ヒムロ杉の育て方
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サワラ…
最終更新画像投稿ヒムロ杉の基礎データ
- 科名
- ヒノキ科
- 属名
- ヒノキ属
- 学名
- Chamaecyparis pisifera 'Squarrosa'
- 別名
- スカローサ・檜榁杉・姫榁杉
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
ヒムロ杉の特徴は?
ヒムロ杉(ヒムロスギ)はヒノキ科ヒノキ属の耐寒性常緑樹・針葉樹。名前に杉とあるが杉ではなくサワラの園芸品種。葉の表は青緑、裏が灰色で全体は灰色がかって見えます。若干寒さに弱く、霜に当たると葉っぱが赤茶色になる。葉の形状は針になっているが、柔らかくて触ってもチクチクしない。その上、リースにしても長い間い緑の葉っぱのままなので、需要は高い。切り花として結構流通している。
昔の民家では植えられていたのですが、現在は庭に植えない。植えるんならば同じサワラでカラーリーフとしても優秀なゴールデンモップ・フィリフェラオーレア・ボールバードなどを植える方が普通。
樹高5mから10m
花言葉あなたのために生きる
特徴・由来・伝承
ヒムロスギはサワラの品種の一つ。薩摩杉とも呼ばれることがある(屋久杉のことを薩摩杉と呼ぶこともあるのでややこしい)。スギではない。ヒノキに近いが、ヒノキとサワラは一応別物。ただし、ヒノキとサワラで交雑するので違うといっても、かなり近い。水やり
庭植えの場合は一旦根づけば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。乾燥すると生育が鈍くなり、あまりに乾燥すると葉っぱの先から枯れ込んできます。極端な乾燥は避けたいので様子を見て、水やりの頻度を調節しましょう。肥料
冬の2月に寒肥として緩効性肥料を。9月にも同様に緩効性肥料を。意外と肥料を好み、肥沃な土を好む。植え付け・植えかえ
時期
3月〜6月が適しているが、真冬と真夏を避ければいつでもいい。用土
水もちがよく、また、水はけの良い肥沃な土で植え付けます。庭土に腐葉土か堆肥を追加してよく混ぜ用土として植えましょう。水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒などを入れて水はけを良くしてから植え付けます。庭植え
庭に根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴…大体は直径50cm〜60cm深さ50cm〜60cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土を3割入れて、化成肥料を説明書きの規定量入れてよく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて土を馴染ませるとよいです。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。根付くまでは庭植えでも水をやってください。管理場所・日当たり
多少の日当たりが悪い場所でも育つが、日当たりが適しています。
東北南部以南で庭植え可能。おそらく耐寒温度はマイナス10度ほどだと思われます。霜に当たると葉っぱが茶色になります。剪定
ヒムロスギは葉っぱが密になるので生垣に使われてきたが、内部が蒸れて枯れ込んで、この掃除が大変なので、最近は他の樹木を植えるのが一般的になっています。自然樹形の剪定
大きく育てる場合は、簡単な剪定を2月〜3月に行います。放置しているだけで綺麗な円錐形にまとまっていきます。生垣にする場合の剪定
生垣にする場合…2月〜3月に新芽が動く前、枯れた枝・変な方向にのびた枝・邪魔な枝を落とし、蒸れないように枝を間引きます。枝を落とすとき、不要な枝は枝代われしたところから切って落とします。途中まで切り戻す場合は、葉っぱが少し残るように切ってください。葉っぱがなくなると、その枝から新芽が出ることはないです。
蒸れると下枝が枯れ込んで、下がスカスカになり目隠しにならず、生垣にならなくなります。
3月以降に新芽が出てからは、形状を整える程度の軽い剪定をします。大きさを抑える芯止め
放置していると5m〜10mと手に余るほどに、大きくなるので、芯を切って小さくまとめる芯止めという作業(芯止め)をして大きさを抑えなくてはいけません。手に余るようなら業者に依頼して伐採するといいです。
ヒムロスギの中にも小さくまとまるタマヒムロやヒメヒムロなどがあるので、これを候補にしてみてはどうでしょうか?
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