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サワラの育て方

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サワラ
目次
サワラの特徴は?
品種
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病害虫
剪定・切り戻し
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学名などの基礎データ
サワラの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
サワラ
科名
ヒノキ科
属名
ヒノキ属
学名
Chamaecyparis pisifera
別名
花柏・椹
耐寒
マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
チャレンジャー
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サワラの特徴は?

サワラはヒノキ科ヒノキ属の常緑高木の針葉樹コニファー)。「爽やか」の古語である「さわらか」が語源とされています。魚じゃないです。ヒノキとは同属で交配して雑種ができる。別属のローソンヒノキとも交配するらしい。ヒノキより葉っぱが小さいと言われるが、大して違わない。枝が細い。山の中の…高山の渓流や沢の近くの湿度の高い場所で生育する(ただし、庭植えする場合は気にしないでいい)。幼木では根が浅く横風に弱い。岩手県の早池峰山が北限。

サワラ自身は剪定をしても大きくなりやすく、庭植えには適さないが、園芸品種が多くあり、これらは小さくまとまり、庭植えに適しています。
樹高30m
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品種

ヒヨクヒバ(=フィリフェラ)

ヒヨクヒバ(=フィリフェラ)はサワラの園芸品種で、イトヒバとも呼ばれる。フィリフェラも系という意味で、これは葉先が垂れ下がる糸のようであるため。黄金葉のフィリフェラオーレアがあり、そちらが人気。
ヒヨクヒバ
ヒヨクヒバ
ヒノキ科ヒノキ属Chamaecyparis pisifera var. filifera

フィリフェラオーレア

サワラの園芸品種のヒヨクヒバ(=フィリフェラ)の黄金葉の品種。日当たりが良いところだと黄金葉になりやすく、冬になると黄金がオレンジ色になるので、人気があり、庭木によく植えられている。
フィリフェラオーレア
フィリフェラオーレア
ヒノキ科ヒノキ属Chamaecyparis pisifera 'Felifera Aurea'

ニッコウヒバ

ニッコウヒバ(シノブヒバ)はヒムロスギとサワラの中間とも言われています。樹高が最大で15mになりますが、剪定で抑えられます。ニッコウヒバにも黄金葉種があります。

ボールバード

ボールバードは「並木道」という意味のサワラの園芸品種。芯止めをすることで低く、コンモリとした樹形に収まりやすいので、人気があります。黄金葉にはなりません。
ボールバードの育て方
ボールバードの育て方
ヒノキ科ヒノキ属Chamaecyparis pisifera 'Boulevard'

ゴールデンモップ

ゴールデンモップはフィリフェラオーレアの変種で、樹高が2mとかなり低く抑えられ、糸のように垂れ上がる黄金葉。ただし、成長が遅いので、植える時はできるなら大きめの株を植えるようにします。
フィリフェラオーレア・ゴールデンモップ
フィリフェラオーレア・ゴールデンモップ
ヒノキ科ヒノキ属Chamaecyparis pisifera 'Golden Mop'

ヒムロ杉

ヒムロスギ(サツマスギ)はサワラの変種で、昔の家にはよく植えられていたコニファーらしいコニファー。霜に当たると葉っぱが茶色になって、その姿が枯れているようにしか見えないから、最近は植えられていない。
ヒムロ杉
ヒムロ杉
ヒノキ科ヒノキ属Chamaecyparis pisifera 'Squarrosa'

水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。夏の乾燥に若干弱く、日照りには注意する。

肥料

2月と9月か10月あたりに緩効性化成肥料を株元にまくか、根に当たらないように穴をを掘って油粕を埋めます。肥料が不足すると生育が鈍くなり、葉色が悪くなって、葉っぱが少なくなりますので、毎年追肥をするといいです。
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植え付け・植えかえ

時期

3月から6月あたりに植え付けする。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。または庭土に腐葉土か堆肥を3割か4割足してよく混ぜて使う。

庭植え

庭に植える際には、根鉢の2倍から3倍の深さと幅の穴が必要です。掘り出した土には、腐葉土や堆肥を3割から4割程度混ぜて、栄養豊富な用土を作ります。さらに、化成肥料を加えることで、植物の生育を促進することができます。化成肥料は栄養素をバランスよく補給し、植物が健康に成長するのを助けますので、必ず使用するようにしましょう。

穴には、掘り出した土の半分を戻し、その上に株を慎重に植え付けます。株を植える際には、根が伸びやすいように適切な位置に調整し、根が折れないように注意してください。また、苗が地面と同じ高さになるように調節してください。株を植えた後は、根元の周囲に土を詰めて隙間を埋め、軽く押さえます。土を押さえることで、土と根が密着し、根が調和しやすくなります。

最後に、水を与えます。水やりは植物が根付くために欠かせない作業であり、特に植え付け直後は根が水分を吸収しやすい状態にあるため、水やりが重要です。十分な水を与えた後は、植え付け作業が完了します。

管理場所・日当たり

日当たりを好むが、半日陰でも生育する。夏の直射日光に葉焼けすることもあるし、乾燥で弱るが、それで枯れるほどのダメージは受けないので、気にしないで日当たりで育ててもいい。

病害虫

ハダニアブラムシカイガラムシスギドクガが発生する。

剪定・切り戻し

2月頃…新芽が動き始める前に邪魔な太い枝を落とす。3月以降6月までの間に樹形を整えるような剪定を一回する。萌芽するので多少刈り込んでも元に戻るが、枝に「葉っぱが一つもない」ように剪定すると、新しい葉っぱがその枝に生えなくなり、新しい脇芽(脇枝)が出づらいので必ず葉っぱを残すように剪定する。
芯止して小さくまとめても、大きくなる。
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