コムラサキ(小紫・小式部)

科名 | クマツヅラ科 |
属名 | ムラサキシキブ属 |
学名 | Callicarpa dichotoma |
別名 | 小紫・小式部 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
スポンサーリンク
コムラサキの育て方

コムラサキはクマツヅラ科の落葉低木。ムラサキシキブの園芸品種ではなく、同属の別種。俗にいう「ムラサキシキブ」はコムラサキを指していることが多い(本来は別の植物ですけどね)。混同して流通している。よって紫式部の育て方を参考にしても内容は同じになります。
開花は6月から8月で薄紫の花が咲く。それが実になるのが9月から12月。緑の実が紫に変化します。ムラサキシキブ(紫式部)より実つきがいいので家庭で育っているのはほぼコムラサキ(小紫)と考えていい。
大きさ・草丈・樹高
2m。庭植えの場合は1mから1.5mに収まる。
スポンサーリンク
水やりと肥料

コムラサキは少しジメジメした環境を好み、乾燥が苦手です。日当たりによっては自然な雨だけでは不足します。水切れすると葉っぱがチリチリになります。庭植えにしていても水やりが必要です。
肥料
冬に寒肥をやります。緩効性固形肥料をやってください。肥料が多いと花が少なくなるので、控えめがコツです。
植え付け・植えかえ・種蒔き

植え付けは落葉時期に行います。落葉時期は根も休んでいて、根をいじってもいい時期です。ただし、真冬の1月2月は避けます。鉢植えの場合は植え替えの時に株分けもできます。
●落葉時期であれば移植もできる。
用土
一般的な花と野菜の培養土か、赤玉土6腐葉土4を混ぜたもので植え付けをします。鉢植えにすることも出来ますが、水切れしやすいので庭植えが一般的です。
植え付け方法
庭土を掘り返して、その土に腐葉土を3割から4割混ぜて、半分戻して、そこに株を入れて、隙間に用土を詰めて行きます。最後に水をやって完成です。
挿し木
挿し木で簡単に増えます。3月か6月に若い枝を三節程度切って、土に挿していると発根します。一番下の節を土に埋まるように刺してください。節から根が出ますので。ただ、挿し木で株を増やす目的が大してない。
種子から増やす
秋に種子を採取して、果肉を取り除いて、そこらへんに蒔いていると発芽します。土を薄くかぶせているといいです。発芽は春です。種子は乾燥すると発芽しなくなるので発芽するまで乾燥しないような場所に蒔くといいです。
管理場所・日当たり

日光を好むのですが、乾燥に弱い植物で、夏に直射日光にガンガン当たったり、株元に西日が指すなどすると水切れを起こします。少し日陰になっているような…半日陰の場所が好ましいです。半日陰というのは、午前中だけ日光が当たる場所か、木漏れ日が指す場所です。
ただし、日陰が過ぎると花が減り、実が少なくなるので注意してください。
水切れ対策にマルチング
どうにも水切れする場合は、株元にマルチングをします。株元に腐葉土やワラを敷いて、水の蒸発を防ぎ、水切れしにくくします。株元に厚さ10センチの腐葉土・ワラを敷きます。
●イラストがコムラサキの樹形と全然違いますがとりあえず参考に。
寒さに強い
北海道でも育つ。ただし、雪の重みで枝が折れるので雪対策は必須。
その他
剪定剪定に強く、剪定してもどんどん次が出てきます。
ただし、注意点があります。コムラサキは春以降に芽吹いた枝に花芽をつけるので、春以降に剪定すると6月から8月の花が減ります。そこで剪定は落葉時期までに行うようにします。剪定のコツは
●剪定の目的は樹形を整えること。ただし自然に伸びた樹形で十分綺麗。
●細い枝は枯れやすい。枯れているなら根元から落とす。
●短い枝をそのまま残し、長い枝は切り詰める。
●長い枝には花芽がつきづらいため、切ってしまってよい。
●細い枝は枯れやすい。枯れているなら根元から落とす。
●短い枝をそのまま残し、長い枝は切り詰める。
●長い枝には花芽がつきづらいため、切ってしまってよい。
です。
紫式部と小紫の違い
●紫式部は「枝垂れない」。小紫は「枝垂れる」。
●紫式部は「葉っぱが出るとこと花が出るところが近い」。小紫は「葉っぱが出るとこと花が出るとこがちょっとズレてる」。
●紫式部は「葉っぱの縁の全体がギザギザ」。小紫は「葉っぱの縁の上半分がギザギザ」。
●紫式部は「枝垂れない」。小紫は「枝垂れる」。
●紫式部は「葉っぱが出るとこと花が出るところが近い」。小紫は「葉っぱが出るとこと花が出るとこがちょっとズレてる」。
●紫式部は「葉っぱの縁の全体がギザギザ」。小紫は「葉っぱの縁の上半分がギザギザ」。
特徴・由来・伝承

スポンサードリンク