ナナミノキの育て方

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ナナミノキの基礎データ
ナナミノキ
科名モチノキ科
属名モチノキ属
学名Ilex chinensis Sims.
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ナナミノキとは?

ナナミノキ:ナナミノキとは?
ナナミノキは常緑の高木。シンボルツリーとして利用されます。ただし数メートルと大きく育つので庭木として適しているかは庭の広さによる。中程度のならソヨゴ常緑ヤマボウシの方が。
まとめ
●日を好む。日が当たらない部分は葉っぱが自然と落ちる。
●これといった土壌は選ばない。
剪定は3月から6月。でも自然樹形を楽しむものなので剪定は基本的にしない。

水やり

ナナミノキは一般に庭木として植えるものです。庭に植えると植え付け時に水をしっかりとやって、根付かせたらあとは、自然雨だけで十分生育します。ただし、真夏の乾燥時期や土の水はけがよすぎる場合は水をやってください。

鉢植えにした場合は土が乾いてからタップリと水をやってください。

肥料

冬(2月ごろ)に寒肥として緩効性肥料をやります。肥料が無くても生育しますが、あった方がより生育が良いです。肥料は油粕6と骨粉4を混ぜたものか化成肥料を使います。

化成肥料なら周囲にまきます。油粕+骨粉の場合は根に当たらないような場所に深さ20cmの穴を掘り、埋めてください。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

秋から新芽が出る前までに植え付けをします。

用土

土は選びませんが、極端に水はけが悪い(穴を掘ると水が染み出すとか)ならば、根が腐っていずれは枯れてしまいます。肥沃な土を好みますので、植える前に土に堆肥を混ぜ込んでおきます。

庭植えの植え付けの手順は?

深さ50cm〜60cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して2割混ぜて、できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

種まきと育苗?

冬には真っ赤な実がなり、この実の中に4個ほど種子がはいっている。この種子を蒔くと発芽する――が、ナナミノキの種子は発芽まで二年ほど掛かるため、個体はなかなか増えない。

管理場所・日当たり

自生地は本州静岡以西。庭木としては東北以南でも。

日当たりを好み、半日蔭でも育ちますが、あまりに日当たりが悪いと常緑樹なのに落葉します。
森の中でもうっそうと茂っている中にナナミノキが混じっているというよりは、他の木が育たない場所で、日光を独り占めして生育しています。日蔭は苦手のようです。日当たりのいいところで管理してください。

その他

剪定について

ナナミノキは生育は比較的早い植物ですから、剪定をしても復活は早いです。でも剪定をして樹形を乱すより、放置しておいて、自然な樹形を楽しむものと考えてください。

大きさに注意

放置していると樹高が5m-6mになります。庭の規模によっては、庭木としては手に余る大きさになります。芯となる幹を早めに摘芯すると小さく抑えられるでしょうが、どうなるかちょっと分からないです(ごめんなさい)。

大きさが手に余るようならば、植えない方がいいでしょう。

病害虫

カイガラムシが発生します。

特徴・由来・伝承

雌雄異株でオスとメスの木がある。葉・幹ともにこれといった特徴が薄く、ナナミの木と同定するのは難しい。6月に紫色の小さな花を咲かせまる。オスの木の方が花が多いが、当然ながら実がつくのはメスの木だけ。モチノキ科クリスマスホーリーのような真っ赤な実をつける。
●花が咲いていたり、実がなっていると「ナナミノキ」と分かるが、それらが無いと分からない。
アラカシシラカシに似ているが、それらより葉っぱが柔らかい。
●ナナミノキは別名で「ナナメの木」と呼ぶことがある。なので庭木に植えると家が「ナナメ」になり、傾いてしまうと考え、庭木には植えないとも。
●ナナミノキは斜めには生えない。ナナミが「ナナメ」に転訛したと思われる。
●ナナミノキは「長実の木」が転訛したものと思われる。これは他のモチノキ科の実より長いことが由来、とも。これも一説でハッキリしたことは分からない。
●ナナミは「七実」が元で、「沢山の実をつける」という意味とする説も。
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モチノキ科
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