢に突っ込みます。少し硬いくらいでいいです。

根が浅いので、平べったい浅い皿のような鉢が格好がいいが、水切れしやすくなるので通常の鉢でもいいです。素焼き鉢は表面から水分が蒸発しやすいので、駄温鉢やプラ鉢で植え付けるようにします。

用土で鉢植え

鉢植えする際には、まず鉢の底に鉢底ネットを敷き、その上に軽石を2cmから3cm程度入れます。その上に用土を入れ、株を植え付け、周囲の隙間にも用土を追加します。最後に、しっかりと水を与えます。

管理場所・日当たり

夏以外は戸外の日当たりで管理します。寒い地域の湿地に生育するもので、寒さに強く、夏の暑さに弱い。

夏越し

ヒメシャクナゲは暑さに弱いので、夏は風通しの良い半日陰か明るい日陰で管理する。もしくは寒冷紗で遮光します。東北・北海道では夏越しは楽ですが、関東以西では夏に枯れたり、枯れなくても息も絶え絶えで夏をどうにか越した感じで、徐々に弱って枯れていくことが多いです。関東以西では夏越しはなかなか厳しいと考えましょう。
夏は水切れしやすいので腰水にしておきましょう。

冬越し

北海道に自生するくらいですから、冬の寒さには強いですが、寒風は乾燥していて、湿地を好むヒメシャクナゲには辛い。冬は寒風の当たらない日当たりのいい場所を選びます。その他の防寒は不要です。

剪定

開花が終わった6月あたりに、地際から2cm〜3cmで切って、しまいます。新芽がたくさん芽吹いて、来年はコンモリと生えて花が増えます。

切った枝は挿木すると株を増やすことができます。

病気・害虫

ハダニが発生することがあるが、ハダニは乾燥すると発生しやすいので水を欲しがるヒメシャクナゲではほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

全国的には自生の個体が減っている。高山と寒い湿原に生育する。名前はシャクナゲだが、似ているのは名前と葉っぱだけ? 葉っぱが変わっている。質感が皮の様で、裏側が白い。
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