ローソンヒノキの基礎データ
科名 | ヒノキ科 |
属名 | ヒノキ属 |
学名 | Chamaecyparis lawsoniana |
別名 | グラントヒノキ・米檜・米桧 |
耐寒 | マイナス15度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ローソンヒノキの特徴は?
ローソンヒノキは北アメリカに自生するヒノキ科の常緑高木の針葉樹(コニファー)。日本ではローソンヒノキそのものが流通するのではなく、園芸品種が出回っている。ローソンヒノキの自生地は年間の最高気温が15度、最低気温がマイナス2度程度のかなり「夏は冷涼」な地域で、日本の夏の高温多湿が非常に苦手。
自生地では樹高60mになるが、日本ではそんなになる前に枯れる。しかも突然枯れる(園芸品種でも同様)。寒さに対する耐性はあるが個体差があって一定しない。日当たりなら一年で20cmほど生育する。
日本では木材としてヒノキの需要が高いが、需要に対して供給が追いつかず、価格が高いので、同じように香りがあるローソンヒノキが木材としてよく流通している。
樹高30mから60m
自生地では樹高60mになるが、日本ではそんなになる前に枯れる。しかも突然枯れる(園芸品種でも同様)。寒さに対する耐性はあるが個体差があって一定しない。日当たりなら一年で20cmほど生育する。
日本では木材としてヒノキの需要が高いが、需要に対して供給が追いつかず、価格が高いので、同じように香りがあるローソンヒノキが木材としてよく流通している。
樹高30mから60m
品種
シルバースター(エルウッディ)
シルバースター(エルウッディ)は青緑に白銀を帯びた葉が特徴的な、ローソンヒノキの園芸品種。品種名がエルウッディで、流通するときの名前はシルバースターが多い。成長は遅めで管理はしやすい。寒さに強く暑さに弱く、夏に蒸れて枯れやすい。
★★エルウッディ
★★エルウッディ
サマースノー
サマースノーは少ししだれる、クリーム色の葉っぱのローソンヒノキの園芸品種。樹高が低い。夏の暑さに弱くて、枯れることが多い。
エルウッズゴールド
エルウッズエンパイア
エルウッズエンパイアは成長が遅く、樹高がかなり低くまでしか成長しないローソンヒノキの園芸品種。葉色は鮮やかなライムグリーン。
コルムナリス
庭植えの水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。ただし、夏は水切れを起きやすい。
ローソンヒノキは夏の高温が苦手。そこで地温を抑えるために株元に腐葉土でマルチングをするといい。
ローソンヒノキは夏の高温が苦手。そこで地温を抑えるために株元に腐葉土でマルチングをするといい。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合、土が乾いたら水やりを行います。水やりの際には、鉢底から水がタップリとしみ出す程度に行います。しっかりと水やりをすることで土中の植物や微生物の排泄物を洗い流す意味もあります。水を与えた後は、次に土が乾くまで水やりを控えます。メリハリを持った水やりを心がけましょう。受け皿にたまった水は捨ててください。
参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)
参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)
夏の水やり
夏季には、水やりは早朝(午前9時前)または夕方(午後4時以降)に行います。昼間に水をやると、日光によって水が熱を帯び、根を傷つける可能性があります。そのような強い日差しの下では、明るい日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。夏の水不足は、その時には症状が現れず、秋以降に発生することもあります。
冬の水やり
冬季は成長が鈍り、気温が低いため水の蒸発も少なくなります。そのため、水やりは控えめに行います。土が乾いてから数日後に水をやりますが、水量はこれまで通り、鉢底から水が流れるくらいの量で行います。変更するのは水やりの頻度です。
水やりは朝に行いましょう。昼以降に水をやると、夜間に水が凍って根を傷つける可能性があります。根が枯れることはありませんが、ダメージを受ける可能性があるため、できれば避けましょう。
水やりは朝に行いましょう。昼以降に水をやると、夜間に水が凍って根を傷つける可能性があります。根が枯れることはありませんが、ダメージを受ける可能性があるため、できれば避けましょう。
肥料
2月に寒肥として緩効性化成肥料か油粕をやる。これは3月4月以降の新芽のための肥料で肥料が少ないと生育が悪く葉色が悪くなる。株の周囲に根に当たらないように、深さ20cmの穴を数箇所ほど掘って、化成肥料か油粕を埋めます。
