ナナミノキの育て方

科名 | モチノキ科 |
属名 | モチノキ属 |
学名 | Ilex chinensis Sims. |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ナナミノキの育て方

まとめ
●日を好む。日が当たらない部分は葉っぱが自然と落ちる。
●これといった土壌は選ばない。
●剪定は3月から6月。でも自然樹形を楽しむものなので剪定は基本的にしない。
●これといった土壌は選ばない。
●剪定は3月から6月。でも自然樹形を楽しむものなので剪定は基本的にしない。
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水やりと肥料
自然に降る雨だけで一般に庭木として植えるものです。庭に植えると植え付け時に水をしっかりとやって、根付かせたらあとは、自然雨だけで十分生育します。
●真夏の乾燥時期や土の水はけがよすぎる場合は水をやってください。
鉢植えの場合
鉢植えにした場合は土が乾いてからタップリと水をやってください。
肥料
冬に寒肥として緩効性肥料をやります。肥料が無くても生育しますが、あった方がより生育が良いです。肥料は油粕6と骨粉4を混ぜたものか化成肥料を使います。
植え付け・植えかえ・種蒔き
土は選びませんが、極端に水はけが悪い(穴を掘ると水が染み出すとか)ならば、根が腐っていずれは枯れてしまいます。肥沃な土を好みますので、植える前に土に堆肥を混ぜ込んでおきます。●冬には真っ赤な実がなり、この実の中に4個ほど種子がはいっている。この種子を蒔くと発芽する――が、ナナミノキの種子は発芽まで二年ほど掛かるらしく、個体はなかなか増えない。
管理場所・日当たり
日当たりを好むが半日蔭でも自生地は本州静岡以西。庭木としては東北以南でも。
日当たりを好み、半日蔭でも育ちますが、あまりに日当たりが悪いと落葉します。
森の中でもうっそうと茂っている中にナナミノキが混じっているというよりは、他の木が育たない場所で、日光を独り占めして生育しています。日蔭は苦手のようです。日当たりのいいところで管理してください。
その他
剪定について生育は比較的早い植物ですから、剪定をしても復活は早いです。でも剪定をして樹形を乱すより、放置しておいて、自然な樹形を楽しむものと考えてください。
大きさに注意
放置していると樹高が5m-6mになります。庭の規模によっては、庭木としては手に余る大きさになります。芯となる幹を早めに摘芯すると小さく抑えられるでしょうが、どうなるかちょっと分からないです(ごめんなさい)。
大きさが手に余るようならば、植えない方がいいでしょう。
病害虫
カイガラムシが発生します。
特徴・由来・伝承
雌雄異株でオスとメスの木がある。葉・幹ともにこれといった特徴が薄く、ナナミの木と同定するのは難しい。6月に紫色の小さな花を咲かせまる。オスの木の方が花が多いが、当然ながら実がつくのはメスの木だけ。モチノキ科のクリスマスホーリーのような真っ赤な実をつける。●花が咲いていたり、実がなっていると「ナナミノキ」と分かるが、それらが無いと分からない。
●アラカシ・シラカシに似ているが、それらより葉っぱが柔らかい。
●ナナミノキは別名で「ナナメの木」と呼ぶことがある。なので庭木に植えると家が「ナナメ」になり、傾いてしまうと考え、庭木には植えないとも。
●ナナミノキは斜めには生えない。ナナミが「ナナメ」に転訛したと思われる。
●ナナミノキは「長実の木」が転訛したものと思われる。これは他のモチノキ科の実より長いことが由来、とも。これも一説でハッキリしたことは分からない。
●ナナミは「七実」が元で、「沢山の実をつける」という意味とする説も。