アンゲロニアの育て方

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アンゲロニア
目次
アンゲロニアとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
株の増やし方
栽培可能地域
管理場所
病害虫
剪定・切り戻し・花ガラ摘み
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
アンゲロニア
科名
オオバコ科
属名
アンゲロニア属
学名
Angelonia
別名
エンジェルラベンダー
耐寒
5度〜10度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
アンゲロニアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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アンゲロニアとは?

アンゲロニア:アンゲロニアとは?
アンゲロニアはオオバコ科ゴマノハグサ科にされることもある)の多年草。寒さで枯れるので日本では一年草扱いとなっているが、越冬もできなくもない。日光と肥料があれば初夏から秋にかけてよく開花する。冬に枯れるものと考えれば育てやすい初心者向けガーデニング材。

開花後に種子が取れ、種まきして苗を作れるのですが、発芽してから苗として植えられる大きさになるまでの成長が遅いので、種まきより苗を買い直した方がいいです。

半日陰でも問題なく生育するが花が少なくなるので日当たりで管理する。
大きさ・草丈30cmから1m(流通している苗は30cmくらい)
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育て方のまとめ

●乾燥が苦手で、土は水持ちのよいものを使い、水やりは心持ち多めに。
●開花している時期は必ず肥料を追加します。肥料が切れると花が止まる。
●開花後に切り戻すことで次の花が咲きやすくなる。
●日光を好むが、半日陰や明るい日陰くらいなら問題なく生育する(もちろん日当たりが悪いと花は減る)。
●冬越しさせる場合は室内の日当たりで管理する。
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水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。アンゲロニアは乾燥が苦手で、春から秋の開花時期は真夏でなくても思いの外、水を吸い上げるので水切れしないように様子を見て水やりをしましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。開花時期はよく水を吸い上げるので、水切れしないように注意します。

真夏は高温で水が蒸発しやすく、毎日朝と夕方の二回、しっかりと水やりをしてください。夏は早朝・夕方に水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。

参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)

肥料

元肥

元肥は春に植え付けの時にやる肥料のこと。緩効性化成肥料を植え付けの時にやる。一般的に販売されている培養土には最初から含まれているので、追加しない。庭植えにするときは元肥をやる。この肥料も開花し始めて一ヶ月くらいで消費してしまうため、追肥が必要になる。

追肥

開花時期(6月から10月)は2週間に1回液体肥料をやる。もしくは1ヶ月に1回緩効性固形肥料をやる。開花量が多く肥料が切れると花が止まるので、肥料が切れないようにするのがコツ。

植え付け・植えかえ

植え付け・植え替え時期

苗は5月から7月に植える。アンゲロニアは10度以下で傷むので最低気温が10度以上になってから植えるようにする。霜が降りるようであれば植えない。植え替えは新芽が活動する前で、霜が降りなくなる4月に植え替えるようにします。
●種まきは4月から6月に行う。
●冬越しさせた鉢は一年か二年に一回植え替えをします。鉢底の穴から根が出ているなら根詰まり寸前です。植え替えをしましょう。

用土

少し水持ちの良い土が好ましい。一般的な花と野菜の培養土で植えてもいいが、この培養土にピートモスを1割か2割ほど追加して混ぜて水持ちをよくしてから植えると良い。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4か、赤玉土小粒5芙蓉度3ピートモス2に緩効性肥料を元肥として適量入れて使う。

庭植えにする場合は庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて、緩効性肥料を元肥として入れて用土として使う。

鉢植えの植え替え・植え付け

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。鉢を揺らすとまた隙間ができるので、また用土を入れて隙間をうめていき、隙間ができなくなるまで繰り返す。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
●植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。

庭植えの植え付け

庭植えの場合は、深さ20cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、緩効性肥料を適量足して用土とする。半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

株の増やし方

挿し木

挿し木は春(5月から7月)に行う。秋(9月)も挿し木には適した時期だが、寒さに弱く、植え付けても失敗するので、挿し木は春に行うのが普通。

元気の良い、葉っぱの綺麗な枝を7cmほど取り、切り口側の葉っぱを取り除き、水揚げをする。水揚げは水を貼ったコップにつけること。30分から1時間ほどで葉っぱの先まで水が行き渡り、シャキっとする。赤玉土小粒単用の苗床を作り、そこに切り口を土に埋めておき、日陰で乾燥しないように管理していると発根する。発根までは2週間から一ヶ月くらい。発根材を塗ると成功率が上がる。発根したら鉢か庭に植え替える。

種まき

4月から6月に種まきをします。発芽温度は23度とかなり高温。用土を入れた育苗箱や鉢に種まきをして土を5mmほど被せます。発芽までは1週間。乾燥しないように水をやってください。霧吹きでやるといいです。日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。本葉が4枚以上になったら庭や鉢に植え替える。

栽培可能地域

九州南部・九州北部・中国・四国・関西・中部・関東南部・関東北部・東北南部・東北北部・北海道
参考自分の地域で育てられるのか分からないときに読むページ

一年草として育てるならどこで育てても初心者向け。戸外で越冬させるのは沖縄じゃないと無理だと思う。

管理場所

春から秋の管理場所

半日陰や日陰でも生育し枯れることはないが、日当たりじゃないと開花量が減るので、日当たりで管理するようにする。日本の夏の高温多湿でも負けない。ただし西日葉焼けすることがあるので、葉焼けするようならばヨシズなどで遮光するといい。鉢植えならば西日が当たらない場所に移動させる(西日で傷んで弱っても枯れることはない)。

冬の管理

10度以下になると生育が鈍くなり、5度ごろにはまず枯れる。暖地では戸外での越冬もできるかもしれないが、あんまり聞かない。霜に当たると一発で枯れる。

普通は冬になったら廃棄してビオラパンジーや冬の定番植物に植え替える。冬に植える植物は冬に植えて春に開花する花・植物のページを参考にしてください。

病害虫

灰色カビ病ナメクジカイガラムシハダニアブラムシウドンコ病など
灰色カビ病
湿度が高くなる梅雨前後と、秋の長雨の時期に灰色カビ病が発生します。花にカビがつく。風通しよくすることで予防ができます。

剪定・切り戻し・花ガラ摘み

花が咲いてしぼんだ後に種子ができます。種子を作ると次の花が咲きづらいので、できれば開花後に花ガラを摘む。花ガラを摘むことで次の花が咲きやすくなる。葉っぱの根本から次の脇芽が出るので、その脇芽が出るところの少し上まで切り戻すといいです。
●一本一本の脇芽が出るところの少し上…というのは面倒なので、開花が一段落したら、全体を三分の一ほどザックリと刈り込んでしまってもいいです。
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