6月か7月にも同様に肥料をやるといいですが、寒肥が主で6月〜7月は補助的に施肥しましょう。
6月か7月にも同様に肥料をやるといいですが、寒肥が主で6月〜7月は補助的に施肥しましょう。
植え付け・植えかえ
時期
活動が始まる直前か生育時期になる春(3月〜4月)か活動が終わりかける秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをします。鉢植えは2年か3年に一回植え替えをします。
用土
庭植え
庭植え(地植え)の場合は、苗の根鉢の二倍から三倍の深さと大きさの穴を掘ります。掘り出した土には腐葉土か堆肥を3割か4割程度混ぜ、さらに規定量の化成肥料を加えて用土とします。穴に半分ほど土を戻し、株を植えます。株を入れたら、隙間に土を詰めて最後に水やりを行います。これで植え付けは完成です。
もし苗がグラグラしている場合は、支柱を立てて固定します。根が揺れることで根づきが悪くなるため、グラグラしている場合はしっかり固定してください。
もし苗がグラグラしている場合は、支柱を立てて固定します。根が揺れることで根づきが悪くなるため、グラグラしている場合はしっかり固定してください。
鉢植え
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意し、土を落とさないで植え替えをします。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めるといいです。同じ大きさに植え替える場合は、土を少し落として植え替えをします。あまり土を落とすと回復まで時間がかかるので、少なめにしておくといいです。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
管理場所・日当たり
生育が遅い部類で日当たりが悪いと一年で10cmも生育しない。日当たりでも一年で20cm〜30cmほど。ただ、日本の夏の高温多湿が非常に苦手て、高温で枯れることもあるので夏は日当たりを避ける。
鉢植えならば、冬と春と秋は日当たりで管理し、夏は半日陰か日陰に移動させる。庭植えだと移動できないので、最初から半日陰(=建物の東側など1日で半分しか日光が当たらない場所)に植えるようにする。
鉢植えならば、冬と春と秋は日当たりで管理し、夏は半日陰か日陰に移動させる。庭植えだと移動できないので、最初から半日陰(=建物の東側など1日で半分しか日光が当たらない場所)に植えるようにする。
冬越し
ローソンヒノキは、耐寒温度がマイナス15度程度あります。北海道の南部地域なら、屋外での越冬が可能です。ただし、若い苗木は寒さに比較的弱いため、植える際には一定の大きさのものを選んだり、鉢植えで大きく育ててから植えることをおすすめします。
病害虫
剪定・切り戻し
樹形が乱れたら新芽が芽吹く前の冬(2月〜3月)に剪定する。軽く枝をさばいて葉をむしる程度なら、冬以外でもしても大丈夫です。梅雨・夏前に枝をさばいて風通しをよくしておくと蒸れ予防になります。
生育が鈍いので樹形が乱れないなら剪定はしなくてもいい。強い剪定をすると取り返すのに時間がかかるので剪定は数年に一回程度です。
枯れた枝、変な方向に伸びた枝や、徒長枝を落として形を整えます。切り戻すときは、枝に葉っぱが残るように切る。葉っぱが全くない状態でに切り戻すと、その枝から新しい枝葉が生えてこず、その枝は枯れることが多い。そのくらいに短く切り戻すなら、枝分かれのところまで戻って切るといいです。
ノコギリで切らないといけないような太い枝を切った時は切り口に癒合剤を塗りましょう。
参考:枝の種類(剪定の基礎知識)
生育が鈍いので樹形が乱れないなら剪定はしなくてもいい。強い剪定をすると取り返すのに時間がかかるので剪定は数年に一回程度です。
枯れた枝、変な方向に伸びた枝や、徒長枝を落として形を整えます。切り戻すときは、枝に葉っぱが残るように切る。葉っぱが全くない状態でに切り戻すと、その枝から新しい枝葉が生えてこず、その枝は枯れることが多い。そのくらいに短く切り戻すなら、枝分かれのところまで戻って切るといいです。
ノコギリで切らないといけないような太い枝を切った時は切り口に癒合剤を塗りましょう。
参考:枝の種類(剪定の基礎知識)
高さを抑える芯止め
大きくならないように、十分な大きさになったら芯止をして大きくならないようにする。芯止めとは一番高い芯を切って、下の側枝を次の芯にすることで、定期的に繰り返して高さを抑えるテクニックです。詳細は芯止めを参考にしてください。
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