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イチョウギ・雅楽の舞の育て方

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イチョウギ・雅楽の舞
目次
雅楽の舞(ガガクノマイ)の特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
枯葉取り
病気・害虫
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学名などの基礎データ
イチョウギ・雅楽の舞の植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
イチョウギ・雅楽の舞
科名
カナボウノキ科
属名
ポーチュラカリア属
学名
Portulacaria afra Variegata
別名
ポーチュラカリアアフラバリエガータ
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
季節による
難易度
中級者向け
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雅楽の舞(ガガクノマイ)の特徴は?

雅楽の舞(ガガクノマイ)は南アフリカ原産カナボウノキ科(もしくはスベリヒユ科ポーチュラカリア属の常緑低木多肉植物イチョウギの斑入り品種。約1cm程度の扇のような葉をつけ、葉には白い斑が入っています。大きな鉢で育てると最大1mから2mくらいまで成長します。日光にによく当てると葉のふちが赤くなります。きれいな花が咲きますが、開花は木がかなり大きくなってから、開花条件が揃わないといけません。

雅楽の舞は春秋生育型で、冬と夏は元気のない時期となりますのでたっぷりの水やりは負担となり根腐れを起こします。土の表面が乾燥しているか確認して表面が濡れるくらいの量の水を与えてください。

それ以外の時期、雅楽の舞は多肉食物の割には水を好みます。春と秋は土が乾燥したら水やりを少し大目にしましょう。
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由来・伝承など

原産地では象がその葉を食べることから英語でElephant Bushと呼ばれます。原産地では6mの樹木になりますが、日本に流通しているのは枝を切って挿し木栽培したものです。挿し木で増やしたものは樹木にはならず、成長してもせいぜい1mか2mにしかなりません。
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水やり

雅楽の舞は水のやり過ぎでよく枯れます。初心者は水のやり過ぎに注意してください。

ただし、雅楽の舞はポーチュラカの仲間です。ポーチュラカは春から秋の定番の園芸植物で乾燥に強い植物ですが、そうはいっても多肉植物やサボテンほどは乾燥に強いわけじゃないので、通常のサボテンや多肉植物の感覚で水をやると水切れになりやすいです。

春と秋の水やり

気温が15度〜25度くらいの春や秋は雅楽の舞の生育に適した時期です。水を吸い上げていますので表面が乾いたなと思ってから4日から一週間待ってあげるようにします。水やりは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやってください。

受け皿を使っている場合は水が受け皿にたまっていないか確認してください。受け皿に水がたまったままにしておくと根ぐされや病気の原因になります。

夏の水やり

夏…気温が28度以上になったら、雅楽の舞は活動が止まっているので、水やりは控えます。あまり暑い日に水やりをすると蒸れてしまうこともありますので、夕方になって涼しくなってから水やりをしてください。夏の水やりは土の表面が濡れるくらいの量にしておきます。

冬の水やり

冬は寒さで雅楽の舞の生育が鈍くなる上に、水の蒸発量も減ります。春や夏と同じように水をやると土に水が残って根腐れを起こします。冬は一ヶ月に一回程度、土の表面が濡れるくらいに水をあげましょう。

肥料

春と秋の生育時期に屋内の観葉植物用の液体肥料を薄めて、月に1~2回程度与えて更なる成長を促します。
夏・冬に肥料をやると調子を崩すので、春と秋だけにしましょう。

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植え付け・植えかえ

時期・頻度

春、秋は多肉植物にとって一番元気な時期と言えます。植え替えさし芽は春〜梅雨前か秋に済ませてしまいましょう。夏や冬は気候からの負担が大きいので植え替え、さし芽はおすすめできません。

鉢は2年か3年に一回植え替えをしましょう。

用土

赤玉土中粒3、鹿沼土中粒3、軽石中粒1、腐葉土3の配合土などがよいでしょう。
全部用意できなければ、サボテン用か多肉植物用の土または、園芸用の土に同量のバーミキュライトか軽石で混ぜて配合してください。

水はけの点からプラスチックやガラスの鉢よりも、素焼き(テラコッタ)の鉢植えの方がおすすめです。新しい鉢は現在の鉢と同じ大きさの鉢でもいいですし、現在の鉢より1号か2号大きい鉢でもいいです。極端に大きな鉢にはしないようにしましょう。

鉢植えの植え替え

鉢に根が行き渡ると、成長が止まります。成長が止まってしまった場合は、根詰まりしている可能がありますので、植え替えしましょう。

水やりを10日ほど断水して、乾燥させてから、古い鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落としておきます。新しい鉢の底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜4cmほど入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、水やりをせずに、そのまま日陰で1週間管理して養生します。

養生してから、日当たりに移動させ、水やりを再開させます。

さし芽

春か秋に葉っぱ数枚をつけた伸び盛りの枝を切り、日陰で半日程度乾かして適度に湿った土に挿しておきます。挿して数週間もすれば根が付きます。水が切れると枯れたり、成長が止まりますので霧吹きなどで葉水して水を与えてください。の気温18度以上(暑すぎず、寒すぎず)で適度に日当たりのよい場所で管理してください。

管理場所・日当たり

雅楽の舞は春と秋は必ず戸外の日当たりで管理してください。日光が不足すると、根元側からすぐに葉が落ち始め、ひょろっとした姿になります。 十分に太陽光にあてて育ててください。

夏越し

夏の直射日光は強すぎるので、直射日光にに当てすぎると、葉やけを起こし葉が落ちます。

梅雨が明けたら、半日陰に移動するか、屋内の日当たりのよい場所にて、管理することもできます。屋内で育てる場合は、直射日光が当たらない場所にするか、レースのカーテンなどで遮光してください。

冬越し

雅楽の舞の耐寒温度は0度といわれていますが、冬など5度以下になると調子が悪くなります。また、霜にあたると枯れてしまいますので、冬は屋内で管理してください。また、暖房が効いていない時間などは、急激に温度がさがりますので発砲スチロールの箱にいれてあげるなど防寒対策をしてあげると良いでしょう。

冷暖房の風に注意

冷暖房の風は非常に乾燥しているので、冷暖房の風に直接当たらないようにしてください。直撃を避けても、空気が乾燥しているので、霧吹きで葉に水分を与えて乾燥を防ぐといいです。

春に戸外に出すときは日光に慣らす

冬の間ずっと屋内に取り込んでおくと日光不足の状態になり、日光に耐性がなくなってしまいます。その後、気候が温かくなってすぐに屋外で育て始めると葉やけします。

最低気温が10度以上になったら、戸外の日陰で2週間→半日陰で2週間→日当たりと徐々に慣らしていきましょう。

枯葉取り

枯れた葉や枝はこまめに取り除きます。放置していると腐って、病気になることがあります。

病気・害虫

夏など高温で乾燥しているときにハダニカイガラムシが発生しやすくなります。弱っているときに発生しやすいので、見つけしだい駆除します。 市販の予防用スプレーで予防、発生してしまったら殺虫駆除剤で駆除してください。季節の変わり目に撒くと有効です。
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イチョウギ
カナボウノキ科