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モミジアオイの育て方…採種して種まきして来年も咲かせましょう

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モミジアオイ
目次
モミジアオイの特徴は?
種まきして来年も咲かせましょう
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
水やり
肥料
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
モミジアオイの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
モミジアオイ
科名
アオイ科
属名
フヨウ属
学名
Hibiscus coccineus
別名
紅蜀葵(コウショッキ)
耐寒
マイナス5度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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モミジアオイの特徴は?

モミジアオイは北アメリカの湿地帯に自生するアオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)の宿根草。夏に開花し、冬は寒さで地上部が枯れますが、根は生きていて春になると芽吹いてまた夏に開花するというサイクルを繰り返します。

モミジと名がつくのは葉っぱモミジ(カエデ)が似ているから。

花は一日花で朝に咲いたものは夕方にはしぼみますが、開花時期の夏はずっと咲いてくれます。ずっと咲くといっても、一般的なハイビスカスのように毎日わんわんと咲くことはありません。育てるのは簡単ですが、積極的に栽培したくなる植物ではないので、ほとんど流通していません。

モミジアオイは葉っぱが少ない傾向があって、これをバッタなどに食べられると厄介です。葉っぱが減ると花も減ります。暑さに強く、夏の炎天下でも枯れないが、水切れしやすいので庭植え推奨です。
草丈2m
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種まきして来年も咲かせましょう

モミジアオイの花をそのままにしておくと種子が出来ます。種子を作ると株のエネルギーが種子に優先して回されるので、次の花が咲きづらくなります。なので普通は花は摘んでしまいますが、種子が欲しい場合は、そのまま放置しておきます。実がなり、中には種子が30個ほど入っています。これを紙袋に入れて常温保存しておき、翌年の気温が25度以上になる5月以降に蒔くと発芽し、芽が出ます。

殻が硬いので、ナイフやヤスリで殻に傷をつけ、一晩、水につけておきます。これは発芽率があがります。ポットに土を入れて、種をまき、うっすらと土を被せて、あとは乾燥しないように水をやって明るい日陰で管理しましょう。

1週間ほどで発芽します。本葉が4枚になったら、鉢や庭に植え付けてください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替え・植え付けは3月から5月が適期。鉢植えで根詰まりしている場合は、古い土を半分落として、新しい土を足して植え替える。毎年か2年に一回の植え替えになります。

用土

一般的な培養土で植え付けをするか、赤玉土腐葉土3か、赤玉土6腐葉土2日向土堆肥1を混ぜたものを使います。少し水持ちのよい土が好ましいです。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を追加して、用土とします。

鉢植えの手順は?

尺鉢10号鉢)で育てると1mほどにしか育たない。12号鉢だと140cm前後まで育つ。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えをするときは古い土を半分ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。株分けも可能で、適当にサックリと分けて、それぞれを植え直しましょう。

庭植えの手順は?

直径30cm、深さ30cmの穴を掘ります。掘り出した土に腐葉土や堆肥を元の土に対して、3分の1から4分の1ほど混ぜます。その後、化成肥料を説明書きに書かれた分量を追加し、よく混ぜて用土を作ります。穴に作った土を半分ほどを戻し、株をそこに植えます。隙間にも土を入れて、最後にたっぷりと水をやって完成です。

支柱

2mに育ち、横風で倒れることがあるので支柱をしましょう。支柱は1mに成長してからでも良いです。

管理場所・日当たり

日当たりで管理します。半日陰でも枯れませんが、開花が鈍くなってモミジアオイの花が咲きづらくなるので日当たりで管理しましょう。

高温時期の水切れ

フヨウ類の魅力の一つが「暑さに強い」ということ。他の植物が暑さで弱る中、なんともありません。炎天下でもなんのその。ただ、湿地帯の植物なので、高温時期は非常に水切れしやすいです。

株元にマルチングをして蒸発を防いで水切れを防ぎ、鉢植えでも庭植えでも、朝・夕の2回、しっかりと水やりをしましょう。

越冬・冬の管理

モミジアオイは冬は地上部が無くなり、根の状態で越します。寒さには強い方ですが、土が凍ると根が傷み、枯れてしまいます。そこで庭植えであれば、冬は土まで凍らないように腐葉土やワラをかぶせて凍結を防ぎます。鉢植えなら凍らない場所に移動させます。地上部がないので、日光には当てなくていいです。

水やり

モミジアオイは湿地に自生する植物で、少し湿っぽい状態を好みます。庭植えでも春・夏・秋は土が乾いていたら水やりをします。鉢植えは土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやってください。
●春も完全に乾燥しないように水をやってください。
●鉢植えの場合、水やりは5月の時点で朝夕の二回しっかりとやることになります。そのくらい水を欲しがります。

夏の水やり

真夏の炎天下でも枯れないのが魅力ですが、さすがに水が切れるとヘタります。夏は毎日、(庭植えであっても、鉢植えであっても)朝と夕方の二回、しっかりと水をやります。

毎日2回水やりをしても水切れするので、鉢植えであれば夏は半日陰に移動させて水切れを防ぎます。庭植えの場合は水の蒸散を減らすために根元にバークや腐葉土を敷いてマルチングをするといいです。ただ、腐葉土を敷くとコガネムシが寄ってくるかもしれません。

冬の水やり

鉢植えの場合は、完全に乾燥しないように一カ月に一回程度は水をやってください。庭植えは自然に降る雨だけで十分です。

肥料

生育期間(5月〜9月)に肥料が切れると花が途切れます。液体肥料を一週間に一回やるか、一カ月に一回、固形肥料をやります。

病気・害虫

病気害虫はあまり見られない。たまにバッタやハマキムシに食べられると、花が減るので発見次第、駆除しましょう。

特徴・由来・伝承

モミジアオイ:特徴・由来・伝承
ハイビスカスの仲間で似た花を咲かせます。育てるのは難しくないですが、普通の園芸植物に飽きた人が手をつける植物です。

夏は大きな花を咲かせ、宿根。文句が無いようですが、樹高が2mと大きく育ち、日本の庭では手に余る。苗も流通していない。

他のフヨウと交配したものがあり、モミジの形になっていない。
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