オオバコ(大葉子)の駆除と薬剤の紹介
目次
オオバコとは?駆除除草剤(芝生がない場合)除草剤(芝生が生えている場合)関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- オオバコ
- 科名
- オオバコ科
- 属名
- オオバコ属
- 学名
- Plantago siatica
- 別名
- 車前草、大葉子
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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オオバコとは?
オオバコ(大葉子)は
オオバコ科オオバコ属(プランタゴ属)の常緑
多年草。地面にロゼット状にペッタリと広がる葉っぱを伸ばして、
花茎を伸ばして花穂を出す。土中に地下茎を伸ばし、横へと伸びていきます。
車前草(シャゼンソウ)という名前は中国名で、車の轍(わだち)にも生えるほど踏みつけに強いことから。
食用にもなるが、一般的にはただの
雑草。オオバコは草丈が低く、踏みつけに強いことから、土の柔らかい、他の草丈の高い植物が生える場所では見かけない。
種子は人の靴・車のタイヤにくっついて広がるため、生えないようにすることは難しい。
芝生に生える雑草として有名。
草丈10cm〜20cm
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駆除
少量であれば抜く
オオバコが生えたら、できるだけ早く抜いてしまいます。地下茎まで引っこ抜くといいです。ただ、オオバコが生える場所は踏み固められてますし、地下茎も硬いため、引っこ抜くこと自体がなかなかの苦行です。
それでも作業しやすくする道具はあります。
これらの道具を使えば、完璧でなくても作業は軽減されます。これとは別にガーデニングカートに腰掛けて作業すると腰の負担を減らせます。長くガーデニングをしていくには、この手の道具はあった方がいいですよ。
除草剤(芝生がない場合)
単に全ての植物を駆除したいだけならば、グリホサート系(ラウンドアップなど)を散布するといいです。グリホサートは葉っぱに付着すると、浸透してその植物を枯らすのですが、土壌に落ちた場合は微生物に分解されて無害という、なかなか有難い性質の
除草剤です。
周囲に散布すると触れた植物を全て枯らしてしまうので、目的の植物(今回はオオバコ)を枯らしたい場合は、筆などで葉っぱにペトペトと塗るといいです。
除草剤(芝生が生えている場合)
グリホサート系は便利な除草剤なんですが、散布すると他の植物を枯らしてしまいます。狙った植物が少量だったり、広範囲に枯らしたい植物があるのならグリホサートでいいのですが、広範囲に枯らしたい植物(オオバコ)と、枯らしたくない植物(芝生)が混在している場合は、グリホサートは使えません。
そこで、芝生は枯らさないのに、オオバコなどの雑草は枯らせるという便利な除草剤を使います。
グランドカバーで長年栽培されてきた芝生だからこそ、こういった需要があり、商品があるのですよね。
カペレン粒剤
オオバコを含む多年生広葉雑草や
アカザ・ハコベ・スベリヒユ・
タンポポ・スズメノカタビラ・
チドメグサ・スズメノテッポウ・
エノコログサ・
ヨモギ・ギシギシ・ツユクサ・ヤブガラシ・
スギナに効果がある除草剤です。芝生は針葉で効果がありません。芝生が休眠している秋〜春〜初夏に散布して、発生初期の雑草を抑えます。
イネ科雑草には聞きづらいですし、近くで使用してはいけない植物(松・モミ・モクセイ・梅・ヒノキ・
イチジク・
コウヤマキ・
アジサイ・
ブーゲンビリア)などもありますので、薬品のページで確認してください。
ザイトロン
広葉雑草を枯らす除草剤で、カペレン粒剤が使えなくなる初夏から使用します。葉っぱから浸透する除草剤なので雑草がしっかりと葉っぱを広げてから、乾燥した日に散布します。イネ科の雑草にはあまり効果がありません。
散布すると葉っぱの大きなものから枯れていく、ような気がします。
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