ハートが実る木(ハリツルマサキ、ハートツリー)の育て方

科名 | ニシキギ科 |
属名 | ハリツルマサキ属 |
学名 | Maytenus diversifolia |
別名 | ハリツルマサキ、ハートツリー |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ハートの実がなる木とは?

樹高は80センチから大きいものだと5メートルになります。沖縄ではハリツルマサキは塀に植えられていることもあるくらい頑丈な植物ですので庭植え可能です。
もともと高温多湿の日本の沖縄から以南が原産ですので日当たりがよく暖かい気候を好みます。乾燥は苦手です。
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水やり
鉢植えの水やり

冬の水やり
冬場は土が完全に乾いてから与えて、土への水やりは控える代わりに葉っぱに霧吹きで葉水をするといいです。水切れになると実が落ちてきますので水を切らさないようにください。庭植えの水やり
庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、あまりに日照りが続いて乾燥する時期は水をやってください。肥料
春(3月)、梅雨前(5月〜6月)、秋の気温が高くない時期(10月)に、年2~3回を目安に市販の化成肥料を与えてください。植え替え、挿し木(挿し芽)
時期・頻度
ハートの実がなる木(ハートツリー)は根が広がりやすいので一年で鉢がいっぱいになります。一年から二年でひとまわり大きい鉢に植え替えしてください。植え替えは秋でもいいんですが、実がつくため、3月から5月の時期の春に一回り大きな鉢に植え替えしてください。大鉢で最大100cm位まで植え替え可能ですが、家庭での栽培なら10号が限界ですので、限界に達したら土を落として、同じ大きさの鉢に植え替えましょう。
用土

植え替え

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞ぎます。その上に土の流出を防いで水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cm〜3cmほど入れます。その鉢底石(軽石)の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水やりをします。
挿し木(刺し芽)
挿し木は9月下旬からが良いです。6月~7月頃の勢いのある7~10cmの枝を切り、葉が乾燥したころに赤玉土に指すと発芽しやすいです。また秋に挿し木をするのは実が実っているためお勧めいたしません。挿木の適期は5月~9月ですが真夏は避けるようにします。管理場所

夏でも直射日光下にて遮光する必要はありません。
太陽の光を良く当て、寒くなると、実の発色が良くなります。実がついた後は屋内にいれて鑑賞されてもかまいません。実が終わったら種ができます。その後はまた屋外で日にあててください。
越冬

ハートのなる木は急激な温度変化に弱いので急に春になったからと、屋外に出すのではなく一日のうちの屋外に出す時間を徐々に増やして徐々に慣らしていってください。

人工授粉・結実
6月から8月にかけて白い花が咲きます。花径は約5ミリメートルほど、白花のものがほとんどです。、7月~翌年1月頃まで、約7mmくらいのハート型の実をつけます。そのハートの実から種が取れます。7月からハートの実をつけるにはこの期間に戸外に出してハチや昆虫、風によって受粉させなければいけません。そのため小さく白い花が咲いた後、7月~10月頃は必ず戸外で管理してください。屋外に出せない場合は筆などで人口受粉させてください。 結実したら10月以降は室内で管理して構いません。
開花中にトマトトーンをスプレーすると結実しやすくなります。
剪定
3月〜5月に剪定をしてまとめるといいです。昨年伸びた枝を適当に切り、新しい枝を切り戻し、好みの大きさに剪定します。5月にはチラホラ開花していますが、5月の花にはなかなか実がならないので、気にせず剪定しましょう。病気・害虫
春~秋にかけて、新芽がでてきたころにアブラムシがつきやすくなりますので注意が必要です。アブラムシがつくことによるウイルス病の媒介します。アブラムシの駆除は市販の駆除剤か数が少ない場合はセロハンテープか手でとってください。梅雨時のカビがわくことがありますのでこちらも注意が必要です。由来

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