スクテラリアの育て方…ジャワニカの品種ブルーファイヤーが人気

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スクテラリアの基礎データ

スクテラリア
科名
シソ科
属名
タツナミソウ属
学名
Scutellaria javanica
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
スクテラリアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

スクテラリアとは?

スクテラリア:スクテラリアとは?
スクテラリアはアジア・中米に自生するシソ科タツナミソウ属の半耐寒性の多年草もしくは小低木。スクテラリアは日本で自生する「タツナミソウ」の仲間で、環境が合えば基本的に頑健。夏越し・冬越しは可能。花姿も日本人に向いたものだと思います。

すぐ上の画像はスクテラリア・ジャワニカのブルーファイヤーです。日陰に強く、夏の暑さに強いので、栽培が容易な品種です。
草丈20cm〜50cm
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植え付け・植えかえ

時期

春(4月前後)に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合は、根がよくはるので春に毎年、植え替えをします。

用土

用土は一般的な培養土か、自作する場合は赤玉土腐葉土3に化成肥料を規定量を混ぜたものを使います。庭植えの場合は、庭土に腐葉土や堆肥を足して、化成肥料を入れて用土とします。

鉢植え

7号〜8号の鉢に苗1つを目安に植え付けます。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合、根をはる速度が速いので毎年、古い土を三分の一ほど落としてから、ひと回り大きな鉢に、新しい用土で植え付けをします。

庭植え

庭植えにする場合は、深さ30センチの穴を掘り、掘り返した土に3割ほどの腐葉土か堆肥を追加して、化成肥料を規定量入れ、よく混ぜて用土とします。穴に半分の用土を埋め戻しスクテラリアの苗を植え、隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやります。

複数植える場合は、株間を20cm〜30cmほど空けます。

管理場所・日当たり

スクテラリアは日当たりを好み、日光が足りないと開花が鈍くなるので日当たりで管理したいのですが、真夏の直射日光に負けて葉焼けしたり、高温に弱くて生育が止まります。何かの木の根元のなどで半日陰になる場所に植えたり、年間を通して、半日陰で管理するようにします。

鉢植えで移動できるのであれば、春と秋は戸外の日当たり、夏は半日陰、冬は室内か霜の当たらない軒下に移動させます。

越冬

スクテラリアジャワニカはスクテラリアの中では寒さに強く(強いといっても霜に当たったら駄目だけど)、暖地であれば戸外で越冬。霜が降りる地域でも霜に当たらないように軒下管理や、霜除けをすれば戸外での越冬が可能。

ジャワニカ以外の品種は室内の日当たりで管理します。もしも寒さで地上部が枯れても根が生きていれば、春になると芽が出てくることがあるので、諦めずに水やり管理を継続しましょう。

水やり

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土が乾いてきたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやるようにします。受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。

土が濡れているのに水をやったり、「何日に一回!」と決めて水やりをしないでください。土の乾燥具合を確認してから水をやるようにしてください。

冬の水やり

冬は水やりを控えてください。冬に水やりを控えることで寒さに多少強くなります。土の表面が乾いてから数日経ってやるくらいです。冬は管理場所によっては表面がカラカラでも土中に残っていることがあるので、土壌水分計で測って、水がなくなったら水やりをするようにするといいです。
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庭植えにした場合は、冬も自然に降る雨だけでいいです。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけで十分ですが、乾燥時期は水をやるようにしてください。

肥料

春から秋の生育時期に液体肥料を二週に一回やると良いです。8月に高温で生育が鈍いなと思ったら肥料はやらないようにします。
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花ガラを摘む

花がしぼんだものを花ガラと言います。花ガラをそのままにしていると株が弱り、開花が鈍くなります。花ガラをこまめに摘むことで次の花が咲きやすくなります。

切り戻し

花が散った花茎を根元から切ると、次の花茎が伸びてきます。

病気・害虫

アブラムシが発生します。
前もってオルトランを散布しておくと予防できます。性質や対応については以下のページを参考にしてください。

スクテラリアの仲間・種類

以下にはスクテラリアの仲間・品種について書いていますが、箒をひっくり返したような「スクテラリア・コスタリカーナ」は多少育て方が違うので別途ページを設けていますので、コスタリカーナに関してはそちらを参照してください。コスタリカーナは寒さにも暑さにも弱いですが、それ以外の品種はそんなことはないです。

ジャワニカ

スクテラリア・ジャワニカ(Scutellaria javanica)は半耐寒性多年草。品種改良により、品種がいくつかあります。ブルーファイヤーという品種があります。

バイカレンシス(コガネバナ)

スクテラリア・バイカレンシス(Scutellaria baicalensis)…中国・朝鮮・シベリア原産の種で、和名は黄金花(コガネバナ)。
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インディカ(タツナミソウ)

スクテラリア・インディカ(Scutellaria indica=タツナミソウ)は日本に自生する植物なので、栽培は容易です。草丈が低いのでグランドカバーにもよく利用されています。

スフルテスケンス

スクテラリア・スフルテスケンス(Scutellaria suffrutescens)…メキシコ北東部原産。寒さに強く、マイナス5度前後まで耐える。ピンク色の花が咲くチェリースカルキャップがあります。
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ベンテナティ

スクテラリア・ベンテナティ(Scutellaria ventenatii)はブラジル・コロンビアなどの中央アメリカ原産の低木。寒さに弱いため一年草として扱われることが多い。樹高は50cm〜60cm。

コスタリカーナ

スクテラリア・コスタリカーナ(Scutellaria costaricana)は、スクテラリアの中でも夏の暑さにも、冬の寒さにも弱いです。ただ、独特の花の咲き姿は魅力的で、別名は女王の木
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