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カナダトウヒ・コニカの育て方
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カナダトウヒ
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2023-12-05
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カナダトウヒ・コニカの基礎データ
科名
マツ科
属名
トウヒ属
学名
Picea glauca Conica
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
コニカとは?
コニカは
マツ科
トウヒ属の
カナダトウヒ
の
矮性
の
園芸品種
で常緑
低木
の
針葉樹
(
コニファー
)。カナダトウヒは北米北部の針葉樹でアラスカ・カナダ・アメリカ北部で自生する。コニカは寒い地域の植物で絵に描いたようなクリスマスツリーです。
葉っぱが短く密に生え、一年で10cmほどしか生育しない(頑張って20cm)…かなり生育が遅く、小さくまとまり(3m前後)、綺麗な円錐形の樹形でメンテナンスがほぼ不要…と非常に庭植えに適している。世界的によく流通しているコニファー。
鉢植えの栽培も可能。寒さに強いが暑さと蒸れに弱く、基本的には寒冷地の庭木。
樹高
3m、横幅1.5m
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最初に簡単にまとめ
●コニカはマツ科カナダトウヒの園芸品種で樹高が低く、生育が遅い。
●
水やり
は普通。庭植えにした場合でも植え付けて二年は水やりを。
●2月に
肥料
をやる。
●
暖地
でも育てられるが、寒い地域の植物で暖地では枯れやすい。
●日当たりでも
半日陰
でも。
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。植え付けて二年以内は根が土に広がっていないので、水を吸い上げる力が鈍く、水切れが起きやすい。植え付けて二年は庭植えでも水やりをする。
●根が張り切っていない二年はさらに生育が遅い。
鉢植えの水やり
鉢に植えた場合、通常の水やりです。土が乾いたら水を与えましょう。水やりの際には、鉢の底から水がしっかりと滲み出るくらいに行います。受け皿にたまった水は捨ててください。
肥料
2月に寒肥として緩効性化成肥料か
油粕
をやる。肥料が少ないと葉色が悪くなるので肥料はあった方がいいが、土が肥沃であれば追加する必要はない。葉っぱや生育の様子を見て、肥料の有無・量を調節してください。
●コニファー類は意外と肥料ぐい。肥料が切れると調子が悪い。かといって、肥料不足で枯れるところまではなかなかいかない。
●周囲に何箇所か深さ20cmの穴を掘って肥料を埋める。穴は根に当たらないようにする。
植え付け
植え付け時期
新芽が動く前の冬の活動が鈍い時期に行う。2月3月に植え付け・植え替えを行う。
用土
一般的な花と野菜の
培養土
で植えるか自作する場合は
赤玉土
小粒6
腐葉土
4を混ぜたものを使う。庭植えする場合は庭土に3割か4割ほど腐葉土かた
堆肥
を追加して混ぜて
用土
とする。
鉢植えの手順
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。植え替えの時は根についたついは落とさず、根を切らないようにする。根を切ると生育不良を起こす。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから
軽石
を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
庭植えの手順
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴…例えば直径40cm深さ50cmの穴を掘って、底に緩効性化成肥料か油粕を入れ、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
●庭植えも鉢植えも植え付け時に緩効性肥料を混ぜる。一般的な培養土には最初から肥料が入っているので不要。
●グラグラするようなら支柱を立ててくくりつける。
●寒冷地以外では
高植え
して、
水はけ
をよくすると良い。
栽培地域
耐寒温度はマイナス15度。
北海道南部より南で生育可能。暖地(=霜が降りない地域)は夏に高温多湿で蒸れて枯れやすい。株単価が結構高いので枯れると凹む。暖地では植えない方がいい。どちらかというと寒冷地の植物。
●暖かい地域で育てると円錐形の裾が広がり、寒冷地だと円錐形が細い傾向がある。
●
中間地
では育てられる。
管理場所
日当たりを好むが、半日陰でも十分生育します。
西日
が当たる場所では高温に弱るので避ける。特に暖地では西陽を避けましょう。
病害虫
ハダニ
・
アブラムシ
・
カイガラムシ
・
スギドクガ
・
シンクイムシ
など。
密生するため、内部に虫が発生しやすい。
剪定・切り戻し
枝割れてして密生するが、株が生育する速度(上へと伸びる速さ)は年間で10cm程度と非常に遅い上に、樹形が乱れにくい品種なため、
剪定
はほぼ不要。
樹形が乱れたら、枯れた枝・変な方向に伸びた枝などを落として、樹形を整える。
参考リンク
枝の種類(剪定の基礎知識)
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